「好きな場所でサウナを楽しめる」というテントサウナの特長を活かし、素晴らしいロケーションのなか“ととのう”ことができる施設が増加中!美しい川が流れ、澄んだ空気が充満する大自然のフィールドは、絶好のサウナスポットなのです。
また、ビーチやアウトドアリゾートで気軽にサウナを楽しめる施設が登場するなど、アウトドア系サウナは多様化を見せています。そこで、アウトドアサウナを満喫できる東海地方の施設を、ロケーションもさまざまに一挙ご紹介します。
※サウナ浴の直後に水風呂や川、滝壺、海に入るのは、体に負荷がかかります。体調と相談の上、無理なく楽しみましょう。
目次
テントサウナの聖地で極上のととのい体験
三重・紀宝町「飛雪の滝キャンプ場」
三重県最南端の紀宝町にある、大自然に囲まれた「飛雪の滝キャンプ場」。高さ30m、幅12mの「飛雪の滝」を臨む場所に広がっています。
滝壺を水風呂代わりにする感動的な体験ができることから、「テントサウナの聖地」として全国的に知られています。
テントサウナの種類はフィンランド式1種と、ロシア式(写真)2種の合計3種から選べます。フィンランド式は室温が60~80℃ほどと熱さは控えめで、30分程度の時間をかけゆっくりと体を温めていきます。テントサウナ内で、おしゃべりや団らんを楽しむのに最適。
一方のロシア式は室温が100℃以上になることも多く、しっかり蒸されたいサウナーにおすすめ!
ハイライトはなんといっても、滝壺に飛び込む瞬間!水はひんやり冷たく、サウナで火照った体を一気にクールダウンしてくれます。滝の落下点の目前まで近づくこともでき、爽快感満点!
滝を眺められる場所に休憩用チェアも用意されています。マイナスイオンを浴びながらの外気浴は、「至福」という言葉がぴったり。流れ落ちる滝の音にも癒やされます。
【飛雪の滝キャンプ場】
住所 :三重県南牟婁郡紀宝町浅里1409-1
電話番号:0735-21-1333
https://hisetsu.jp/main/
森のサウナで語り合えば新しいアイデアも!?
三重・菰野町「AOU no MORI~ CO-CREATION SPACE ~」
三重県菰野町にあるプライベート型貸切サウナ施設「AOU no MORI~ CO-CREATION SPACE ~」。森の中という非日常の空間で過ごし、サウナで語る場として、ベンチャーやスタートアップの企業からも注目されている話題スポットです。
60〜80℃と心地よい室温のフィンランド式サウナ(写真)と、100℃を超えるロシア式のサウナがあります。「AOU no MORI」で栽培されているフレッシュなハーブを使った、ロウリュを楽しむことも。
鈴鹿山脈から流れ出る天然水を使用した水風呂はおよそ13℃。新鮮な天然水を常にかけ流しています。小川のせせらぎに耳を傾けながら、休憩用チェアで外気浴しながらリラックス。
サウナの後は、キノコのような形をしたインスタントハウス内で休憩できます。プロジェクターも完備されており、オンラインミーティングやプレゼン発表をすることも可能。貸し切り型の施設なので、研修やセミナーなどさまざまな用途に利用できそうです。
【AOU no MORI~ CO-CREATION SPACE ~】
住所 :三重県三重郡菰野町大字杉谷字倉谷2302-1
https://leopards.co.jp/service/aounomori
清流・板取川に身を委ねリラックス
岐阜・関「ITADORI SAUNA」
エメラルドグリーンの水を湛える清流・板取川の畔でサウナを楽しめる「ITADORI SAUNA」。板取に生まれ育ち、この大自然を遊び場にして育ったオーナーの三島陽さんが作り上げたサウナテントフィールドです。
テントサウナは貸し切りで、仲間たちだけのプライベート空間を楽しめます。室温は80℃〜100℃としっかり熱め。薪がはぜる音、川のせせらぎに耳を傾けながらじっくりと汗をかくことができます。自家製のアロマを含んだアロマ水をロウリュすれば、テント内に香りが広がりリラックス効果は絶大。
サウナの後に清流・板取川にダイブできるのが最大の特徴です。サウナから川まで5秒と、動線も素晴らしい!川に身を委ねてプカプカと浮かべば、自然と一体になったような心地になります。
板取の風を感じながらの外気浴が最高なのは、言うまでもないでしょう。こちらではSUPも貸し出しており、ボードの上で外気浴を楽しむこともできます。
【ITADORI SAUNA】
住所 :岐阜県関市板取5877-1
電話番号:050-1807-4256
https://itadori-sauna.com/#page1
開放的なビーチで「海風呂」を満喫!
愛知・常滑「STEAMERS」
開放的な愛知県常滑市りんくうビーチで、男女一緒にサウナレジャー体験ができる「STEAMERS」。名古屋の都心部から近い上に、水着とサンダルを持参すれば利用可能なのでとても気軽です。薪サウナは湿度が低く、高い温度でも息がしやすいためサウナ初心者もぜひ体験を!
ビーチには各国のモバイルサウナが並んでおり、見本市のような雰囲気も。実はこれらのサウナはすべて販売もしているそう!特におすすめは、愛知県内の間伐材を使用した小屋サウナ「reboot house」なのだとか。気に入ったら自宅用に1基、購入してみては(!?)
サウナの後は「海風呂」でプカプカ。季節にもよりますが、水風呂や川ほどは冷たくないので、サウナ初心者に向いているかもしれません。ちなみに、「STEAMERS」は夏以外も営業(1~2月は強風のため休業予定)。海水浴シーズン以外に海に入ることができるのは貴重かも。
ビーチではオリジナルのサウナ飯や、サウナのために開発したオリジナルドリンクなどを提供。BBQプランや飲み放題プランも準備中とのことで、これからますます楽しみが広がりそうです。
【STEAMERS】
住所 :愛知県常滑市りんくう町2 りんくうビーチ
電話番号:070-4002-1367
https://steamers-sauna.com/
八ヶ岳の伏流水と高原を吹く風!
長野・茅野「TINY GARDEN 蓼科 -Camp Lodge & Cabins-」
アーバンリサーチがプロデュースする宿泊施設「TINY GARDEN 蓼科 -Camp Lodge & Cabins-」。
ロッジやキャビン(写真)、キャンプサイトなどを備え、蓼科の自然を感じながら好みのスタイルでステイを楽しめます。
2023年3月にキャンプエリア内にオープンしたのが、1日3組限定の完全プライベートサウナ「SAUNA CABIN HU」。セルフロウリュができる薪ストーブを備えた本格サウナです。
エストニアの薪ストーブ「HUUM」はきめ細かい蒸気を発生できるのが特長で、ロウリュすることによって心地よく体感温度を高めることができます。
サウナでしっかり蒸されたあとは水風呂へ。八ヶ岳の伏流水が湛えられており、よく冷えています。水風呂にはシャワーが備えられており、頭部からも水を浴びられるのもポイント。
そして、休憩用チェアで至福のととのいタイム。高原の澄んだ空気を感じながら、リフレッシュできます。
サウナは宿泊者以外も予約により利用可能。また、宿泊とサウナ利用がセットになったプランもおすすめです。
また、湖畔をテーマにしたオリジナルブランド「EKAL」やアウトドアギアを販売するショップやカフェスペースなどそのほかの施設も充実。蓼科湖畔での一日を満喫できます。
【TINY GARDEN 蓼科 -Camp Lodge & Cabins-(タイニー ガーデン たてしな キャンプ ロッジ アンド キャビンズ)】
住所 :長野県茅野市北山8606-1
電話番号:0266-67-2234
https://www.urban-research.co.jp/special/tinygarden/
山里×古民家×サウナ
静岡・静岡「saunaMYSA」
静岡市の山間に建つ古民家で、サウナを楽しめる「saunaMYSA」。
一見しただけでは、サウナ施設とは思えない趣深い佇まい。サウナは水着着用の男女共用で、タオルなどのアメニティは受付時に受け取ることができます。(水着のみ持参が必要)。
テントサウナは約90℃と約110℃の2基あり、好みに合わせて選ぶことができます。どちらのテントサウナもセルフロウリュが可能。
庭には大きな水風呂があります。安倍川水系の井戸水をぜいたくにかけ流しで使用しており、水温はおよそ13〜15℃。
山里に吹く風を感じながらの外気浴は、心地いいことこの上なし。最高の「ととのい」へと誘ってくれます。
【saunaMYSA(サウナ ミーサ)】
住所 :静岡県静岡市葵区足久保口組舟沢16201
電話番号:054-297-5337
https://sauna-mysa.jp/
自然を開拓して築き上げたアウトドア拠点
愛知・豊田「Sauna Base SHIFUKU」
香嵐渓からもほど近い、巴川のほとりにある貸切型のアウトドア施設「Sauna Base SHIFUKU」。
最大4名まで入れるテントサウナがある、「至福エリアプラン」「秘境エリアプラン」。最大10名まで入れる「大型テントサウナプラン」の3プランがあります。「秘境エリア」(写真)はもともと岩や草木が生い茂っていた場所を開拓してできたエリアで野趣満点。
テントサウナのセッティングはテントサウナスペシャリスト集団「madsaunisut(マッドサウニスト)」の監修を受けた本格派です。また、オプションで薬草専門店オリジナルのサウナハーブを利用することも可能。ストーブの上でハーブを煮立たせ、その煮汁でロウリュをすることでテント内が心地よい香りに包まれます。
竹やぶや紅葉に囲まれながら外気浴ができる、「至福エリア」(写真)もおすすめ。「秘境エリア」のさらに奥まった場所にあります。
いずれのエリアもサウナ→川での冷水浴→休憩の動線がよいのが魅力的!
【Sauna Base SHIFUKU】
住所 :愛知県豊田市篭林町塩平18
http://sfkntk.com/
自ら設営したテントサウナで爽快に汗をかく!
長野・阿智村「せいなの森キャンプ場」
美しい星空を見られることで有名な南信州・阿智村にある、「せいなの森キャンプ場」。伊那谷と木曽谷をつなぐ、標高1,100mの山間にある自然豊かなキャンプ場です。
バックパック型の持ち運び可能なテントサウナ「Mobiba」を、川辺で楽しめるプラン「トライアル・サ活プラン」が人気です。スタッフおすすめのサウナスポットで、気軽にテントサウナを体験することができます。料金は2名2時間プラン6,000円~とかなり手頃。テントサウナは自分たちで設営することができ、アウトドア気分を満喫できます。
サウナであったまったら、目の前に流れる小川で冷水浴。水深が浅いので安心して楽しむことができます。プランには休憩用のチェアの貸し出しも含まれており、キャンプ場内の好きな場所で「ととのう」ことができます。
【せいなの森キャンプ場】
住所 :長野県下伊那郡阿智村清内路2991
電話 :0265-46-2525
https://seinanomori.com/
村内でその日最高のサウナスポットへ!
岐阜・白川村「白川郷”Soto”サウナキャラバン」
白川郷アクティビティーセンターo8が企画する「白川郷”Soto”サウナキャラバン」。白川郷に点在する大自然スポットの中から、ガイドがその日最高な場所を選んで連れて行ってくれるサウナツアープログラムです。
通常は「道の駅 飛騨白山」が集合場所となっています。2名から催行され、ペアプランは1人6,000円とかなり手頃!プロの指導のもと、川原で火を焚き、テントサウナを満喫できます。
最高に冷たい霊峰白山からの雪解け水を浴びて、白川郷に吹き抜ける風を感じればととのうこと間違いなし!「好きな場所でサウナを楽しめる」という、テントサウナの利点を最大限に生かしたプログラムは今後ますます注目を集めそう。
また、冬は真っ白な雪の世界でサウナ体験を楽しめる「豪雪サウナ」も実施(1日1組限定)。水風呂代わりの「雪ダイブ」を楽しめるのも豪雪地帯である白川郷ならでは!
【白川郷”Soto”サウナキャラバン】
住所 :岐阜県大野郡白川村平瀬516-62 道の駅 飛騨白山(集合場所)
電話番号:080-5133-1508(白川郷アクティビティーセンターo8)
https://www.shirakawa-o8.com/
DIYで作り上げた巨大味噌樽サウナ!?
愛知・岡崎「Nukata Nature Field」
2022年の春にオープンした、手作り感満点のオートキャンプ場「Nukata Nature Field」。新東名高速道路・岡崎東ICからアクセスが良好でありながら、素晴らしい自然を体感できます。
高さ約2m20cm、幅約3m30cmの巨大な味噌樽を使ったサウナがキャンプ場のシンボル!オーナーが味噌樽を譲り受けDIYで作り上げた、なんとも岡崎らしいサウナです。
味噌樽サウナの内部は思いのほか広々!水着着用で男女一緒に入ることができます。中央にサウナストーンが積まれた薪ストーブがあり、セルフロウリュも可能。
サウナの後は川の中に作られた水風呂でクールダウンしましょう。キャンプ場利用者以外も、サウナを体験できます。
【Nukata Nature Field(ヌカタ ネイチャー フィールド)】
住所 :愛知県岡崎市石原町宮ノ入30
電話番号:090-1824-4066
https://nnf.green/
今回は「アウトドアサウナを満喫できる東海地方のキャンプ場・サウナ施設」を紹介しました!普段は街中のサウナ施設やスーパー銭湯にしか行かない方も、趣向を変えて山や海へ赴いてみては?ぜひ参考にしてください。