目次
今回は少し個性的なグリーンショップをご紹介します。西区のロックな花屋「in bloom(インブルーム)」。「花はかわいいなんて、誰が決めた」「 No plants, No life. Flowers!, rock’n roll !!」をコンセプトに掲げる、個性的でかっこ良い花屋さんです。イベント出店時には、売り切れてしまうほど人気のお店。
「ロックな花屋ってどんなお店?」ととても気になりますよね。お店のコンセプトから、こだわりまでじっくりとお話をお伺いしました。
世界的なパンクロックバンドのロゴのオマージュ。オーナー自らカッティングシートで製作した力作です。
場所は名古屋市西区あし原町。倉庫や工場が多いエリアの一角に、in bloomはあります。鮮やかな植物と、ロック感溢れる看板が目印です。
店内には、生花をはじめ、ドライフラワー・観葉植物・リースなどセンスの良いアイテムが並びます。「ロックな花屋」と聞くと暗く怖いイメージでしたが、そんなことはありません。女性でも男性でも気軽に立ち寄れる雰囲気のお店です。
in bloomオーナーのカンノハヤトさん
ー 今日はよろしくお願いします。まずはお店をはじめられたきっかけを教えてください。
カンノさん:「小さい頃から自然と植物に触れる機会は多かったんです。母は生け花の先生をしていましたし、父は庭で300株以上の大きな菊を育てていました。
大学を卒業した後は、バックパッカーとして世界50カ国以上を旅して周っていました。アメリカに行った際のことです。お世話になったホストファミリーのお母さんが花屋でバイトをしていたんです。これもなんかの縁かな?と思い、帰国後に結婚式場の花屋でバイトをはじめました。でも最初は、お金が貯まったらまた旅に出ようと考えていたので、ほんの腰掛けくらいのつもりでしたね。」
お店の奥にある生花のコーナー。
そんなカンノさんにある出来事が訪れます。
カンノさん:「ある日はじめて結婚式のブーケづくりを任されました。納品した日の夜に、たまたま担当したご夫婦の二次会の帰り道に遭遇したんです。花嫁さんがブーケを持ってらっしゃったので、すぐにわかりました。そして「それ僕がつくったんですよ。」と声をかけたところ、とても喜んでくださったんです。この出来事がとてもうれしくて、気がついたら花屋になっていましたね(笑)。」