目次
岐阜市柳津に今年の3月にオープンした「菓子工房 さっちん」。
「SUNDAY BUILDING MARKET」や、「長良川おんぱく」へ足を運んだことがある人は、「さっちん工房」というワードに聞き覚えがあるのでは。
そう。こちらのお店は「さっちん工房」矢島幸江さん手がける待望の実店舗。今までイベントでしか購入することができなかった「さっちん工房」のお菓子が、いつでも楽しめるようになりました。
木と白を基調とした店内に入ると、外の雰囲気とはうって変わって、まるで時の流れから解き放たれたかのような柔らかく優しい空間。ふわっと漂う甘いケーキや焼き菓子の香りに包まれます。
「お菓子」は誰かを幸せにするためのツール
毎日発信、毎日幸せ
−菓子工房さっちんのはじまりを教えてください。
矢島さん:「もともとは6年前にご縁ではじめたお菓子教室が「菓子工房さっちん」のはじまりです。月1回でのお菓子教室でしたが、満足のいく集客ができず、生徒が1名の時もありました。すこしでも「こんなお菓子がつくりたい!」とみなさんに思ってもらえるよう、試行錯誤の日々。
その甲斐あって、少しずつ生徒さんが集まるようになりました。お菓子教室に関わらず、大好きなお菓子に携わる仕事はずっと続けていきたいと思っていました。」
お菓子教室が軌道に乗りはじめたころ、各務ヶ原にあるcafé&barのオーナーから「うちは夜しか営業しないので、お昼の時間に何かやらない?」とのお誘いが。そして、新たにはじまったのがお菓子教室「お菓子な女子会」だそう。名前がとってもチャーミング。
矢島さん:「この頃から、お菓子教室を開く傍ら、お菓子の製造・販売もはじめました。お店を構えることはずっと夢でしたが、はじめは不安ももちろんあったので、何度か踏みとどまったり……。1年という準備期間を経てこの春、この場所で無事開店をすることができました。振り返ってみるとこの1年、とてもありがたいことにたくさんの方々が協力をしてくれて。本当にすべてタイミングですね。人とのつながりにとても感謝を感じます。」
「菓子工房さっちん」をオープンしてからも、お菓子教室や地域のイベント、また学校への課外授業など、自分が持っている技術を積極的に多方面へアウトプットしていこうと日々猛進する矢島さん。
お店の商品はもちろん、経営からはじまりオーダーメイドケーキのデザイン、イベント企画や監修している商品の考案……。毎日頭の中は一つのことにとらわれることなくフル回転。そんな忙しい日常の手助けをしてくれるのは信頼するスタッフのみなさん。
多忙な毎日の中で「いろんなイベントを自ら仕掛け、発信していきたい。やりたいことが次から次へ浮かびます。大変です。」と笑顔で語る矢島さん。 なんてかっこいい!
先日、各務ヶ原にオープンをした「喫茶山脈」で頂くことができるモンブランの監修も、矢島さんが務めています。
看板メニューの「山脈モンブラン」と喫茶店ならではの「珈琲モンブラン」とは別に、「季節限定モンブラン」は、2ヶ月に1度ほどで内容が変わります。
モンブランには珍しいピンク色が可愛い「いちごのモンブラン」や、初夏にはさっぱりとした口当たりとさわやかな味わいの「チーズモンブラン」。また、桃のソースをかけていただく「白桃と紅茶のモンブラン」など、変わりゆく季節の流れを味覚で味わい楽しむ事ができます。