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2011年から毎年開催されている現代アートの祭典「ART NAGOYA」。今年で9年目を迎えました。同展の最大の特徴は、ホテルの客室にアートが展示されているというところ。今回はプレビューの日にお邪魔し、徹底レポートしてきました!
会場のホテルナゴヤキャッスル(旧・ウェスティンナゴヤキャッスル)
会場は「ホテルナゴヤキャッスル(旧・ウェスティンナゴヤキャッスル)」。その名の通り、客室からは名古屋城を望むことができるラグジュアリーホテル。ホテルの上質な空間で、現代アートを楽しめるなんとも優雅な展示会なんです。
全国から全26ギャラリーが集合
ホテルナゴヤキャッスルの9階フロアにある各客室が会場となります。名古屋や愛知県内はもちろん、東京・大阪・金沢・香川など、全国各地のギャラリーがイチオシする作家の作品が一同に会します。
廊下にはギャラリー名のみ掲載されているので、客室を巡るごとに「次はどんな作品なのだそう」というワクワク感が楽しめます。
そして「ART NAGOYA」の面白さひとつが、絵画・陶芸・写真・立体など、さまざまなジャンルの作品が展示されているということ。テイストや雰囲気もバラバラ。客室という同じサイズ、同じデザインの空間だからこそ、雰囲気の違いがより引き立ちます。
美術館の企画展などでは、同じジャンルや地域の作品が集められることが多いので、このようにさまざまな作品に出会えるのはうれしいですよね。
また、シャワールームや洗面など、ホテルならではの展示も「ART NAGOYA」ならではの楽しみ方のひとつです。こうした空間も、ひとつのアート作品のように感じます。