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「ファッションとアートの旅」をコンセプトに、コンテンポラリーなアクセサリーを提案する「Mollier jewerly(モリージュエリー)」。シルバーをメインに、パールや天然石などを組み合わせ、シンプルながら身につける人のスペシャルになるような、デザインを提案しています。
今回はデザイナーの森由貴さんに、インタビューをしてきました。
アクセサリーと天然石に魅了されて
デザイナーの森由貴さん
今日はよろしくお願いします!まず最初に森さんがジュエリー製作をはじめたきっかけを教えてください。
森さん:「私は、物心ついた頃からずっとアクセサリーが好きだったんです。アクセサリーだけでなく、石が好きだったのも、幼い頃からですね。中・高になると、アジアン雑貨屋さんへ行っては、天然石を探しに行ってました。
高校卒業後は、本格的にジュエリーや金属工芸を学びたいと思い、名古屋芸術大学のメタル&ジュエリーコースへ進学しました。父は陶芸家で、母が絵の先生をやっていることもあり、両親ともに芸大を出てるので、私自身も芸大へ進学することは自然な流れだったんです。」
ジュエリー製作を学ぶつもりで芸大に入学したものの……。
森さん:「ところが、進学をしてみるとジュエリーの授業は週に1回程度。ほとんどは、現代アートやインスタレーションの勉強に費やしていました。今となれば、それもいい経験だったと思います。なので、ジュエリーづくりは、ほとんど独学でしたね。
卒業後は、東京でジュエリー製作の仕事をすることを考えたんですが、あまりにお給料が低くて……。名古屋でも探しましたが、自分が好きだなって思うブランドがありませんでした。
それなら、好きなアクセサリーを扱うお店で働こう。働きながら好きなアクセサリーをつくろうと思い、アパレルショップで働きはじめました。」
個性的な天然石が特徴の「c/ring」
森さん:「入社して、半年たった頃から改めて教室に通いはじめました。最初は、石の付け方や、ろう付けの仕方もわからなくて、初心者同然。とにかく、つくれるようになりたくて、先生に聞いてはトライをしていましたね。
まずは自分の好きなもの。欲しいものをつくろうと思い製作しているうちに、次第に周りから、つくって欲しいと、声をかけていただくようになっていきました。」