大地の恵みをパンで味わう。ここにしかないパンに出会える「terre a terre(テーラ・テール)」
目次
食材をいかした丁寧なパンづくり
店名の「terre a terre」はフランス語で「大地から大地へ」という意味。
生産者の大地からお客様の大地の架け橋になることをコンセプトに、食を通して生産者からお客さんへ繋ぎたいという思いが込められています。
オープン当初から働く竹内小百合さんに、パンづくりのこだわりを伺いました。
竹内さん:「保存料や添加物を極力使っていないので、食べきれるよう小ぶりにつくっています。見た目のかわいさも大事にしていて、スタッフみんなでアイデアを出し合って試行錯誤しています。
一番のこだわりは食材をいかすことです。すべて国産小麦をつかい、パンに使う野菜や果物も信頼できる生産者から仕入れ、店内で丁寧に焼き上げています。クリームやガナッシュなどもすべて店内で手づくりしていますよ。」
小麦粉はパンの特性によって、北海道産と九州産の厳選したものを使い分けているそうです。
バケットには、小麦の原種である古代小麦を使い、モチモチしつつハードな生地に。洋食のおともに最適です。
ガラス越しの厨房には、小麦を挽く石臼が。パンによっては、小麦を製粉し新鮮な小麦粉を使っています。それぞれの素材と向き合い、うま味や香りを丁寧に引き出すことで、テーラ・テールのおいしいパンが生まれます。
居心地の良いカフェスペース
2Fのカフェでは、ショーケースから選んだパンを、ドリンクと共に楽しむことができます。以前よりも、席数を半分に減らして、テーブル席が4卓。
※緊急事態宣言発令に伴い、1/17~2/7カフェスペースを休業しています。詳しくはお店のInstagramを確認してくださいね。
ドリンクのメニュー(テイクアウトも可能)
・コーヒー(ホット/アイス)
・カフェラテ(ホット/アイス)
・紅茶(ホット/アイス)
・有機ハイビスカス&シナモンティ(ホット)
・ジンジャエール
・無添加ブラッドオレンジソーダ
・ライラック農園のりんごジュース
・完熟つぶつぶみかんジュース
・醸造家のぶどうジュース
竹内さんにおすすめを伺ったところ、完熟つぶつぶのみかんジュースと紅茶とのこと。紅茶はマカイバリ農園の有機アッサムを提供しています。栄養素が多い満月の日に収穫している特別な茶葉なのだそうです。
半田市に2号店オープン!
2020年8月、2店舗目となる半田店がオープンしました。
高岳店とはまた違ったナチュラルな雰囲気で、カフェスペースも広々としています。陽光が差し込み開放感たっぷり。
パンの種類はまだ少ないものの、高岳店と同じメニューを揃えています。半田市に畑があるので、採れたての野菜を使ったパンなどこれから徐々に増やしていきたいと、今後について話してくださいました。どんな商品が登場するか楽しみですね。
おすすめパンを実食しました!
竹内さんにおすすめを聞きながら購入しました。
オリジナルのクロワッサン「サリュー」
何層にもぎっしり重なった生地とバターの豊かな風味を感じます。食べてみると、バターのうま味がジュワーと口に広がり、表面のサクサクした食感も楽しめました。中はモチモチ感もあり、凝縮されたおいしさに驚きました!
バターと塩の黄金比「塩サリュー」
英国王室御用達マルドンのシーソルトがアクセントになったクロワッサン。こちらはサリューのようにしっとりしつつ、ふわっと柔らかい食感もありました。バターたっぷりの生地の中に絶妙な塩気がマッチしており、後をひくおいしさ!もうひとつ食べてみたくなります。
クリームパン「フェルム」
バニラビーンズを贅沢に使用したクリームパンです。注文を受けてから、クリームを詰めてくれます。ふんわり柔らかい生地に滑らかなクリームが詰まってスイーツのよう。甘すぎず上品なバニラビーンズの香りが広がります。
大人のチョコレートパン「パールクロラッカン」
ココア生地に敷き詰められたチョコがジュエリーのようで見とれてしまいます。甘さとほろ苦さ、パンとパフのサクサクした食感の組み合わせが絶品です。小ぶりなサイズ感も程よく。昼下がりにブラックコーヒーと合わせて楽しみたいです。
女性人気No.1「紅茶ブリオッシュ」
真珠のようなホワイトチョコが、食べる前から幸せな気分に。中にもぎっしり、パフとガナッシュが入っています。ほんのりアールグレイが香るブリオッシュ生地とホワイトチョコのまろやかさがマッチしています。見た目を裏切らないおいしさでした。
今回いただいたパンは、どれも小ぶりでしたが、おいしさが詰まって満足感がありました。キッシュやじゃこパンも気になったり、もう一度サリューも食べてみたいと思わせてくれます。何度も通いたくなる理由がわかりました。
テーラ・テールにしかない素材のおいしさをいかしたパンをぜひ味わってくださいね。