今回ご紹介するのは、岐阜県大垣市にある「-Naptime- 小林植物店」です。植物店という名前の通り、店内には世界中の一風変わった植物がずらりと並びます。育てやすい観葉植物や多肉植物から、希少な原種まで。初心者から上級者まで、あらゆる植物好きのニーズに答えてくれるお店です。

場所は、大垣駅から車で10分ほど。国道21号線から少し入ったところにあります。

自宅の一部を改装したという店内は、とてもスタイリッシュな空間。

店内には、世界中から集められた変わった植物が所狭しと並びます。

「-Naptime- 小林植物店」誕生のきっかけ

代表の小林基晃さん

もともと植物とは関係のないお仕事をされていたという小林さん。なぜ植物店をオープンすることになったのでしょうか。

小林さん：「妻がもともと花屋で働いていたので、よく夫婦で花屋を巡っていました。そんな中、お店の片隅にある多肉植物や観葉植物に興味を持ったことがきっかけですね。気がついたら、どんどんとのめりこんいました。ですが、変わった植物を買いたくてもなかなか買える場所がなかったんです……。ちょうど転職を考えていたタイミングとも重なり、それなら趣味を仕事にしてみよう！とお店をオープンすることにしました。」

魅力的な農家や業者からのみ仕入れる
こだわりの植物たち

「-Naptime- 小林植物店」の植物は、どれもとても生き生きとしています。続いては、植物の仕入れについて教えていただきました。

小林さん：「サラリーマン時代から、クオリティファースト（品質第一）だと考えています。生き生きとした一番良い状態の植物をご提案できるように心がけています。

農家さんによっても育て方が全然違うので、自分たちが魅力的に感じる農家さんや輸入業者さんにアポイントを取って、直接買い付けに行っています。流通に並ばないような、一点ものを仕入れさせていただいて販売しています。なので、花屋さんやホームセンターでは取り扱いのない、変わった植物に出会えると思いますよ！

植物がお好きなお客様は、この品種が欲しいと指名されてお越しいただく方も多いです。」

「エアプランツ（チランジア）」お店の中でも、特に人気な植物です。

小林さん：「例えば、このエアプランツ（チランジア）は、特約店契約を結んで特別に卸させていただいています。このエアプランツの農家さんは、株も丈夫で、とても生命力が強いんです。

エアプランツってよく失敗されたというお声を聞くんですけど、それはほとんどのものが、輸入してそのままの状態で販売されているからなんです。出回っているものは、輸入の際に根っこを切らないといけないので、根っこがない状態で販売されています。」

大きいものだと、20年ほどかけて育てるのだそう。

小林さん：「うちで取り扱っているエアプランツは、農家さんが育てるという工程を経ているので、根っこがしっかりとあるので丈夫さが全然違います。これまで失敗されたという方も、上手に育てられた！と言っていただけますね。」

インテリアとしてではなく、生き物としての植物

小林さん：「インテリアとしてではなく、生き物として育てる楽しみを感じていただきたいなと思っています。ペットと同じ感覚、特に熱帯魚や爬虫類を飼われている方は多いですね。見た目のおしゃれさではなく「この子を育てたい！」という感覚で選んでいただくのもおもしろいと思いますよ。

もちろん少し変わった植物たちはインテリアとしてお部屋にインパクトも与えてくれます。生き物として育てる楽しさも味わいながら、生活に取り入れていただけるとうれしいです。」