「浅田レディースクリニック」は、愛知県名古屋市・春日井市、東京都港区品川で展開する不妊治療専門のクリニックです。保険診療はもちろん、体外受精・顕微授精などの高度生殖医療を中心とした不妊治療を、患者様に合わせて提供されています。
また、不妊治療の最先端を行く施設として知られており、研究や技術力の向上に継続的に取り組まれています。2004年の開院以来、不妊治療分野で高い評価を受けており、全国から「浅田式不妊治療」を求めて多くの患者さんが訪れています。
今回はクリニック内のレポート&院長インタビューをお届けします。
目次
浅田レディース名古屋駅前クリニックへのアクセス
「浅田レディース名古屋駅前クリニック」があるのは、名古屋駅から徒歩約5分。地下鉄東山線5番出口を出てすぐ、「PRADA(プラダ) 名古屋店」が入っている名古屋ビルディングの3階・4階にあります。
患者さんにも卵子にも配慮した空間づくり
患者さんのお声をもとに、プライバシーや不安な気持ちに寄り添った空間づくりや、デリケートな卵子に優しい環境づくりを心がけています。
少しでもリラックスして待つことができるよう、待合も普通の病院の待合室らしくなく、
さまざまな机や椅子、ブースを用意し、好きな待ち方ができるよう工夫をしているのがポイント。これを浅田レディースクリニックでは“待ち方改革”と呼んでいます。
名古屋駅ロータリーを一望できるゆったりとした待合室。待合室には大型モニターやパソコンを配置しており、不妊治療に関するさまざまな情報を自由に閲覧することができます。
プライバシーを徹底的に配慮しているため、予約アプリに診察のお呼び出しが表示されます。次回のご予約やお会計は、受付前のタッチパネルモニターや自動精算機により非対面で行うことができるのもポイント。
お子様連れの患者さんもお気軽に来院いただけるよう、待合室と別部屋に親子待合室を設けています。2人目や3人目の不妊治療をご希望の方も安心して来院いただけます。
名古屋駅前という都心の立地でありながら、休養室に20床のベッドを設けています。独立したオリジナル設計のベッドで、手術後も安心して休めます。
名古屋駅前クリニックでは、通常お見せすることが難しい培養室を患者さんに見学いただけるよう開放した「見えるLab.®」を設けています。自分たちの卵子や精子、受精卵の実際の取り扱い方を確認していただけます。
浅田レディースクリニック5つの特徴
① 高度な専門性と技術力
「浅田レディースクリニック」では、豊富な症例データと基礎研究のエビデンスに基づいて、不妊治療を行っています。患者さん一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの治療アプローチにより、妊娠の可能性を最大限に高めています。
<不妊治療の提案例>
20代で検査結果に異常のない方
タイミング法・排卵誘発(誘発剤を投与し、医師指定のタイミングで性交渉を行う方法)
30代前半で検査結果に異常のない方
人工授精(体内に精子を直接入れる方法)
40代で卵子の数が少ない方
体外受精・顕微授精(体外で卵子に直接精子を入れる方法)
※あくまでも一例であり、実際は検査を行って様々な要素を検討した上で適切な提案を行います。
②「浅田式不妊治療」の実践
少しでも多くのご夫婦を救いたいとの想いから、「浅田レディースクリニック」では、妊娠・出産という結果を重視した「浅田式不妊治療」を提供されています。
<浅田式不妊治療の方針>
・豊富な症例データと科学的根拠に基づく的確な判断により、それぞれの患者さんにとって最適な治療を選択します。
・患者さん個々の年齢、卵巣予備能に適した治療法を選択し提供します。
・患者さん自身にも正しい知識を持っていただいた上で、合意を得て治療を進めます。
・「経過」ではなく「結果」を重視した治療を行います。
・一生に一度の採卵で複数子供のいる家族形成を目指します。
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③ 体外受精は受精率の高い顕微授精を優先
「浅田レディースクリニック」では、体外受精を行う際に、通常の体外受精よりも受精率が高いとされる顕微授精を優先的に選択しています。※自費診療の場合
一般的に精子を卵子に注入して受精する「顕微授精(ICSI)」の受精率は65〜70%で同等程度と言われていますが、「浅田レディースクリニック」では、1993年から顕微授精(ICSI)の研究を開始し、現在も技術力の向上をし続けているため、顕微授精(ICSI)の受精率が約85%と高い数値を誇っています。
④ 身体的にも精神的にも、母体への負担を最大限少ない治療を
「浅田レディースクリニック」では「痛みのない不妊治療」を目指し、通院・採卵回数を減らし、全ての採卵に静脈麻酔を使用しています。手術回数も最小限に抑え、アプリでの呼び出しでプライバシーにも配慮しています。
麻酔後は、各クリニックに15〜36床備えているベッドで安心して休むことができます。保険診療・自費診療のいずれにおいてもすべての患者さんに行っていますので安心して通院していただけます。
・専門家によるサポートも!
ストレスなく不妊治療に専念できるよう、体外受精コーディネーターや心理カウンセラーをはじめとした専門スタッフが在籍。必要に応じてカウンセリングを受けることも可能です。
⑤ 高度な技術を持つ胚培養士チーム
「浅田レディースクリニック」は、日本の顕微受精の先駆者である浅田院長の指導のもと、卓越した胚培養士チームを擁しています。顕微授精を行うことができるのは、3年〜5年の技術研修を行い、一つひとつの技術を身につけ、当院の基準に合格したスタッフのみが、「最後の一個の卵子でも確実に受精させる」という高度な技術を習得しています。現在、胚培養士は3クリニックで43名在籍しており、この専門性の高いチームが、患者一人ひとりの希望に寄り添い、最高水準の不妊治療を提供しています。
また、体外受精では、新鮮胚移植と凍結融解胚移植の2つがあります。クリニックでは妊娠率が5〜10%高い凍結融解胚移植を全ケースで採用。凍結胚の生存率は99%以上で、安全な移植を実現しています。
ただし、保険診療では新鮮胚移植が基本となります。
さらに詳細な情報や説明が必要な場合は、お問い合わせください。
「経過」ではなく「結果」を重視した治療を
生殖医療施設の受診時期の見極め方や、初診時の診察内容、受精卵を凍結するメリットについて、日本での顕微授精治療・研究をけん引してきた医療法人浅田レディースクリニック理事長の浅田義正先生にお話を伺いました。
浅田院長:「私がアメリカへ留学をしたのは1993年のことです。「ジョーンズ・インスティテュート」という1981年にアメリカで最初に体外受精に成功した施設でした。帰国後、名古屋大学分院で無精子症の方から手術で採取した精巣精子を用いた顕微授精(ICSI)による日本初の妊娠例を報告したのが1995年のことです。
その後、大学病院では不妊治療を続けるのに不向きな点があったため、勝川からはじまり名古屋、品川と開院しました。本気で妊娠したい方に、きちんとした治療を施すために、日々研究を続け、顕微授精を用いた不妊治療のサポートに尽力しています。」
− 浅田レディースクリニックの不妊治療についての方針を教えてください。
浅田院長:「浅田レディースクリニックの不妊治療はどういうものかというと、「結果」にこだわって、しっかりと「不妊治療」をするということです。なるべく早く結果を出して、子育てに入ってほしい、というのが治療の根幹にあります。」
− 不妊治療はどのタイミングで受診したらよいのでしょう。
浅田院長:「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性行為をしているのにもかかわらず、1年間妊娠しなかった場合を日本産科婦人科学会では「不妊」と定義しています。
浅田レディースクリニックでは、35歳以下ならタイミング療法を数回、人工授精を5〜6回して妊娠できなければ体外受精にステップアップし、1〜2年以内の妊娠を目指します。
高齢になるほど妊娠しにくくなるということは多くの人が知っていますが、その要因は「卵子の老化」です。常に新しくつくられ続けている精子と違い、卵子は母親の胎内にいるときに一生分がつくられ、卵巣の中で保存されます。例えば、30歳の人なら30年、40歳の人なら40年経過した細胞ということです。
そのため、卵子は年齢とともに数も質も低下し、それが妊娠率に大きく影響します。もし今後妊娠を考えている方であれば、不妊治療の方針をたてるときに重要な指標となるAMH検査だけでも受診するのをおすすめします。
AMH検査によって、卵巣機能の予備能(卵巣に残っている卵子の数)の目安になります。AMHが低いからといって妊娠率も低いわけではなく、この値がゼロに近くても自然妊娠している人は少なくありません。クリニックでは年齢、AMHの値など患者さんの状態に合わせて最先端の不妊治療を提供しています。」
浅田院長:「卵子の老化についてお伝えしましたが、将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存しておくことも選択肢のひとつです。
女性は年齢を重ねるにつれて妊娠率が低下し、逆に流産率は上昇します。しかし、若い頃の卵子を凍結保存しておくことで、卵子を凍結した年齢の妊娠率と流産率を維持することが期待できます。
クリニックでは、2012年から全例の受精卵(胚)を一時的に凍結し、融解して子宮に戻す「全胚凍結による凍結融解胚移植」を行っています。凍結融解胚移植は、受精卵を凍結せずにそのまま子宮に戻す「新鮮胚移植」よりも、1回あたりの妊娠率が10〜15%高くなります。
ただ従来の凍結法では、受精卵の細胞が壊れてしまう「凍結障害」が起こりやすいという問題がありました。しかし、「ガラス化法」という新技術により、受精卵の凍結障害問題がほぼ解消され、マイナス196℃の液体窒素による瞬間凍結で、現在では体外受精による出生の約8割が凍結受精卵によるものです。
また、一度の採卵で多くの卵子を採卵することを目指すため、2人目3人目を希望される方は将来の妊娠計画も立てやすく、女性の身体的負担も大幅に軽減されます。
2022年4月から不妊治療が保険適用され、費用負担は大幅に軽減されました。不妊かもしれないと感じたときは、気軽に受診いただければと思います。」
浅田レディースクリニックで検査できる!
「プレコンセプションチェック」
「浅田レディースクリニック」では、いつか妊娠を考えるすべての女性を対象に、あらゆる視点から現在の健康状態のチェック(検診)を行っています。
卵巣機能の予備能を判断する目安のAMH、性行為でも感染する感染症の有無や、精液中の精子数や運動精子数などを血液検査・内診・精液検査で調べられます。
「浅田レディースクリニック」は一人ひとりの患者さんに寄り添い、最新の医療技術と豊富な経験を活かし、妊娠への希望を実現するサポートを行っています。
患者さんの心理的・身体的負担にも配慮し、丁寧なカウンセリングと親身な対応をしていただけるので、ひとりで悩まずに相談をしてみてくださいね。