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2021年3月末、岐阜県各務原市にある「学びの森」と「市民公園」2つの公園の間に新たなスポットが誕生しました。
「KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE(カカミガハラ パーク ブリッジ)」、略してKPB。その名の通り、学びの森と市民公園をつなぐ架け橋のような存在。「BRIDGE」という名前の由来には、地域の人と人、自然と人、土地の歴史と未来とをつなぐという意味も込められています。
「公園とともに、豊かな1日を。」そんなコンセプトを持ったこの施設は、子どもから大人まで、訪れたすべて人が好きなように気ままな時間を過ごすことができる、まさに屋根の付いた公園です。
木育施設「遊び創造Labo」には、子どもが元気いっぱい遊びまわれる広場やワークショップなどワクワクするようなスペースがもりだくさん。さらに、岐阜県の人気飲食店が3店舗入っており、おいしいグルメを堪能することもできます!
木造2階建ての施設内は、木のぬくもりを感じるあたたかい雰囲気。建物には、岐阜県産の木材を多く使用しているそう。木と木の間がガラス張りになっていて、晴れの日には太陽の光が差し込み施設内を明るく照らしてくれます。
「遊び創造Labo」の入場には、LINEの友だち登録・入場料の購入が必要です。
LINEで「遊び創造Labo」公式アカウントを友だち追加し「今日行く」の項目をタッチ。免責事項を確認する画面に切り替わるので、チェックをすすめていきます。すべてを完了させると、入場許可証が発行される仕組み。あとは、現地に行って入り口横にある発券機でチケットを購入、スタッフさんからリストバンドを受け取りましょう!
腕につけたリストバンドを見せれば、何度でも再入場が可能です。
さらに、LINE公式アカウントを友だち追加することで、学びの森や市民公園で使える「森の遊びレンタルセット」を借りることができるなど、お得なサービスももりだくさん。
LINE上でレンタルの受付を済ませられるので、誰でも気軽に利用することができますね!
レンタルだけでなく、お皿やコップなどのアウトドアグッズも販売しています。アウトドアブランド「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)」の商品もたくさん取り揃えており、ここで購入したグッズはすぐにとなりの公園で使うことができますよ。
子どもたちの「遊ぶチカラ」を発揮する、
ワクワクとひらめきが生まれる遊びの広場
「遊び創造Labo」には、決まったルールや注意事項が特にありません。
子どもたち各々の裁量で、自由にひらめいたり挑戦したり……。そこには、できないと決め付けるのではなく「まずはやってみよう!」と思える、そんな大人に育って欲しいという想いが込められています。
ここからは「遊び創造Labo」の魅力をご紹介していきます!
入って一番に目に飛び込んでくるのが、木造の巨大な遊具。写真からも子どもたちが、全力で駆け回っているのがわかりますね!取材したこの日も、子どもたちの笑顔と笑い声で溢れていました。
このトンネルは外への扉と繋がっており、外から中へ、中から外へぐるぐると走りまわることができます。こういうトンネルって、見つけるとついつい通りたくなってしまいますよね。
さらに奥には、異なるユニークな遊びスペースが!
床の柄とクッションのサイズが当てはまるようにできているんだとか!これに気づいた子どもたちは、パズルのような遊びをはじめます。
運んだり並べたり積み上げたり……。子どもたちがさまざまな方法で、遊びをひらめきそれぞれの楽しい時間を過ごします。
2階には、巨大なアスレチックネットが登場!
好奇心旺盛な子どもたちは、躊躇することなくネットに飛び乗って遊んでいました!1階がロープの隙間から透けて見えるので、下にいるお友達とコンタクトを取ったりするのも楽しいですね。
1階のフロアから2階へは、ロープの仕掛けで繋がっています。探検のようなわくわく感を味わえる遊具に、子どもたちの興奮は止まりません!
こちらは、2階から1階を見下ろしたときの景色。
実はこの坂、トリックアート的な要素も含んでいるんです。視覚的に見ると左手の方が斜めに傾いて見えるのですが、実際は並行なんだとか。これもあえて遊具をまっすぐに揃えないよう、デザインされているそうです。
自然の材料を使って創造力を発揮する、
「創造Laboスペース」
公園で見つけてきた葉っぱや木の実などを使って、さまざまなものを創る「創造Laboスペース」。ここには、工作に必要な材料などが揃っています。
特にルールや作り方はなく、子どもたちが自然の中にあるものを使って自由に工夫をしながら創作を楽しむスペースです。
木の実や葉っぱで作られたマラカスが並んでいました。どれも個性が出ていて可愛らしい作品ですね!あえて大人が作り方を教えるわけでないので、子どもたちの創造性を伸ばす貴重な体験ができます。
子どもだけでなく大人も体験できる
アートなワークショップ
「遊び創造Labo」の2階では、ワークショップを開催しています。
子ども向けに行われていたのは、粘土をひたすら積みあげ自分の限界を突破しよう!というコンセプトのワークショップ。
作業としてはとても単純で、ただただ粘土を高く積んだり丸めたり伸ばしたりしながら、ゲームのように粘土の感覚を味わう楽しい講座です。子どもたちが積み上げた粘土を見ると、形に個性が出ていておもしろさが伝わってきますね!
大人向けのワークショップも開催!この日行われていたワークショップは、石膏像のデッサン。自然にかこまれた教室の中で、講師の指導のもと「見る力」や「描く力」を伸ばすことができます。大人向けのワークショップは、夜開催されることが多いのだとか。仕事終わりなどにも参加することができるので、デッサンに興味がある人は必見です!
その他にもさまざまなワークショップを開催予定です。講師は、岐阜県を中心に活躍するアーティストの方々。カメラマンや陶芸家などプロの講師監修のもと、子どもも大人もイキイキと個性を発揮できる素敵な講座が勢揃いしています。