300年の歴史。三重県菰野町の萬古焼を食卓に。「かもしか道具店」
目次
食卓を通じ幸せを届ける
かもしか道具店のブランドコンセプトは「食卓を通じ幸せを届ける」。その言葉にはこんな想いが込められていました。
山口さん:「近年の日本では、家族の団欒や、食事中の会話が年々減少していると言われています。そういうところに僕がガチャっと入っていき「会話をしなさい」と言うことはできません。しかし、僕は器屋として、会話が生まれるきっかけになるような器をご提案できればと思っています。」
こうした想いでつくられたかもしか道具店の商品は、シンプルな中にも、毎日の食卓が楽しくなる工夫が随所に盛り込まれています。特に特徴的な7つ商品をご紹介していきます。
ごはんがおいしく炊ける鍋「ごはんの鍋」
ごはんの鍋 2号 ¥4,800(税別)
かもしか道具店の代表作とも言える「ごはんの鍋」。
蓋に穴がないので蒸気が漏れずに循環。そうすることで、ふっくらもっちりのおいしいごはんを炊くことができます。調温効果があるので、のこりは鍋ごと冷蔵庫へ。そのままレンジで温めれば、足りない水分は鍋から吸収し、あまった水分は鍋が吸い取ってくれるので、まるで炊きたての味に。
溝がなくてもしっかりすれる「すりバチ」
すりバチ ¥3,400(税別) / スパイスすりバチ ¥1,800(税別)
釉薬をする乳鉢からヒントを得たという、溝のないすりバチ。
溝がないのにしっかり素材がすれ、溝がないので洗うときとても簡単。そして溝がないので、すりたての素材とお野菜などを器のなかで直接和えてそのまま器として食卓へ。お料理の幅をさらに増やせる新しいすりバチです。
萬古焼の特性を生かした「ほうろく急須」
ほうろく急須 ¥7,200(税別)
自宅でお茶を焙じるための、直火で使える耐熱急須。萬古焼の耐熱性と急須に適している陶土の2つの特徴を生かした商品です。焙烙(ほうろく)とともに、かぐわしき香りをお楽しみください。
食材の風味を損ねない「しょうがのおろし器」
しょうがのおろし器 ¥1,200(税別)
しょうがの繊維が口の中に入らないので 薬味として、相手の食材の触感を損なうことなく、風味だけを活かします。深さがあるので、しょうゆなどをそのまま入れてタレの器としても。
煮る・焼く・蒸す。ひとつで三得。「三とく鍋」
三とく鍋 ¥8,000(税別)
三とく鍋は3つのパーツからできている耐熱陶器です。遠赤外線効果で中までじっくり火がはいります。 鍋と蓋を重ねて土鍋として。鍋、蒸し皿、蓋を重ねて蒸し器として。蓋を返して、陶板として。ひとつの鍋で工夫次第で料理の幅が広がります。
納豆専用の鉢「なっとうバチ」
なっとうバチ ふつう ¥1,700(税別) / なっとうバチ こぶり ¥1,500(税別)
内側の溝によって、かき混ぜると空気を含み、ふんわりとした食感のおいしい納豆になります。混ぜることで滑らかになった納豆でも片口によって思い通りに流れ、こぼれることはありません。内側はビスクの状態なので、粘り気が鉢に残ることなく、きれいに洗い流すことができます。
筆者も愛用中ですが、このバチがひとつ加わっただけで、毎朝のごはんが至福の時間に変わりました。プレゼントとしてもよろこばれますよ。
洗い物が一つ減る「陶のフライパン」
陶のフライパン ふつう ¥3,000(税別) / 陶のフライパン こぶり ¥2,000(税別)
金属のフライパンで調理をして、陶器のお皿で食卓へ。そんな普通を覆すのが、陶器でできたフライパンです。そのまま火にかけ調理道具、焼けたらそのまま食卓へ。一つ二役すぐれもの。魚焼きグリルやオーブンでも使用できます。