一つひとつに想いやストーリーがある、美しいガラクタたち。BROCANTE de GIGUE(ブロカント ジーグ)|日進

2019.3.11
BROCANTE de GIGUE

今回ご紹介するのは、愛知県日進市にあるフランスの古道具を取り扱う「BROCANTE de GIGUE(ブロカント ジーグ)」です。

 

ブロカントとは古くなったからといって捨てるのではなく、その年月に価値を見出してインテリアとして楽しむヨーロッパならではの文化です。特に、フランスではブロカントは生活に密接しており、インテリアには欠かせない存在となっています。

 

BROCANTE de GIGUEのブロカントは、どれも店主のakiさんが一つひとつ現地まで足を運んで集められたものばかり。ブロカントの魅力にたっぷりと迫っていきたいと思います。

 

BROCANTE de GIGUE名古屋市内から車で約30分。名古屋第二環状自動車道「植田」インターから5分ほどの住宅街にあります。

 

BROCANTE de GIGUE
「GIGUE」という店名は、フランスのバロック調の戯曲からとったのだそう。

 

黒板
お店の前には、ブロカントを説明する黒板が。

 

BROCANTE de GIGUE

 

BROCANTE de GIGUE
ていねいにディスプレイされた店内。店主のブロカントへの愛を感じます。

 

 

 

BROCANTE de GIGUEの誕生ストーリー

 

BROCANTE de GIGUE


BROCANTE de GIGUEがオープンしたのは、2009年11月1日のこと。まずは、店主のakiさんにお店の誕生ストーリーを教えていただきました。


akiさん:「私の主人は店舗の設計施工の仕事をしているのですが、お店をつくる上で「〜風」ではなく、本物のアンティークをご提案できるショールームが欲しいと考えていました。そんなとき、たまたまこの物件に出会ったんです。ここは、もともとは昭和40年頃の古い喫茶店でした。私も主人も一目で気に入り、その日のうちにお借りすることに。そこから半年ほどかけて、週末にコツコツとすべて自分たちで改装しました。

 

主人は仕事柄アンティークに触れることが多かったですし、私自身も昔から古いものが身近な存在でした。父が神社仏閣専門の瓦屋をやっていたり、お茶やお花の先生をしていたり。なので、自然とブロカントにも惹かれていきましたね。今では、休みの日でもお店に来てしまうくらい、ブロカントは私にとって愛おしい存在です。」

 

最初は、ご主人のサポートという形でスタートしたBROCANTE de GIGUEですが、どんどんとブロカントの魅力に惹かれていったakiさん。今では商品の買い付けから販売まで、お一人で担われています。

 

 

 

ブロカントとの出会いは一期一会

 


買い付けの様子(フランス ボルドー サンタンドレ教会の前で開催されていた蚤の市)


BROCANTE de GIGUEの特徴は、どのブロカントもオーナー自らが現地から買い付けをしているというところ。そして、どれも驚くほど状態の良いものばかりです。

 

akiさん:「年に15日間ほどフランスに行き、直接買い付けをしています。自分で見たもの、自分が本当に良いと思ったものだけを仕入れたかったんです。

 

現地では電車とバスを乗り継いで、毎日ひたすら探します。まだ真っ暗な朝5時くらいから、蚤の市やマーケットをまわり、昼からショップを巡ります。日本と違ってかなりラフなので、100軒出展していると聞いていたマーケットが、実際に行ってみると2軒しか出展していないなんてこともしばしば。毎日夜にはヘトヘトでしたね……。それだけ探しても、全く出会えないこともあります。そうかと思えば、たまたま入ったお店で、驚くほどすてきなものに出会ったり。それくらいブロカントとの出会いは、一期一会なんです。」

 

カフェオレボール


akiさん:「自ら買い付けているので、すべての商品のストーリーをお話することができます。いつの時代のものなのか、どんな人から買ったのか、どんな想いで使われていたのか。それを伝えるのも私の役目だと思っているので、フランス語は得意ではありませんが、わかることはなるべく聞くようにしています。一つひとつに想いやストーリーがあるのがブロカントならではの魅力です。」

 

 

 

お気に入りが一つあるだけで、幸せになれる

 

ブロカント
こちらは非売品ですが、akiさんが大切にされているブロカントのひとつ。


ブロカントは自分にはハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。そこで、akiさんにブロカントの楽しみ方を教えていただきました。

 

akiさん:「よく自分の家には合わないんじゃ……という言葉もよくいただくのですが、家中すべてをブロカントにする必要はありません。深く考えず、まずは食器棚の一番上だけ、リビングの一角など、そこにだけ自分の好きなものをそろえてみてください。窓際に小さいビンがひとつあるだけでいいんです。お気に入りがひとつあると、その場所を眺めて幸せになれるじゃないですか。ブロカントの楽しみ方は、それで良いと思いますよ。」

 

 

 

BROCANTE de GIGUEの美しいガラクタたち

 

BROCANTE de GIGUE

 

ここからは、BROCANTE de GIGUEの商品をご紹介していきます。

 

ピューター(すず)のカトラリー

 

ピューター(すず)のカトラリー
獣の脚がモチーフのシュガートング

 

昔のヨーロッパでは、シルバーは高級品であったため、一般家庭ではピューター(すず)のカトラリーが多く使われていました。シルバーとは違ったくすみ方が特徴。繊細な装飾がうつくしいです。

 

ダストパン(パンくず取り)ダストパン(パンくず取り)

 

こちらは「パンくず取り」。フランスではパンを食べる習慣があります。テーブルの上に溢れたパンくずを、このダストパンでさっと取るという風に壁にかけられるので、お部屋のインテリアにもなります。

 

木製の インク吸い取り器 ビューバー
木製の インク吸い取り器 ビューバー


手描きのパンジーのイラストが可愛いらしい「ビューバー」。ビューバーとは、紙につき過ぎてしまったスタンプや万年筆のインクを吸い取るものです。裏面のカーブになった部分に吸い取り紙が付いていて使ったらはがします。

 

フェーヴ
フェーヴ 1個¥350

 

こちらの3㎝ほどのサイズの陶器人形は「フェーヴ」と呼ばれる物です。フランスでは毎年1月6日にガレットを食べます。ガレットを切り分けた際にフェーブが入っていた人は、みんなから祝福を受け幸福が1年続くと言われています。インテリアとしても◎

 

JAZの目覚まし時計JAZの目覚まし時計

 

フランス映画『アメリ』で有名になり、コレクターも多いJAZの目覚まし時計。JAZの時計は「キレンジャク(鳥のマーク)」の違いでつくられた年代がわかります。こちらのものは、しっぽが下向きなので中期の1941〜1967年製のものです。

 

誓約書

 

誓約書


こちらはなんと100年以上も前の誓約書。こんなにもきれいな状態で残っているんですね。ペーパーアイテムは、額に入れポスターのように楽しむのがおすすめ。

 

教会関係のアイテム

 

教会関係のアイテム

 

ロザリオ、キリストオブジェ、聖水盤など教会関係のアイテムも豊富にそろいます。日本では、ロザリオをネックレスとして付けられる方が多いですが、本来は手首に巻いてお祈りするものなんですよと教えていただきました。こうして、一つひとつのブロカントのお話を聞けるのがBROCANTE de GIGUEの魅力。

 

ガラスの花挿し

 

ガラスの花挿し

 

こちらはガラスの花挿し。ガラスにたくさんの穴が空いていて、切り花をアレンジして飾ることができます。日本の剣山のようなものです。上の写真のものは、ガラスの部分が取り外しできるので、トレーとしても使えます。

 

 

 

食器類もとても状態がよいです。食器は割れやすいので、akiさんが一つひとつ梱包してリュックで持って帰ってくるのだそう。

 

ブロカントの特徴は、カトラリーや生活用品など、実用的なものでも装飾が豊かでうつくしいこと。使わないときも、そのまま飾っておきたくなります。

 

 

 

BROCANTE de GIGUEで開催される
さまざまな企画展

 

企画展

 

企画展


BROCANTE de GIGUEでは、さまざまな企画展が開催されています。その中でも特に知っていただきたいのが、年に2回開催される「ジーグ洋装店」名付けられたイベントです。全国から13〜14名ほどの、手作りでお洋服をつくられている作家さんのお洋服が集まります。その数なんと、300点以上。ブロカントに興味があるけれど、なかなかお店に行くのには勇気がいるなという方は、ぜひこの機会に訪れてみてくださいね。

 

ジーグ洋装店

 

<ジーグ洋装店 Vol.11>
会期:2019年3月14日(木)〜3月28日(木) ※20日、21日、22日はお休み
時間:10:00〜17:00

 


お店に飾っているドライフラワーのほとんどはお客様からのいただきものなのだそう。BROCANTE de GIGUEはたくさんの方に愛されているお店なのですね。

 

BROCANTE de GIGUEの一番の魅力は、すべてのブロカントのストーリーや想いを聞けること。こんな想いで使われていたんだ。こんな人が使っていたんだ。そう知ることで、より大切にしたい気持ちが膨らみます。ブロカントに興味が湧いた。ほかにはないブロカントに出会いたい。そんな方は、ぜひBROCANTE de GIGUEに足を運んでみてください。きっとすてきなブロカントに出会えるはずです。

 

【BROCANTE de GIGUE】
住所   :愛知県日進市梅森台3-135  MAP
営業時間 :10:00〜17:00
定休日  :水曜日
駐車場  :有
https://www.gigue-web.com/
https://www.instagram.com/brocante_de_gigue/?hl=ja