【長崎】地獄パワーに癒される?「界 雲仙」で温泉三昧(雲仙ひとり温泉満喫プラン)

長崎県
掲載日:2025.02.18
【長崎】地獄パワーに癒される?「界 雲仙」で温泉三昧(雲仙ひとり温泉満喫プラン)

「王道なのに、あたらしい。」をテーマに掲げ、全国23施設に展開する星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。

今回は、長崎県・雲仙温泉に位置する「界 雲仙」の「雲仙ひとり温泉満喫プラン」を体験してきました。長崎のレトロな空間で、温泉三昧が堪能できるプランです。

温泉以外にも、ご当地楽「活版印刷体験」、温泉の歴史や入浴法が学べる「温泉いろは」、「雲仙温泉パワーウォーク」など、さまざまな体験を通して雲仙の魅力に触れられます。

「界 雲仙」への行き方&アクセス

「界 雲仙」エントランス

「界 雲仙」エントランス

標高700mの場所に位置する雲仙温泉は、避暑地としても有名。

標高700mの場所に位置する雲仙温泉は、避暑地としても有名。

「界 雲仙」へのアクセスは、JR諫早駅より車で約1時間、長崎空港より車で約1時間半。今回は、諫早駅からの送迎バスを利用しました。

雲仙温泉に降り立った瞬間、「これぞ温泉!」という硫黄の香りに包まれ、一気に温泉モードに。

ロビー

ロビー

コーヒーやハーブティーを飲みながら、読書タイムも楽しめます。

コーヒーやハーブティーを飲みながら、読書タイムも楽しめます。

エントランスを入ると、広々としたロビーが広がります。開放的な窓からは「旧八万地獄」が見渡せます。

温泉をたっぷり堪能出来る!
「客室付き露天風呂」

「客室付き露天風呂」

客室付き露天風呂

「客室付き露天風呂」

さっそく気になる客室へ。

「雲仙ひとり温泉満喫プラン」のお部屋は「客室付き露天風呂」。客室の滞在スペースの半分以上が露天風呂スペースの客室なんです。

目の前の地獄からの湯けむりを感じ、自分の好きなタイミングで、何度も湯浴みを楽しめる、温泉満喫にぴったりなお部屋。

ソファ

特に、湯上がりにゆったりとくつろげるソファが最高でした。温泉三昧、地獄三昧、まさに極楽です。

色鮮やかなステンドグラス

長崎ビードロを使用した照明

そして「界 雲仙」の全51室の客室が、地域の文化に触れることができるご当地部屋「和華蘭の間」。

色鮮やかなステンドグラス、長崎ビードロを使用した照明、長崎凧をモチーフにした波佐見焼きなど、和華蘭の要素がたっぷりと詰め込まれています。

温泉の歴史や入浴法が学べる「温泉いろは」

「温泉いろは」

「温泉いろは」

大浴場に行く前に「温泉いろは」に参加してみました。雲仙温泉の歴史や泉質などを「界の湯守り」が解説してくれるプログラムです。効果的な入浴法も学べるので、滞在中の湯浴みがさらに楽しめますよ。

「雲仙地獄」見学

「雲仙地獄」見学

プログラムの後半では、宿からすぐの場所にある「雲仙地獄」を見学しました。

「界 雲仙」では、「燗付け(かんつけ)」という地熱を利用した約100年前からの給湯設備を利用しています。そのため寒い季節でも館内はぽっかぽか!

「雲仙地獄」見学

こちらは2020年に誕生した新たな地獄。地獄は長い年月をかけてじわり、じわりと移動しているのだとか。

地獄からの恵みを感じる「大浴場」

「大浴場」

「温泉いろは」でしっかりと温泉について学んだあとは「大浴場」へ。

ちなみに「界 雲仙」の温泉は、長湯をすると体が疲れてしまうため、時間を空けて1日に1〜2回の入浴に留めることがおすすめだそう。

内風呂

内風呂は、源泉かけ流しの「あつ湯」と、リラックスできる「ぬる湯」の2種類。

泉質は、酸性、含鉄(II、Ⅲ)—単純温泉。2つの源泉が混じるため、日によって湯の色が白や褐色など変化するのだとか。身体の芯からポカポカと温まり、お肌がすべすべになるのを感じました。鮮やかなステンドグラスに癒されます。

露天風呂

開放感バツグンの露天風呂からは、地獄の湯けむりも眺められました。

「湯上がり処 」

「湯上がり処 」

ゆっくりと温泉を楽しんだあとは「湯上がり処 」でリラックスタイム。冷たいほうじ茶とびわ酢が用意されていました。(長崎は枇杷の生産量が日本一なのだとか!)

長崎の食材&異国情緒を感じる会席料理

食事処

食事処

朝食・夕食ともに、1Fにある食事処でいただきます。プライベート感ある半個室は、ほどよい距離感で、1人でもゆったりと食事を楽しめます。

特別会席の一部をピックアップしてご紹介します。

“鬼やらい”湯せんぺい 豚角煮リエット

“鬼やらい”湯せんぺい 豚角煮リエット

夕食はユニークな先付けからスタート。

温泉水を使用して焼いた「湯せんぺい」をパカっとたたき割り、その下に隠れているリエットを付けていただきます。邪気を払う“鬼やらい”のように、えいっ!と木槌で割りましょう。豚角煮の甘味がじゅわ〜っと口の中に広がります。

お食事

宝楽盛り

宝楽盛り

和華蘭文化の1つである「卓袱料理」の丸い円卓をイメージした朱色の器で登場したのは「宝楽盛り」。酢の物・八寸・お造りが一緒に盛り合わせてあります。

三方を海に囲まれ、離島の数が日本最多の長崎は海の幸も豊富。新鮮なお造りは、どれもプリプリで絶品でした。

穴子東寺揚げ

穴子東寺揚げ

細かく砕いたゆばで包んで揚げた「穴子東寺揚げ」は、衣のザクザク食感と、穴子のふわふわ感がベストマッチ。

あご出汁しゃぶしゃぶ

あご出汁しゃぶしゃぶ

特別会席のメインは「あご出汁しゃぶしゃぶ」。上品な旨みを感じる上質なあご出汁に、和牛ロース、伊勢海老、フグといった高級食材をくぐらせていただきます。

シメには、上品な旨味を感じる出汁に島原名産のうどんをいれて。最後の一滴まで、あご出汁の旨みを堪能できました。

枇杷のかんざらし 界 雲仙風

枇杷のかんざらし 界 雲仙風

デザートは「枇杷のかんざらし 界 雲仙風」。かんざらしは、上品な甘さのシロップに白玉を浮かべた島原半島の甘味です。

コースを通して、長崎の食文化や和華蘭文化に触れることができました。その地域ならではの食材に出会えるのも「界」の魅力のひとつ。

ご当地朝食

具雑煮

具雑煮

翌日の朝ごはんも、地域色を感じる食材や調理法を取り入れた界の「ご当地朝食」。

特に印象的だったのが、長崎県島原地方の郷土料理「具雑煮」。あご出汁の中に豆腐やかまぼこ、丸餅などが入った鍋料理で、天草四郎が兵士たちにふるまったとされています。

ご当地楽「活版印刷体験」で活字集めに没頭

「活版印刷体験」

「活版印刷体験」

界ブランドには、各施設で共通したいくつかの「おもてなし」が用意されています。そのひとつ、「ご当地楽」では、その土地の文化を体験できます。

「界 雲仙」の「ご当地楽」は、凹凸の魅力を感じる活版印刷体験です。自ら文字を選び、刷ることの楽しさや奥深さ、そのルーツを知ることができます。

予約札

参加は当日予約制。こちらの予約札を取って予約しましょう。

宮沢賢治の作品『銀河鉄道の夜』の主人公・ジョバンニも、「活字拾い(文選)」のバイトをしていたのだそう。

宮沢賢治の作品『銀河鉄道の夜』の主人公・ジョバンニも、「活字拾い(文選)」のバイトをしていたのだそう。

活版印刷はもともと4人の天正遣欧少年使節(てんしょうけんおうしょうねんしせつ)により、長崎県島原半島にヨーロッパから運びこまれました。

活版印刷体験

活版印刷体験

ルーツや歴史を学び、いよいよ活版印刷体験に挑戦です。

さまざまな書体のアルファベット・ひらがな・漢字の約220個の文字からメッセージに入れたい活字を選び、丁寧に配置していきます。想像以上に細かな作業。思わず活字集めに没頭してしまいました。

活版印刷体験

活版印刷体験

実際に使用されていたという活版印刷機を使い、カードに文字を転写します。

完成したカード

カードが完成しました。力加減によるかすれ具合も、活版印刷ならではの味わい。旅の記念としてもおすすめですよ!

<詳しくはこちら>

身体が目覚める新感覚アクティビティ
「雲仙地獄パワーウォーク」

「雲仙地獄パワーウォーク」

「雲仙地獄パワーウォーク」

翌朝は「雲仙地獄パワーウォーク」に参加してみました。

まずは「現代湯治体操」でウォーミングアップ!その土地のカギとなる動きを取り入れた、体操やストレッチを行います。「界 雲仙」は、鬼をイメージした体操でした。どれもシンプルな動きですが、身体がポカポカと目覚めてきました。

「雲仙地獄パワーウォーク」

地下足袋&作務衣

続く「雲仙地獄パワーウォーク」では、地下足袋&作務衣に身を包み、杖を手にして雲仙地獄を一周します。

雲仙地獄

雲仙地獄

朝の雲仙地獄はほぼ貸切状態。地獄ならではの熱気や硫黄の香りを感じながら、いつもより早足で、全身を使ってウォーキングします。地下足袋からはポカポカとした地熱が伝わり、大地のエネルギーやパワーを全身で感じることができます。

白い湯気の中でストレッチ

ウォーキングの途中では白い湯気の中でストレッチをしたり、

邪見地獄

地獄の名前にちなんだ動きの体操

地獄の名前にちなんだ動きの体操も。

猫

可愛らしい地域猫さん達にも遭遇。地獄のポカポカした地熱を求めて集まってくるのだとか。

「旧八万地獄」にある広場で寝転がり、身体を整えるストレッチ

最後は「旧八万地獄」にある広場で寝転がり、身体を整えるストレッチを行います。地熱を全身で感じ、岩盤浴のように心地良かったです。大人になると地面に寝転がる機会はなかなかないので、新鮮な体験でした。

「客室付き露天風呂」

パワーウォークでしっかりと運動した後は、客室の露天風呂でリフレッシュ。自分の好きなタイミングでサッと温泉が楽しめるのが、「客室付き露天風呂」の魅力です。

朝食

朝からしっかりと運動したので、ボリューム満点の朝食もペロリ。1日目と2日目で異なるメニューなのもうれしいポイントです。この日の朝食も、長崎の食文化をたっぷりと知ることができました。

「湯の里温泉共同浴場 だんきゅう風呂」

チェックアウト後は、歩いて5分ほどの場所にある「湯の里温泉共同浴場 だんきゅう風呂」へ。こうした歴史ある共同浴場や日帰り施設が楽しめるのも、雲仙温泉の魅力のひとつ。

最後までたっぷりと温泉を満喫できました。

雲仙温泉

今回は、「雲仙ひとり温泉満喫プラン」をご紹介しました。温泉以外にも、ご当地楽「活版印刷体験」、温泉の歴史や入浴法が学べる「温泉いろは」、「雲仙温泉パワーウォーク」など、さまざまな体験を通して、雲仙の魅力に触れることができました。

施設内のアクティビティも充実しており、周辺も徒歩で巡ることができるので、1人旅にぴったり!一人でゆっくりリフレッシュしたいという方は、ぜひ「界 雲仙」を訪れてみてくださいね。地獄パワーに癒されること間違いなし。

【界 雲仙】
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙321
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiunzen/

スポット詳細

【界 雲仙】
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙321
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiunzen/

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