皆さんはコーヒー、お好きですか?
私は毎日コーヒーを淹れることから1日がスタートします。寝ぼけながらお湯を沸かし、お気に入りのコーヒー豆を挽き、ハンドドリップで淹れる。コーヒーの香りで徐々に目覚めていく瞬間がなぜか日々の楽しさでもあります。
コーヒー好きの私が伺ったのが、地下鉄「本山」駅から徒歩約5分の場所に位置する「coffee beans&tools note(コーヒー ビーンズアンドトールズ ノート)」。コーヒー豆の販売とともに、全国的にも珍しいコーヒー器具の販売も行っているとのことで情報をキャッチ!
今回はこちらのお店の魅力や、コーヒー初心者でも楽しめるコーヒー器具をご紹介します。
目次
場所は、愛知学院大学楠元キャンパスの目の前。静かな住宅街にひっそりと佇む「coffee beans&tools note」。2020年1月11日にオープンしたばかりのお店です。
小さな店内には、たくさんのコーヒー器具が勢ぞろい!見たことのある定番の器具から、珍しい器具などが並んでいます。
お店に入った瞬間「こんなに器具があるなんて夢のよう!」と感動してしまいました。
こちらのお店を営むのは、カフェ開業やコーヒーセミナーを行ったり、覚王山駅近くにあるカフェ「note coffee house」を展開している、名古屋のコーヒー専門企業「note合同会社」です。
専門的なコーヒー器具を触れる空間をつくりたい
「coffee beans&tools note」のオーナーでありnote合同会社代表 舟戸さんと、スタッフの柳曽さんにお話を伺いました。
– いろんなコーヒー器具があるのでびっくりしました!
舟戸さん:「コーヒーの淹れ方や飲み比べなどをレクチャーしているときに、お客様からコーヒー器具ってどこで買えばいいですか?自分に合うコーヒー器具ってあるんですか?とたくさん質問をいただくんです。そこで、“専門的なコーヒー器具を触れる空間をつくりたい”と、この場所をオープンしました。」
– コーヒーセミナーやカフェなどを展開しているからこそ、経験や知識豊富なプロの目から見た器具を提案してくれるのはうれしいですね。
舟戸さん:「このお店のコーヒー器具は、実際に、バリスタの大会で使用している器具などもそろえています。お店のオーナーさんやバリスタの方も来てくださるので、豊富な品揃えが特徴です。
コーヒー器具がここまで揃っているのは、全国で探しても珍しいと思います。カップはもちろんですが、エスプレッソ系の器具や変わったドリッパーなども提案しています。ハンドドリップのチャンピオンが使用している器具もありますよ。」
– コーヒー好きが器具を選びに来るのはもちろんですが、これから自宅でコーヒーを楽しみたいと思っている方にもおすすめですね。
舟戸さん:「これからコーヒーをはじめる方は、器具選びが難しいと思っている方も多いと思います。当店では、プロ仕様のものはもちろんですが、初心者でも簡単に使用できる器具も揃えています。
いろんな器具がありすぎてどうしたらいいのか分からない人や、まずは気軽にはじめられるものを選びたいという人にはおすすめです。選び方によっては、あれもこれも買う必要がなくなりますので、お財布にもやさしいですね(笑)。」
-私も器具選びにすごく迷っていたので、ここに来ればすぐに解決できますね!ちなみに……、器具によってコーヒーの味わいは変化しますよね?
舟戸さん:「変化しますよ!kalita(カリタ)や、melitta(メリタ)などさまざまなコーヒーメーカーがあります。ドリップの穴の数や形などが違うので、ドリッパーを変えるだけで全く違う味わいに変わります。日によって道具を変えるだけで、そのときの好みに合う味わいをカスタマイズできるのがハンドドリップの良さだと思います。カップを変えるだけでも口当たりが変わりますよ。」
– 舟戸さんは、もともとコーヒーが好きで会社を立ち上げたのですか?
舟戸さん:「実は、学生時代までコーヒーが飲めなくて。大学院生のときに、本山にあるカフェで当時働いていた、現noteチーフ講師の1人でもあるスタッフの浜地のコーヒーをはじめて飲んだ時に「このコーヒーおいしい!」と感動したのがきっかけですね。もっといろんな人においしいコーヒーを届けたいと思い、浜地と一緒にコーヒー専門の会社を立ち上げました。
そしてスタートしたのが、seminar box noteここは、コーヒー教室やセミナー、出張バリスタなどを提案する空間です。初心者からプロまで通えるコーヒー教室をつくりました。その後、覚王山でnote coffee houseのカフェをオープンし、いろんな方にコーヒーの魅力をお届けしています。」
– 名古屋のコーヒー文化を牽引しているnoteさんですが、名古屋のコーヒーに対する価値観っていかがですか?喫茶文化なのでみなさんコーヒー好きが多いですか?
舟戸さん:「実は……意外と名古屋の人はコーヒーを飲まない人が多いと聞いています。コーヒーの1人あたりの消費量は、国内から見ても下から数えた方が早いんです。名古屋は喫茶文化はあるのですが、これがイコールしてコーヒー文化ではないのです。意外ですよね。
だからこそ、名古屋エリアはこれからコーヒーを楽しむ文化ができてくるのかなと思っています。名古屋のコーヒー文化を豊かにしたいというのも、コーヒー器具専門店を立ち上げた理由の一つでもあります。
– 今後の展望について教えてください。
舟戸さん:「飲食店関係の方に向けて、名刺をいただければ豆や器具を卸価格にて販売できるメニューをスタートしました。カフェを開業する方にもぜひ利用していただきたいサービスです。このお店を通して、プロ・一般・業者の方と、コーヒーを通じてつながりを増やし、新しいコーヒーの情報を皆さんにたくさん提供できたらと思っています。」