早起きして食べたくなる!「Tôt le Matin Boulangerie(トレマタンブーランジェリー)」の焼きたてパン|名古屋・一社

2019.2.5
トレマタンブーランジェリーのパン

朝においしいパンが食べられる。そんな幸せが待っていると思うと、自然と早起きしてしまうものです。

 

今回ご紹介するのは、昨年春にオープンしたパン屋「Tôt le Matin Boulangerie(トレマタンブーランジェリー)」です。店名である「Tôt le matin」はフランス語で「早朝」という意味。朝起きて「パンが食べたいな」と思ったときに来て欲しいという想いから、朝の8時から営業しています。

 

オープンから1年未満ですが、どんどんとファンが増えている「トレマタンブーランジェリー」。取材時も絶えずお客さんがいらしていました。その魅力に迫ってみたいと思います。

 

トレマタンブーランジェリー場所は地下鉄東山線「一社」駅から6分ほど歩いた静かな通り沿い。緑豊かな「西一社中央公園」の向かいにあります。

 

トレマタンブーランジェリー

 

パン

 

トレマタンブーランジェリー

 

トレマタンブーランジェリーのロゴ

 

トレマタンブーランジェリーの店内

 

店内に入ると焼きたてパンの香ばしい香りが広がります。男性でも立ち寄りやすいスタイリッシュな内装です。

 

 

 

自分のつくったもので、周りの人を笑顔に

 

店主の林あゆみさん
店主の林あゆみさん。パンづくりの様子を見学させていただいました。


まずはお店の誕生についてお話を伺いました。学生時代は美術を専攻していたという林さん。なぜパン屋の道に進まれたのでしょうか。


林さん:「パン屋を目指す前は、高校の美術科で油絵を専攻し、美大を目指していました。小さい頃から、絵を描いたり、歌を歌うなど、何かを表現することが好きだったんです。ですが、美術を仕事にするというのが、自分の中でしっくりこなくて……。

 

パンづくりは学生の頃に趣味ではじめました。レシピ本を見ながら最初はベーグルからはじめ、つくるたびに違う味になってしまう難しさや、パンづくりの面白さに惹かれていきました。パンってもちろん自分でも食べますが、人にもあげるじゃないですか。つくったものを家族や友人たちに振る舞うと喜んでくれるのが、とてもうれしかったんです。「自分のつくったもので周りの人を笑顔にしたい!」と想いパン屋を目指しました。」

 


林さん:「パンの学校に通いたいなという気持ちもありましたが、働きながら修行した方が、実務的なことも学べるなと、名古屋のパン屋に修行入りしました。接客販売から仕入れ・分割・成形・窯などすべての工程を1から教えていただきました。6年間みっちりと修行した後、1年半くらいはアルバイトをしながら開店資金を集めて、昨年4月に念願のお店を持つことができました。

 

この場所に決めた理由は周りの環境です。あまり土地勘はなかったんですけど、自転車でこの通りを走っているときに、レストラン・カフェ・雑貨屋さんなどいろいろなお店があって楽しそうだなという印象を受けたんです。

 

向かいには緑豊かな公園もあります。パンを買って公園で食べるという方もいらっしゃいますし、その公園で近くにパン屋さんができたよと聞いた方が来てくださることもあります。自分も緑がパッと目に入るので、いつも癒されているんです。この場所にしてよかったなと毎日思いますね。」

 

 

 

心を込めたパンづくり

 

トレマタンブーランジェリーのパン

 

トレマタンブーランジェリーには、定番メニューから季節のパンまで、毎日40種類ほどのパンが並びます。どれも素材の味を生かしたシンプルな味わいが魅力。ここからはパンづくりのこだわりについて教えていただきました。


林さん:「修行していたときから、おいしいのは当たり前だと考えています。おいしさの追求ももちろん大事なんですけど、それ以上にパンに対しても、一緒に働く人やお客さんに対しても、心を込めることを一番に大事にしています。私たちは毎日たくさんのパンをつくっていますが、お客様が買うのは一つだけ。だからこそ、一つ一つに心を込めて「おいしい。また食べたい。」と思っていただけるように、試行錯誤の毎日ですね。」

 

食パン

 

林さん:「生地は毎日状態が違います。なので、季節や気温などの状況に合わせて、生地の練り方を変えるようにしています。材料に関しても、それぞれのパンに合わせて小麦やバターを選んでいます。例えば、海外の小麦はカリっと焼き上がりますし、国産の小麦はしっとりモチモチになります。同じレシピでつくっても、小麦が違うだけで全く別のものになるんです。手づくりパンの良さは、素材もすべて自分で選べることです。だからこそ、素材には特にこだわっています。」

 

 

 

対面式だからこその良さ

 

トレマタンブーランジェリー

 

トレマタンブーランジェリーのお店の特徴は、対面式であるということです。


林さん:「修行していたお店もこのように対面式だったんです。お客さんと直接話すことができるので、パンの紹介もできますし、好みに合わせておすすめすることもできます。だから、自分のお店も対面式にしたいなと思っていました。

 

実際にそうしてみると、意外な発見がありました。お店には、お子さん連れのお母さんがよく来てくださるんですけど、赤ちゃんを抱っこしながらそのままパンを注文できる。小さいお子さんの手が届かないから安心。と、お母さんたちに喜んでいただいています。」

 

 

 

トレマタンブーランジェリーの
おすすめのパン7選

 

パン

 

林さんにおすすめのパンを教えていただきました。

 

パンは電話で予約も可能なので、気になるパンは事前に問い合わせしてみてくださいね。

 

バゲッドとバタールバゲッド¥290(税込) バタール¥290(税込)

 

一番人気は、長時間低温発酵で2日間かけて仕込む「バゲット」。「バタール」は、中はしっとり柔らかめ。どちらもシンプルなおいしさなので、スープにつけて食べたり、チーズやハムと一緒に食べたり、食事に合わせたくなるパンです。サンドイッチにもおすすめですよ。

 

カンパーニュカンパーニュ ¥1,040(税)写真はハーフと1/4

 

リピーターが多いという自家製酵母の「カンパーニュ」。レーズンからおこした天然酵母は酸味がなく「カカオのような香り」と大人気。

 

キッシュ
キッシュ ¥400(税込)

 

食材の「美味しい時期」に合わせ、具材が変わる月替わりのキッシュ。旬の食材をぎっしり詰め込み、具沢山に仕上げています。厚みのあるパイ生地のザクザク感と、卵生地のぷるぷる食感が、食材のおいしさを引き立たせてくれます。

 

あらびきソーセージ
あらびきソーセージバゲット ¥290(税)

 

幅広い年代に人気の「あらびきソーセージバゲット」。鳥取・大山のあらびきソーセージをまるまる一本使い、バゲット生地で包んでいます。パンとソーセージのシンプルな組み合わせですが、パリパリ食感と香ばしいバゲット生地が相性バツグンです。

 

スネーク
スネーク ¥280(税込)

 

お子さんに人気という「スネーク」。クロワッサンの生地を使用した、やわらかなデニッシュパンです。甘さは控えめで、バターの香りが豊かに香ります。

 

白ぱん
白ぱん ¥120(税込)

 

林さんからほっこりするエピソードを教えていただきました。

 

入院中で何も食べられなかった男の子が、この白ぱんだけは食べれたのだそう。入院中も毎日のように親御さんが買いにいらして、今でも男の子は白ぱんを買いに来てくれるだそう。それくらい優しい味わいの白ぱんです。対面式でお客さんと話ができるからこそのエピソードですよね。

 

ガレット・デ・ロワガレット・デ・ロワ ¥620(税込)※1月限定


季節ごとにメニューが変わるトレマタンブーランジェリーではこんなパンもありました。

 

ガレット・デ・ロワは、フランスでは新年のお祝いに欠かせない伝統菓子です。中には、一つだけ「フェーヴ(fève)」と呼ばれる焼き物が入っています。切り分けてフェーヴを引き当てた人は、「王(王女)」になることができその日は王冠をかぶり、みんなから祝され一年を幸せに過ごせると言われています。

 

トレマタンブーランジェリーでは、フェーヴの代わりに栗が入っていました。こうした季節のパンが楽しめるのはうれしいですよね。

 

トレマタンブーランジェリー

 

インタビュー中もお客さんがいらっしゃると、誰もよりも大きな声で「いらっしませ」「ありがとうございます」と笑顔でお声がけされている林さんの姿が印象的でした。「お客さんとの距離がもっと縮まるお店にしていきたいです。」と今後の展望を語ってくださいました。パンづくりにまっすぐで、心を込めることを何よりも大切にされている林さんだからこそ、こんなにもおいしいパンがつくれるのかと納得でした。

 

トレマタンブーランジェリーのパンは、一口食べると思わず笑顔がこぼれてしまう優しい味わい。ぜひ早起きして立ち寄ってみてくださいね。幸せな朝が待っていますよ!

 

【Tôt le Matin Boulangerie(トレマタンブーランジェリー)】
住所   :愛知県名古屋市名東区一社2-136パークサイドマンション1F MAP
電話番号 :052-717-5869
営業時間 :8:00~18:00
定休日  :月曜・火曜

https://www.instagram.com/tot.le.matin.boulangerie/?hl=ja