【スウェーデンの暮らし】特製マーマレードと一緒に。スウェーデンで人気のチーズメーカーEngelmann(エンゲルマン)

掲載日:2022.05.22

皆さん、チーズはお好きですか?ここスウェーデンでは、チーズはとても沢山の人達が、日常的に大変好んで食べています。チーズをはじめ、スウェーデンのスーパーには乳製品がとてもたくさん並んでいます。

今回は、さまざまなチーズを選べるスウェーデンの大型スーパーのチェーン店、ICA Maxi(イーカ マキシ)のチーズ売り場より、スウェーデン初のチーズメーカーEngelmann(エンゲルマン)のチーズをご紹介したいと思います。

外国のスーパーマーケットって、わくわくしますよね。

ちなみにICA(イーカ)スーパーマーケットチェーンは、スウェーデンの食料品取引の約半分を占めており、スウェーデン全国とバルト三国に2,000店以上を展開しているスウェーデンのスーパーマーケットの顔と言ってもいいくらい。その設立は1917年。皆さんも、スウェーデンに来るとどこの街でも必ずICAがあるのを見る事が出来るでしょう。

こちらが店内のチーズ売り場。チーズを含め、お肉、魚などフレッシュなものが並ぶエリアです。このようにカウンターの向こう側には店員さんがいて、量り売りのチーズやお肉、ハムなどを頼むと希望の重さ分カットしてくれます。こちらの写真は、丁度店員さんがお肉をカットしているところです。

手前右の部分には、普段ですと鮮魚など並んでいるのですが、この時はちょっと時間が遅かったのですでに片づけられた後でした。

お惣菜も置いてあるのでご紹介しておきましょう。スウェーデンには、日本のスーパーのように豊富な品揃えでお弁当やサンドイッチ、おにぎりや出来合いのフライに料理にお寿司に……と、買ってすぐ食べられるようなものはあまり売っていないのですが、一応お総菜コーナーにはそんなに多くありませんが数品並んでいます。

こちらは左からスウェーデンの食卓にかかせないポテトサラダ。そして真ん中はグリルしたジャガイモをハーブで味付けしたものの上にレッドオニオンを散らしたもの、そして右側はグリルチキン串です。

こちらはグリルサーモン。ハーブやスパイスがたっぷり乗っています。スウェーデンの出来合いのお惣菜は、日本人なら恐らくちょっと塩辛いなと思う位の味付けです。

そしてこちらが、今回ご紹介するチーズ売り場。
チーズ売り場に欠かせないのがEngelmann(エンゲルマン)のミニマーマレード。

Engelmanは、1988年Tomas Engelmann(トーマス・エンゲルマン)がドイツのヴィースバーデンからストックホルムにやってきた事からはじまったスウェーデンのチーズメーカーです。

彼らはヨーロッパの最高のチーズを食べ続け、その中から最高の味と品質を持つチーズを吟味してヨーロッパ各地からスウェーデンの人々に届けています。今ではこのように、美味しい厳選した材料を使用したチーズにも合うオリジナルマーマレードも作っています。この手のひらサイズのミニマーマレードは、旅行で来た際のお土産に良いですね。

マーマレードは、定番のイチジクなどからピニャコラーダと名付けられたものも。ピニャコラーダは、パイナップル、ホワイトラム、ココナッツのエキゾチックな風味のマーマレードです。「No25のチーズに良く合う」との事。ちなみにマーマレードは現在20種類ほど展開しています。

このEngelmannのチーズ、実はナンバーがパッケージに書いてあるので、どのマーマレードがどのチーズに合うかも一目瞭然なんです。

例えばこちらは左のHALLON & LAKRITS (ラズベリー&リコリス)のマーマレードに合うNo.30のPRIMA DONNA MATURO。こちらのチーズは牛のミルクを12ヶ月熟成した香りがよく、ピリッとした辛味と、小さな塩の結晶が入ったクリアな味わいが特徴のハードチーズ。

マーマレードにもナンバーがふってありますね。こちらのマーマレードはNo.201SVARTVINBÄRS(黒すぐり)のマーマレード。そしてお隣がNo.6のチーズMANCHEGO。キャラメルやナッツの香りがする、酸味のはっきりしたマイルドな味が特徴。年齢性別問わず人気のチーズです。

こちらもナンバーがふってるのでEngelmannのチーズだとすぐわかります。左はNo.12GROTTLAGRADE GRUYÈRE。フルーティーで力強い味わいが特徴のスイスのチーズです。

そして右側のNo.2は柔らかいENGELMANNS BRIE(エンゲルマンのブリー)。柔らかくとても美味しいクラッシックなデザートにもってこいのブリーチーズです。

そしてこちらはNo.3SAINT AGUR。フランス産のクリーミーでスパイシーなダブルクリームの豊かな風味のブルーチーズです。「チーズの中のチーズ」「最も美味しいチーズ」とも言われているそう。

Engelmannのチーズは、パッケージングもラベルが黒と金で落ち着いており、各チーズにふられたナンバーが金の箔押しでプリントしてあるので買う時にもちょっと気分があがります。

こちらのNo.60番台のチーズはウェールズ産です。真ん中のオレンジのものは、AMBER MISTと言いウイスキーでクラシックに味付けした熟成チェダーで、深みのある香り高い味わいが人気。

両隣、黄色いものはブナの木でスモークした力強い熟成チェダーチーズ、そして赤い方はチリフレーバーとなっています。

最後にこちら、1枚目の写真でご紹介しているのはNo.14CHAUMES。ミカン色のチーズで、強い香りとコクのある味わいが特徴。中は淡いクリーム色で、少し歯ごたえのある食感。チーズの外側から順に熟してくるそうで、熟成期間が長くなるほど風味が増していく一品。

こういったさまざまな種類のフレッシュなチーズがスーパーで手軽に買えるのもスウェーデンの良い所です。Engelmannのチーズ、いかがでしたか?HPには国別、番号別でも沢山の美味しそうなチーズが見れるので、良かったら見てみて下さいね。スウェーデンの人気チーズメーカー、Engelmannでした。

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