【宿泊レポ】「界 出雲」出雲大社参拝におすすめ!お詣り支度ができる温泉旅館

島根県
掲載日:2025.08.01
【宿泊レポ】「界 出雲」出雲大社参拝におすすめ!お詣り支度ができる温泉旅館

神話の地・出雲ならではの滞在を満喫できる「界 出雲」。

徒歩約10分の距離には、出雲国風土記にも記されている「日御碕神社」、車で約20分の距離には出雲大社が位置し、清めの塩に見立てた禊風呂など、滞在の中でお詣り支度ができる温泉旅館です。

今回は実際に「界 出雲」に宿泊してきました。写真たっぷりでレポートしたいと思います。

※情報は取材時のものです。
ご利用の際には、各施設・各店舗の最新情報をご確認ください。

島根のものづくりを感じられるフロント

エントランスを入ると、日本海と沈む夕日をイメージした設えがお出迎え。

夕日のモチーフに使用しているのは、中世の「たたら製鉄」から受け継がれる伝統技法によって生み出される「玉鋼」と「ノロ」の素材。島根のものづくりの営みを表現しているのだそう。

ご当地楽広場の「石州瓦ベンチ」には、石見地方特産の「石州瓦」が使用されています。1,300度を超える高温で硬く焼き締めることで、独特な色合いと耐久性が生まれます。

出雲の海を眺めながらゆったりと過ごせる空間です。

 

灯台&水平線を望む、ご当地部屋「彩海の間」

出雲松島と呼ばれる海の景色を楽しむタイプの客室

出雲松島と呼ばれる海の景色を楽しむタイプの客室

ご当地部屋「彩海の間」は、出雲松島と呼ばれる海の景色を楽しむタイプ、日御碕灯台を望むタイプの2種類。時間ごとに移りゆく海や空の景色と絶景を楽しんでほしいという想いが込められているのだそう。

日御碕灯台を望むタイプの客室

日御碕灯台を望むタイプの客室

今回宿泊したのは日御碕灯台を望むタイプの客室。夕日のオレンジ色をより鮮やかに感じられるよう、補色効果のある藍色で設えられたリビングが印象的です。

この日はあいにくのお天気で夕日は望めませんでしたが、景色をイメージできるようにとこんなおもてなしも。

出雲大社お詣り支度プラン

「出雲大社お詣り支度プラン」では、「参拝指南書」「出雲大社御神酒 八千矛(やちほこ)」、出雲大社ご本殿がデザインされた「オリジナルご朱印帳」、お清めの塩を入れられる「かみまもり」の4点がお部屋に用意されています。

 

温泉の歴史や入浴法が学べる「温泉いろは」

大浴場に行く前に「温泉いろは」に参加してみました。出雲ひのみさき温泉の歴史や泉質などを「界の湯守り」が解説してくれるプログラムです。

効果的な入浴法も学べるので、滞在中の湯浴みがさらに楽しめますよ!

 

禊ぎ湯としてぴったり!
日本海を望む絶景露天風呂

泉質は塩分濃度が高い「塩化物強塩泉」。塩のベールが身体を包み込み、湯冷めしにくい湯です。海を思わせる塩泉は、神社に詣でる前の禊ぎ湯としてぴったり。数分入るだけで身体がポカポカとしてきました。

露天風呂もあり、大浴場からは海原を望む開放的な湯浴みが楽しめます。

ゆっくりと温泉を楽しんだあとは「湯上がり処 」でリラックスタイム。湯上がりドリンクやアイスキャンディーのおもてなしも嬉しいポイント。

 

海の絶景を望む「かわたれテラス」

かわたれテラス

館内の中でも最もひ開けた場所にある「かわたれテラス」。日本海にたたずむ出雲松島と水平線を眺めながら過ごせます。

トラベルライブラリーも併設しているので、島根の文化や旅に関する本を片手に、ほっとティータイムも◎

お天気の良い日には、朝日や夕日が堪能できますよ!

 

和草温玉でリラックスタイム

客室ではこんなプログラムも!
島根県発のスキンケアブランド「KIU」と、セルフケアブランド「W*ARoMa HERB」がコラボレーションした、界出雲限定のハーブボールが楽しめます。

ハーブを布で包んで、ハーブボールが完成。客室に蒸し器も準備されているので、好きなタイミングでハーブボールを楽しめます。1日限定3組なので、気になる方はお早めに。(¥2,400|受付時間15:00〜19:00))

 

旬の食材を取り入れた会席料理

半個室タイプなのでゆったりと過ごせます。

界 出雲で味わえるのは「福神会席」。旬の食材や魚介など、山陰らしい食材を取り入れた会席料理です。

特に印象的だったのが「うず煮鍋」。

出雲大社で祭祀を執り行う出雲国造家で代々受け継がれてきたふぐを使った特別なおもてなしの料理「うず煮」をアレンジした鍋料理。出雲大社の御神酒である「八千矛」を煮切ったものを入れたお出汁が絶品!

コースを通して、出雲の食文化に触れることができました。その地域ならではの食材に出会えるのも「界」の魅力のひとつ。

 

出雲大社の起源に触れる「石見神楽」

界ブランドには、各施設で共通したいくつかの「おもてなし」が用意されています。そのひとつ、「ご当地楽」では、その土地の文化を体験できます。

「界 出雲」の「ご当地楽」は、島根の伝統芸能「石見神楽」。

演目は出雲大社の起源を描いた神話「国譲り」。

国譲りとは、天上の国である高天原から遣わされた使いと、出雲の国を治める大国主命(おおくにぬしのみこと)の息子が、国をかけて戦いを繰り広げる物語です。

迫力のある音楽と華やかな衣装が特徴的で、戦いの途中の衣装の変化も見どころ。特に戦いのシーンは大迫力で、最後には大きな拍手に包まれました。終演後には記念撮影も楽しめますよ!

日御碕灯台のライトアップに癒されながらおやすみなさい。

 

「稲佐の浜 神の渡り体操」で1日のスタート!

次の日は「稲佐の浜 神の渡り体操」でスタート。界ごとにさまざまな体操が体験できるのも魅力のひとつ。

この日はあいにくのお天気で見れませんでしたが、「界 出雲」は絶好の朝焼けスポットなので、ぜひ早起きチャレンジしてみてくださいね!

体操で身体を目覚めさせたあとは「ご当地朝食」。界では地域色を感じる食材や調理法を用いた朝食がいただけます。

「界 出雲」のご当地メニューは「あらめ磯鍋」。あらめとは 主に日本海域で収穫される海藻のこと。ひじきに似ていますが、よりシャキシャキと歯ごたえがあり卵や穴子に負けないくらい旨みがたっぷり。

さらに「出雲大社お詣り支度プラン」では、出雲風土記を参考に神様に献上する食事を模した「神饌朝食(しんせん)」をいただくこともできます。

清めの塩に見立てた禊風呂、稲佐の浜 神の渡り体操、神饌朝食など、まさに出雲大社参拝にぴったりのお宿でした。景色を堪能しながら、出雲神話にまつわる文化体験や温泉を満喫できるのもポイント。ぜひ出雲大社へ参拝する際には、「界 出雲」でお詣り支度を整えてみてくださいね。

スポット詳細

【界 出雲】
住所:島根県出雲市大社町日御碕604

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiizumo/

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