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2019年11月14日(木)〜16日(土)に、岐阜県関市のものづくりの現場を見学・体験できるイベント『関の工場参加日2019』が開催されます。工場参観日はものづくりの現場を肌で感じることで、製造業への興味関心を深めてもらおうと関市が毎年開催しており、今年で6回目を迎えます。
なんと今年の参加事業者は過去最大の43社!見学だけでなく、ワークショップができる事業者もあり、親子で楽しめる企画が盛りだくさんなんです。
開催に先立ち、今回は丸章工業・早川工業・関牛乳を見学させていただきました。見学ルートを考える際の参考にしてみてくださいね!
▼今年の参加事業者はこちらから
http://kojosankanbi.jp/2019c/2019_company/
前回に続き今回の記事では、金属加工の町工場「早川工業」で工場見学&ワークショップ体験をご紹介していきます。
▼前回の記事はこちら
https://life-designs.jp/webmagazine/kojosankanbi2019_marusho-kogyo/
1967年創業。金属加工の町工場
「早川工業」
関市は金属製品製造業が盛んな地域でもあります。今回の工場参観日でも、いくつもの事業者が参加しています。その中から「早川工業」にお邪魔しました。
早川工業は、1967年(昭和42年)創業の町工場。機械・住宅設備・自動車などの金属プレス部品や、金型の製造を行っています。
案内してくださったのは、金型課の宮崎はるかさんと山本直明さんです。よろしくお願いします!
- 今回の工場参観日のみどころを教えてください。
山本さん:「今年の僕たちのテーマは『働く人』です。早川工業ではLGBTの受け入れや障がい者雇用率が20%と、個性豊かな人材の積極雇用をしています。僕自身も、フリーアドレスでの仕事の促進や、就業後にはクラフト部としてものづくりをしています。
僕らの活動をどうお伝えするかは検討段階ですが、ぜひ工場の様子だけでなく、働く人にも注目していただきたいです!」
まずは金型工場を見学!
まずは、本社に隣接している金型工場から見学。
金型とは、金属製の型枠のこと。自動車や家電製品の部品も金型を使いつくられています。前回の記事でご紹介した刃物の製造にも使われているんです。
早川工業の金型の特徴は、設計から製造・トライアルまで、一貫して行なっているという点。中国にある自社工場を起点に、ベトナム・インドネシア・アメリカ・タイなど世界中へ金型を提供しています。
続いて、プレス工場も見学!
続いては、金型工場から歩いて5分ほどにある、プレス工場へ!45t~150tのプレス機が11台あり、プレス金型設計から組み立てまでワンストップで行なっています。
プレス機械には、「単発」「順送」の2種類があります。
こちらはロール状になった材料を自動でプレスする「順送」のプレス機械。
ものすごいスピードで次々と金属部品がつくられていく様は、これぞ工場見学!ついつい夢中で見入ってしまいました。
こちらはひとつずつ材料をセットする「単発」プレス機。部品の形状や材料に合わせて、機械を使い分けるのだそう。