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地下鉄桜通線「吹上」駅から徒歩7分ほどのところにある「kitowa(樹と環)」。
店内に入ると、観葉植物・サボテン・盆栽などの植物と手づくり作家さんの雑貨たちが素敵にディスプレイされています。
今回は、オーナーの大林文恵さんにお店のコンセプトやこだわりについて、お話を伺いました。後半では、盆栽づくりのワークショップの様子をご紹介します。
人の手から作り出されたモノや植物を
生活の中に届けたい
お店をはじめたきっかけを伺いました。
大林さん:「もともと美術館に勤めていた頃から、人の手からつくりだされる作家さんの作品が好きでした。そして、昔から植物が好きだったので、植物のある空間で作家さんの雑貨を紹介するお店を持ちたいと、2012年9月にお店をオープンしました。」
種類豊富な植物の中から、ライフスタイルに合わせた提案をしてくれる
店内には、手のひらサイズのサボテンや大型の観葉植物など、大小さまざな植物がずらりと並んでいます。
観葉植物は、珍しいものではなく、一般的に自宅で育てやすいものを中心に、盆栽・モスグリーン・サボテンは、それぞれ専門分野の園芸さんにお願いしてお任せで仕入れているそうです。
これだけ種類があると、どれにしようか迷ってしまいますが、植物選びの提案から管理方法までしっかりサポートしてくれます。
お客さんから、どこに置きたいか?日当たりなどの条件を聞いて、その人に合った植物を提案してくれます。そして、育て方の詳細や飾り方も丁寧にアドバイスしてくれますよ。
– 植物を上手に育てるコツを教えてください。
大林さん:「水やりの頻度より、風通り・日当たりといった置く場所が大事なんです。植物を育てるのが上手な方は、今までの経験に基づいて育てるのが上手くなっていくので、一番最初に買ったサボテンが枯れてしまっても、気にしないで次に挑戦してほしいですね。」
取材時は、新春盆栽展が開催されており、盆栽作家さんによる本格的な作品が展示されていました。
芳津園さんの作品。盆栽をはじめたお客さんから、本格的な作品が見たいとの要望によって、店内で展示をされています。
植物と組み合わせる古道具は、
そのままインテリアにも
古いものと植物を合わせると両方が際立つという思いから、昭和初期に使われていた什器や小物などの古道具も扱っています。古道具は、廻(kai)アンティークさんのセレクトによるもので、楽しみ方はさまざま。
おもしろい形の滑車は、植物を飾る台としてもいいですし、そのままインテリアとして飾るのも素敵です。