【イベントレポ】コワーキング施設の未来について考える!「西美濃のコワーキング集結!これからの地域課題解決のキー」

岐阜
掲載日:2024.08.29
【イベントレポ】コワーキング施設の未来について考える!「西美濃のコワーキング集結!これからの地域課題解決のキー」
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2024年8月8日、サテライトオフィスやコワーキングスペースを備えたビジネス拠点「コネクトベース垂井」のプレイベントが名古屋市中区栄の「NAGOYA INNOVATOR’S GARAGE(ナゴヤイノベーターズガレージ)」で開催されました。

このイベントでは、岐阜県西美濃地域の3つのコワーキング施設や自治体が一堂に集結。安八町・養老町・垂井町のコワーキング施設での取り組みが紹介され、多様な人材が集うコワーキングスペースの役割と未来について活発な議論が交わされました。

また、地域の特性を活かしながら、いかに新たな価値を創造し、地域活性化につなげていくか。西美濃から発信される新しい働き方と地域づくりの姿に、参加者の注目が集まりました。

当日のイベントの様子をレポートしていきます。

主催挨拶・プロジェクト紹介(垂井町)

資料

プロジェクトチームの1社である大垣共立銀行の山内氏

今回のイベントはプロジェクトチームの1社である大垣共立銀行の山内氏により進行。

イベント風景

まずは主催者である垂井町、産業課小竹課長による開会の挨拶で幕を開け、挨拶では、コネクトベース垂井プロジェクトの背景や目指す未来像が語られ、参加者の関心を集めました。

特色のある各コワーキング施設の紹介

MUSUBUテラス(安八町)

MUSUBUテラス(安八町)の資料

概要を説明中

MUSUBUテラスの施設内

MUSUBUテラスの施設内

続いては、各施設の特徴や成果、直面している課題などが共有されました。

安八町の「MUSUBUテラス」は、2022年に旧勤労青少年ホームをリノベーションして誕生した施設です。「MUSUBU(結ぶ)」という名前が示す通り、地域の人々や企業、そしてアイデアをつなぐハブとしての役割を果たしています。

常設のコワーキングエリアでは、地元の方々からリモートワーカー、起業家まで幅広い利用者が集います。一方、多目的に利用可能なプレイスペースやキッチンやコミュニティキッチンなどのイベントスペースでは、地域の文化イベントやワークショップ、ビジネスセミナーなど、多彩なプログラムが展開されています。

安八町 MUSUBUテラス
https://www.town.anpachi.lg.jp/musubuterasu/

養老町YOROffice(ヨロフィス)

概要説明中

YOROfficeの施設内

YOROfficeの施設内

続いては養老町の発表です。「YOROffice(ヨロフィス)」は、2022年にオープンしたテレワーク施設です。歴史ある養老の滝や豊かな自然に囲まれた環境の中で、新しい働き方を実践できる場所として注目を集めています。

YOROfficeの特徴は、地域との連携や交流を重視した運営です。テレワークをしながら養老町の自然の中でウェルネス体験できるヨガイベントや、ひょうたんアート体験や陶芸体験など、養老町ならではの自然を活かしたワーケーションプログラムを積極的に展開しています。

施設内には、個別ブースやオープンスペース、会議室などが整備され、リモートワーカーや起業家、フリーランサーのニーズに応えています。また、高速Wi-Fiや最新のオフィス機器も完備し、都市部に引けを取らない快適な空間が提供されています。

養老町 Yoroffice
https://yoroffice.jp/

垂井町 コネクトベース垂井

概要説明中

完成イメージ:コワーキングスペース

コネクトベース垂井 イメージ画像

最後は、垂井町の発表です。垂井町は、かつて豊臣秀吉の軍師であった竹中半兵衛が活躍し、関ケ原合戦の舞台になったまち。そして日本の原風景といえる田園や川の眺めが美しいまちです。 

「コネクトベース垂井」は、この歴史と自然が調和する町に新たな可能性をもたらす期待のプロジェクトです。旧東保育園を改修し、2024年12月のオープンを目指して準備が進められています。

コンセプトは「人が集い、繋がり、輝く地域共創ビジネス拠点」。サテライトオフィスやコワーキングスペースを備え、地域の魅力と都市部の活力を融合させる新しいビジネスモデルの創出を目指す施設です。

また、垂井町産業課渡邉課長補佐より、垂井町、施設概要の説明があった後、「コネクトベース垂井」のコミュニティマネージャーであるフィノーカル株式会社の内山氏によって施設の運営方法やこれまでの経緯、今後の事業内容についての説明が行われました。

旧東保育園を活用したビジネス拠点、垂井町出身者の方によるアドバイザー事業やEC開設支援など、コネクトベース垂井の新たな取り組みに参加者の大きな関心を集めていました。

垂井町 コネクトベース垂井 
https://www.instagram.com/connect.base.tarui/

イベント風景

トークセッションスタート

トークセッション

トークセッション

トークセッション

トークセッション

続いて、「自治体が共創施設を通じて実現させたいこと」「地域に必要なもの、求められているもの」「大きなイノベーション創出の波を起こすために」の3つのテーマに沿ったトークセッションが行われました。セッションでは、それぞれの共創施設が目指すビジョンや取り組み、そして直面する課題について熱い議論が交わされました。

養老町からは「さらなる認知度の拡大と地域の新しいビジネスモデルを創出する場にしたい」という強い意欲が示されました。

また、安八町は「住民と企業が連携し、地域全体のつながりを強化すること」を目標として掲げました。それぞれの施設が具体的なアプローチと展望を共有し、実現に向けた具体的なステップについて議論を深めました。

さらに、先輩自治体の経験や提案を受けて、垂井町は今後の取り組みに対する決意を新たにし、自らのビジョンを明確にしました。特に、垂井町は地域のニーズに応えるための具体的な施策や、共創施設を最大限に活用するためのアイデアを積極的に探求していくことを誓い、約1時間半に渡るイベントが終了しました。

イベント風景

今回のイベントは、西美濃エリア全体の連携を強化し、地域課題の解決に向けた新たな一歩を踏み出す場となりました。

今後、各自治体が共創施設を通じて実現させたいことや、地域に必要とされるものについての意見交換を通じて、地域全体での取り組みが一層強化されることが期待されます。

「コネクトベース垂井」
12月1日にいよいよオープン!

コネクトベース垂井

岐阜県垂井町にある旧東保育園の園舎を改修し、サテライトオフィスやコワーキングスペースを備えたビジネス拠点「コネクトベース垂井」が、2024年12月1日にいよいよオープンします。

完成イメージ:サテライトオフィス

【 利用方法 】
・ サテライトオフィススペース(1部屋あたり 約25㎡)
法人会員として契約することで、一室占有で借りられます。
24時間365日いつでも利用できます。

完成イメージ:コワーキングスペース

・ コワーキングスペース(1部屋あたり 約51㎡ 1ブースあたり 約2㎡)
会員登録を行えば個人事業主や学生、起業に興味がある人など、どなたでも利用できます。

完成イメージ:コミュニティスペース

【 会員用コミュニティ設備 】
・ クラフトスペース(約66㎡)
ものづくりをサポートするクラフトスペース。試作開発等に活用できます。

・ セミナースペース(約187㎡)
元遊戯室の天井高のある開放的な部屋で、セミナーやイベントの実施など多様な目的で活用できます。

【 どなたでもご利用いただける設備 】
・ コミュニティスペース
どなたでもご利用いただけるコミュニティスペースには、簡易なキッチンやキッズスペースがあります。お子さんに目が届く場所で商談やデスクワークが行えます。

コネクトベース垂井の最新情報はこちらをチェック↓
公式Instagram:https://www.instagram.com/connect.base.tarui/

 

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