奥飛騨の雄大な自然を満喫出来る「おくひだマウンテンバス」。今回は実際に編集部が体験して来ました!(※このツアーは2025年6月28日(土)〜7月18日(金)で終了しています)。
「おくひだマウンテンバス」は、平湯温泉と新穂高ロープウェイを結び、北アルプスの大パノラマを手軽に楽しめる期間限定の特別なバスツアーです。
目次
「おくひだマウンテンバス」は「平湯バスターミナル」から出発します。
平湯バスターミナルで待っていると、目に飛び込んできたのは真っ赤な2階建てのオープンバスがやってきました。
ワクワクしながら2階へ上がると、鮮やかなイエローの座席がずらり。背もたれに体を預ければ、視界を遮るものは何もありません。目の前に広がるのは、奥飛騨の雄大な自然だけ。奥飛騨を全身で感じる旅のスタートです。
五感で味わう、天空のドライブ
アカンダナ山を背に、バスはゆっくりと走り出します。スピードが乗るにつれて、全身を駆け抜けるのは、ひんやりと心地よい高原の風。目をつむれば、草木の香りや川のせせらぎがダイレクトに伝わってきて、まるで自分が奥飛騨の大自然に溶け込んでいくかのよう。この感覚は、屋根のないオープンバスならではの醍醐味です。
「おくひだマウンテンバス」の魅力は、景色だけではありません。このバスには、「界 奥
飛騨」スタッフさんが同乗し、リアルタイムでガイドをしてくれるんです。
走行しながら、その日の天気や時間帯に合わせた実況や、地元の人しか知らない豆知識に耳を傾けていると、ただ通り過ぎていた景色が、どんどん魅力的に見えてくるから不思議です。
また、バスの名前が、地元の小学生たちの想いが込められて名付けられたと聞き、地域全体でこの旅を創り上げている温かさを感じました。
旅のクライマックスは、スリル満点のトンネル!
爽やかな風に吹かれていたバス旅は、終盤に待ち構える長いトンネルで一変します。ビュンビュンと吹き抜ける強い風が体を通り抜け、一気にクールダウン。
すぐそこに迫る天井は、まるでアトラクションのようなスリル満点の体験です!トンネルを抜けた先は、いよいよ終点の新穂高ロープウェイに到着です。
乗車記念として限定ステッカーがもらえますよ!(後ほど特典が受け取れるので大切に取っておきましょう)
標高2,156mの別世界へ。
新穂高ロープウェイで天空散歩
「おくひだマウンテンバス」を降りたあとは、日本で唯一の2階建てゴンドラに乗り込み山頂まであがります。
ぐんぐんと高度を上げていくにつれて、眼下に広がる景色はまさに圧巻。まるで鳥になったかのような気分で、雄大な自然のパノラマに吸い込まれていきます。
山頂の西穂高口駅に降り立つと、ひんやりと澄んだ空気が心地よく、下界とは別世界。
展望台からは、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星として掲載された、360度の大パノラマが望めます。槍ヶ岳や穂高連峰など、名だたる北アルプスの名峰が目の前に連なる光景は、思わず息をのむほどの美しさでした。
天空の思い出を形に残せる「山びこポスト」も要チェック。なんと、通年で集配されるポストとしては日本で最も高い場所にあるのだそう。
私も、この絶景と澄んだ空気の中で感じた感動を絵葉書に綴り、大切な友人へ向けて投函しました。
この場所から送る手紙は、きっと特別な思い出になるはずです。
再びロープーウエイへ乗り込みしらかば平駅へ到着したあとは、「アルプスのパン屋さん」へ向かいます。
おくひだマウンテンに乗車した方は、乗車後にいただけるステッカーを提示すると、お好きなパン1つと、カフェメニューから選べるドリンク1杯をプレゼントしていただけるんです。
1番人気のクロワッサンをはじめ、ゴンドラ食パンや朴葉みそパンなどオリジナルパンも充実。ビューラウンジで雄大な景色を眺めながら堪能してみてくださいね。
寄り道して奥飛騨クマ牧場で癒しのひととき
新穂高の絶景を心ゆくまで堪能した後は、再びバスで平湯バスターミナルへ。まだ時間に少し余裕があったので、気になっていた「奥飛騨クマ牧場」に立ち寄ってみることに。
ここでは、たくさんのクマたちがのんびりと暮らしており、エサやり体験ができます。おやつをねだって手を振ったり、ユニークなポーズをとったりするクマたちの愛嬌たっぷりの姿に、思わず笑みがこぼれます。
大人も童心に返って楽しめる、予想以上に楽しい癒しのスポットでした。
今回は、平湯温泉から新穂高ロープウェイまでを結び、北アルプスの雄大な風景を堪能できる「おくひだマウンテンバス」のご紹介でした。
奥飛騨では、新穂高ロープウェイからの絶景、飛騨の匠の技にふれる文化体験など、季節ごとに変わる奥飛騨の魅力を満喫できます。
この夏、ぜひ奥飛騨の自然に癒されに行ってみてくださいね。