地元民が本気でおすすめする、2泊3日北海道の旅
目次
3日目:ふらっと日がり小樽ぶらり
3日目は小樽へ。
札幌から小樽までの距離は、約40キロ。札幌駅から小樽駅までは、普通列車では約50分。快速エアポートを利用すれば、約30分ほど。札幌から日帰りでも楽しめちゃう距離なんです。
小樽は、明治〜大正期には近代化によって、戦後には貿易港・ニシン漁の拠点として繁栄しました。そんな時代につくられた近代的な建物や倉庫が今なお残されている、ノルタルジックな街。まち歩きをしているだけでも、さまざまな魅力に出会うことができます。
小樽駅から、小樽運河方面へ歩いて行きましょう。
北海道で最初の鉄道廃線跡「旧国鉄手宮線」
まずは、小樽駅から歩いて10分ほどの場所にある「旧国鉄手宮線」。
明治13年に敷設された小樽手宮〜札幌間を結ぶ、北海道初・日本で3番目の鉄道。昭和後期まで道民の移動手段として活躍しました。利用者が減少したことから1985(昭和60)年に廃線。現在では、廃線跡の一部が遊歩道として一般公開されているんです。
【旧国鉄手宮線】
住所 :北海道小樽市色内1丁目
営業時間:見学自由
小樽と言えば!「小樽運河」
小樽と言えば、「小樽運河」ですよね。
小樽運河は、大正12年に完成。全長は1140m。北海道の開拓を支えた港湾都市・小樽の海運を支えた水路です。海岸の沖合を埋め立てているため、直線ではなくゆるやかに湾曲しているのが特徴。運河としての役割を終え、昭和61年に一部埋め立てを行い、現在の姿となりました。
散策路には63基のガス灯が設置されています。夕暮れときにはガス灯とともに、運河や石造りの倉庫がライトアップされるので、日が落ちてから再び訪れるのもおすすめ。
また小樽運河では、春から秋にかけて遊覧船に乗って周遊できる「小樽運河クルーズ(大人¥1,500)」が運航しています。運河と小樽港を巡る約40分のクルージングは、また一味違った小樽の魅力に出会えますよ。
小樽のメインストリート「小樽堺町通り商店街」
「小樽堺町通り商店街」は、小樽運河に次ぐ小樽の人気スポット!メルヘン交差点〜北のウォール街へ向かって伸びる約900メートルの通りを指します。クラシックな建物が軒を連ね、歩いているだけでも楽しいエリアです。
お土産屋さん・ガラス工房・オルゴールショップ・スイーツショップなど、食べ歩きやお土産探しにぴったり。
ここでよく筆者が立ち寄るのが、「小樽洋菓子舗ルタオ本店」の2階にある喫茶。ルタオは1998創業、北海道素材と口どけの良い新感覚のケーキ「ドゥーブルフロマージュ」で全国的に有名となった洋菓子店です。
「奇跡の口どけセット」「ショコラの誘惑セット」など、ここでしか食べられないカフェメニューがあるんです!本店でしか味わえないつくりたての生ケーキはおいしさも格別。もちろんお土産にもおすすめです。
【小樽洋菓子舗ルタオ本店】
住所 :北海道小樽市堺町7番16号
営業時間: 9:00~18:00(2F喫茶L.O17:30) ※季節により変更あり
小樽の歴史に触れる「北のウォール街」
最後は「北のウォール街」に寄り道。
大正時代末期には、銀行が札幌に10箇所、函館に16箇所あり、小樽は道内最大で20箇所ほどあったのだそう。そのため、小樽は世界の金融地区ニューヨークのウォール街をなぞり「北のウォール街」と呼ばれていました。現在では、小樽市指定の歴史的建造物に指定されています。
少し早めに新千歳空港へ
小樽観光を楽しんだあとは、少し余裕をもって新千歳空港に向かいましょう!小樽から新千歳空港までは、最短で1時間25分。
新千歳空港はとにかくお土産店や飲食店が充実しています!はじめての方なら、1時間では見切れないくらい。
ガラス越しに見学できるチョコレート工場「Royce’ Chocolate World」や、「ドラえもん わくわくスカイパーク」「ハローキティ ハッピーフライト」などの遊べるスポットや、なんと「新千歳空港温泉」まであるんです!一日中遊べるくらいのボリューム感。ぜひ空港へは早めに向かってみてくださいね。
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