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個性的でデザイン性の高いメガネを中心に扱う「odd.optical(オッドオプティカル) 」。滝川大介さん香織さんご夫婦が昨年4月にオープンされた覚王山にあるメガネショップです。オープン以来、名古屋のおしゃれピープルたちがこぞって来店していることでも注目を集めています。今回は、お二人にメガネの魅力や楽しみ方を存分にお聞きしてきました。
お店は覚王山駅から徒歩10分ほどの場所にあります。メガネのアイコンが目印です!
2017年4月にオープン
ご主人の滝川大介さん
−まずはじめに、なぜメガネ屋さんをオープンされたんですか?
大介さん:「僕はもともと、地元の岩手県で販売の仕事をしていました。あるとき、知り合いに人手が足りないから「メガネ屋を手伝ってほしい」と言われたんです。個人的にも伊達眼鏡が好きだったので、興味があり働きはじめました。
最初は盛岡の支店で働いていましたが、盛岡で接客業をしていると狭い街なので、知り合いばかりになってしまうんですね。次第に盛岡を出て働いてみたい!と思うようになり、東京の本社に異動をさせてもらいました。東京では、8年半ほど働いて、その間には中国にもお店があったので、半年ほど行かせてもらったこともありました。いい経験ですよね。
働いていく中で「いつか自分でメガネ屋をやりたい」という想いを抱くようになりました。開業するにあたり、資金を貯める必要があったのでトヨタの期間工で働くために愛知に来たんです。そのときに妻とも出会いました。開業前の1年半ほどは名古屋のメガネ屋さんでも働かせてもらい、昨年の4月に念願だったお店をようやくオープンさせました。」
生活の一部だったメガネの存在
−奥様もメガネはお好きだったんですか?
香織さん:「私は小さい頃から目が悪くて、メガネは自分にとって常に身近で、当たり前の存在でした。ただ今でこそ、おしゃれメガネって普通ですが、当時はメガネ=真面目とか、ダサいの象徴で、いい印象がなくて好きじゃなかったんです。
メガネをかけない時期もありましたが、歳をとるとメガネが必要になってきて……。そんなときに面白いメガネがあるっていうのを主人を通して知って、どんどんのめり込んでいきましたね。かけてみると面白いし、楽しいんですよね。私もそうだったように、目が悪い人ほどメガネにいい印象って持っていないと思うんです。だけど、世の中にはこれだけ楽しいメガネがあるってことをみなさんにもっと知っていただきたいですね。」
時間をかけてゆっくり選んでいただきたい
内装デザインは、”海外にありそうなお店”をイメージして、中川区にある「STORE IN FACTORY 」さんに依頼したそう。
−お店の場所を覚王山に選ばれた理由はありますか?
大介さん:「この場所を選んだ一番の理由は、時間をかけて接客をしたかったんです。最近では安くて早く購入できるメガネ屋が多いですが、メガネ屋の本来のあり方って時間をかけて計測して、しっかりとフィッティングをしていくことだと思うんです。お客様にもゆっくり見ていただきたいので、時間をかけるくらいがちょうどいいと思うんですよ。接客する側も、お客様も落ち着けるようにこの場所を選びました。」
−店名の由来を教えてください。
香織さん:「店名の由来は、ある日突然降ってきたんです(笑)。うちは個性的なメガネが多いので、オッドって「個性的な」とか「変な」って意味もあって、「odd」の文字がメガネっぽい感じもするので気に入って店名にしました。」