【スウェーデンの暮らし】各地で開催、100年前と変わらぬクリスマスマーケット

スウェーデン
掲載日:2021.12.25
【スウェーデンの暮らし】各地で開催、100年前と変わらぬクリスマスマーケット

Julmarknad(ユールマルクナード)、スウェーデン語でクリスマスマーケット。今年は各地で通常通り開催されています。ストックホルムなど大都市の大きなところではクリスマス前まで連日開催されていますが、1日限りで行われるクリスマスマーケットは意外に早く、11月の終わり頃に開催されます。

今回は、近所の野外博物館の100年前から変わらず同じように開催されている、こじんまりとした伝統的なクリスマスマーケットの写真をご紹介していきたいと思います。筆者は16時すぎに行ったのですが、16時半頃には片づけをはじめていたので、マーケットは早めの時間に行くことをお勧めします!

クリスマスマーケットの会場である野外博物館を入ったところ。口に指をあてた、大きなサンタさんが迎えてくれます。会場には沢山の親子連れの皆さんが来ていました。

そしてこちらが100年以上前からマーケットが行われている小さな広場。この真ん中の街頭を中心にして、建物に沿い屋台が出ます。街頭の下の植木の部分には、普段は無い街の大聖堂の飾りが置いてありました。

マーケットではお馴染みの手づくりジャムの店。ラズベリーに、ストロベリーに、オレンジにと色々なジャムが並びます。この左側にあるお店、お品書きが見えますがこちらもスウェーデンのクリスマスマーケットではお馴染みサーモンやOSTKAKA(オストカーカ、チーズケーキの事です)を置いています。

同じ屋台を横から見た所ですが、手前のジャムのお店にも、パックに入ったOSTKAKA(チーズケーキ)がありますね。机の手前に写っている、銀色のパックに入った物です。

スウェーデン語でOST(チーズ)、KAKA(ケーキ)とそのままの名前ですが、日本のチーズケーキとは違いそこまで甘くなく、温めて生クリームやジャムを添えて頂きます。こちらもいつかご紹介しましょう。

古い木の建物の中で出店している毛皮のお店。クマやヘラジカなどの加工肉も置いてあります。こちらもスウェーデンのクリスマスマーケットではお馴染みの品です。

同じ建物内には可愛らしいクリスマスリースも。こちらは真ん中に白い長い帽子を被ったTOMTE(トムテ、スウェーデンのクリスマスの妖精)がいます。トムテが乗っているのはシナモンの木でしょうか?他にも白い苔や星にハート、プレゼントやどんぐりが散りばめられていて、赤いリボンのアレンジ。とっても素敵ですね!どれも手づくりですので、一つひとつ違います。

別のお店の玄関のウェルカムリース。こちらもシルバーにスプレーされた木を使用してナチュラルな雰囲気を。「Välkommen」スウェーデン語でようこそ!と書いてあります。

ガラス細工のお店の店内もクリスマス仕様に。外はこの日0℃前後でしたが、お店の中はあったかです。束の間の一息を店内で。

こちらの建物の左側がガラス細工のお店。広場のメインの建物です。手前の屋台は先ほど紹介した玄関のウェルカムリースを置いているところ。この景観も、100年の間変わっていないそう。

広場をぬけても、まだ屋台は続いています。こちらではウールなどを中心とした衣服が売っています。寒い冬の必需品ですね。

さてこちら。人気だった屋台です。スウェーデン国旗を掲げてBRÄNDA MANDLARと屋根に書いてあり、とても良い香りが漂います。こちらも定番、甘く炒ったフレーバーつきアーモンドのお店。他にも大人から子どもまで人気のGodis(キャンディ)もたくさん置いてありました。

この透明なジャーに入っているのがフレーバーつきアーモンド。左からリコリス、コーヒー、チリ、シナモン、そしてアイリッシュクリーム味。どれも香ばしくて甘くて、出来立ては絶品です。 奥に見える長いものはGodisのグミ……とはまた違うのですが、ちょっと固めのグミなようなもの。一本がとても長いですね!

こちらにはキャンディが沢山。左手前の黒と白のものはラズベリーソルトリコリス味。スウェーデンらしいですね!赤と白のものはPOLKAといって人気のフレーバー。

こちらにもキャンディが沢山。スウェーデン人は大人から子供までGodisが大好き。

そしてこちらには何やら……何でしょう?ヤギのようなもの、わかりますか?

ライトアップされたJulbock(ユールボック、クリスマスのヤギ)。Julbockは、伝統的なスカンジナビアや北欧のクリスマスのシンボルです。その起源はゲルマンの異教にあると考えられ、スカンジナビアの歴史の中でさまざまな形で存在してきたそうです。

現在では、このように藁で作ったJulbockが一般的で、家の飾りやお土産などとして大変親しまれています!ちなみにこのJulbockが首から下げているプレートには、「ヴァルビー(この場所の名前です)のユールボック、アレルト」と自己紹介が。どうやらこの今年のJulbokは「アレルト」くんと名付けられたようです。

スウェーデンのこじんまりとした伝統的なクリスマスマーケット。こういう時ですから、読者の皆さんに実際に行ったような気分になっていただけたら嬉しいです。

愛知県稲沢市出身。2007年1月よりスウェーデン在住。日本でプロボーカリストとして音楽活動に励んだのち、現在はフリーランスデザイナー、ライターとして活動中。スウェーデンから、リアルな北欧の暮らしを季節の写真とともにお届けします。

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