「また新しいの出てたよ!」「何これ、おもしろいね」と、新商品が出るたびに楽しめるお菓子「ブラックサンダー」。仕事の合間の休憩時、一息つくのにちょうどいい存在です。コンビニのレジ横やスーパーの駄菓子コーナーなどで、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。「有楽製菓」が手がけるブラックサンダーは、安価なのにボリュームがあり味もおいしいことから、全国的に人気のチョコレート菓子です。
愛知県豊橋市にある「有楽製菓 豊橋夢工場」の直営店では、限定商品を買えるだけでなく、なんと夢のブラックサンダー詰め放題ができるんです!今回は、そんな豊橋夢工場の直営店をご紹介します。
有楽製菓 経営品質部の牧さん・小諸さんと直営店店長の伴さんに、お話を伺いました。
※2024年1月取材時の情報です。
目次
豊橋夢工場直営店で買える
有楽製菓の限定商品
有楽製菓 豊橋夢工場は、ブラックサンダーの聖地!
ブラックサンダーは、ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングした、ザクザク食感が特徴的なお菓子です。1個35円という価格にも関わらず、おいしい味と食べ応えあるボリュームが人気の理由。
1994年発売で、名前の由来はココアの「ブラック」と戦隊ヒーローにいそうな名前の「サンダー(雷)」からきているとか。雷の発想から、キャッチフレーズは「おいしさイナズマ級」で、パッケージには雷のイラスト。
豊橋夢工場の一角に直営店があります。ここは「ブラックサンダーの聖地」との別名もある、ブラックサンダーの生誕地です。そしてこの直営店では、いつも見かける商品からここでしか買えない限定商品まで販売しています。
スタッフおすすめ!直営店人気の限定商品
–「人気商品はなんですか?」
牧さん:「やはりここでしか買えない限定品ですね。トースト専用ブラックサンダーは、直営店とオンライン販売のみです。通常よりチョコレートが溶けやすいので、夏場は気をつけてください。」
「トースト専用ブラックサンダー」は、焼いた時にチョコレートがトーストにちょうど染み込むように融点の調整が難しかったそうです。実際にトーストすると、チョコレートがとろり。クッキーとの食感の違いを楽しめ、新しいブラックサンダーと出会えますよ。
小諸さん:「ご当地限定シリーズもやはり人気です。それぞれのキャッチフレーズもおもしろいですよ。沖縄限定のブラックサンダーは方言なんです。意味は、ふたを開けると書いてありますよ。」
「ご当地限定ブラックサンダー」は、本来各地に行かないと買えない商品です。このキャッチフレーズのユニークさも、人気の理由ですね。
豊橋銘菓としても知名度があるので、豊橋名物のパッケージなどは手土産としても購入される方も多いそうです。意外性のあるあん巻きとのコラボは、話題にもなりますね。
伴さん:「どうぞ、ぜひ食べてみてください。極力、おすすめのものは味見してもらいたいんです。割れチョコパックもありますよ。」
弾けるような笑顔で伴さんが差し出してくれたのは、知る人ぞ知る40年以上ロングセラー商品のデラックスミルクチョコレートのシリーズ。チョコレートにこだわる有楽製菓だからこそできる上質な味わいの商品です。
ここでしかできない!
夢のブラックサンダー詰め放題
ブラックサンダーの詰め放題ルール
ブラックサンダーの詰め放題は、店内奥に設置されたスペースで実施されています。1日80名限定で、土日祝日も開催中。1回1,000円で、1人1日1回までです。10分間の制限時間内に、指定の袋へブラックサンダーを詰めていき、袋から商品があふれてはいけません。
小諸さん:「土日祝日はとても混雑するので、午前中で終了することもあります。予約制では無いので、早めのご来店をおすすめします。」
挑戦したい場合は、スタッフさんへ声をかけて袋をもらい、終わったら判定を受けます。袋口にテープを貼ってもらったら、レジでお支払いです。
コツは、隙間なく丁寧に詰めること
ブラックサンダーが積まれたワゴンの前で、いよいよ夢の詰め放題がスタート!ワゴンにはお手本の詰め方が置いてあるので、それを見ながら一つずつ詰めていきます。
ー時間制限があると焦りますね。
小諸さん:「29個以上詰めれば、元が取れます。コツはていねいに並べること。指が1本入ったらミニバーが1本入りますよ。ある程度入ったら、バランス調整に手で全体を包むように『コネコネ』してください。」
あっという間の10分間。変な汗をかきながら、真剣に取り組みました。でも、挑戦中はああでもない、こうでもない、と笑い声が響くとても楽しい時間です。
小諸さん:「どっちが多く詰めれるかなどと、お客様たちが楽しそうに盛り上がっている姿をよく見ます。こちらとしても、とてもうれしい光景ですね。」
そして結果はなんと……!ブラックサンダー 43本とミニバー 4本ということで、総額1505円分ほど。500円以上もお得な成果で、個人的には大満足です。
有楽製菓が目指す、
笑顔あふれる「ワクワクする企業」
有楽製菓という企業
有楽製菓は1955年に東京で創業し、札幌と豊橋に生産拠点を持つ企業です。「夢ある安くておいしいお菓子を創造する企業」という経営理念の通り、ユニークな商品で私たちを笑顔にさせてくれます。2000年代半ばから売り上げが3倍に伸び、現在は売上100億円以上の企業になったにも関わらず、その精神は揺らぎません。
直感でわかるおもしろいパッケージやストーリー設定は、おいしいだけでなく話のネタにもなり、楽しいコミュニケーションへ広がります。大人も子どもも誰もが笑顔になるおいしくて楽しいお菓子、それがブラックサンダーです。
そんな遊び心ある企業である一方、児童労働問題解消への活動にも取り組んでいます。「スマイルカカオプロジェクト」では、世界の子どもたちを笑顔にする活動です。
笑顔いっぱいで過ごせる豊橋夢工場
ー豊橋夢工場という名称は、どのように決まったんですか?
牧さん:「実は社内公募なんです。ただの製造工場ではなく、お客様を笑顔にしたいという社員みんなの夢を叶える場所という想いが込められています。」
確かに、ここを訪れるお客さんはみんなどこかとても楽しそう。スーツを着た年配の男性が両手いっぱいのブラックサンダーを大事に抱えていたり、小さな子どもがママとうれしそうに商品を選んでいたり。遠方からわざわざ足を運ぶ人やスタッフと仲良く話す常連さんもいて、平日だというのに客足が途絶えません。
店内では、あたたかいスタッフの接客にお客さんの明るく楽しげな声が響きます。たくさんの人がこの豊橋夢工場で笑顔になり、元気をもらえます。
「日本一ワクワクする菓子屋」を目指す有楽製菓の河合社長。店舗入口のトリックアートで会えるので、ぜひ記念写真を撮りましょう。
笑顔いっぱいで過ごせる豊橋夢工場。訪れた際には、ブラックサンダーの詰め放題に挑戦してみてください。想像以上に盛り上がり、挑戦する前も後も楽しいこと間違いなしです。挑戦後のたくさんのブラックサンダーは、家族や友人へのおみやげに最適。それをきっかけに、大切な人たちと笑顔の時間を過ごしてください。