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読んで楽しむのはもちろんですが、読み終わった後にインテリアとしても飾っておきたなる絵本はいかがでしょうか。今回はそんなおしゃれな絵本を集めてみました。プレゼントにもぴったりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
定番だけど定番じゃない。
遊び心がつまった「POP-UP BOOKはらぺこあおむし」
エリック・カールの「はらぺこあおむし」は絵本の中でも定番中の定番。もう飽きたよ〜という方も、この「POP-UP BOOKはらぺこあおむし」は一味違うんです。あおむしが動き、果物やお菓子が本の中からとびだす、趣向をこらしたしかけが満載!
あおむしが動き出したり……。
鮮やかな蝶が飛び出したり……。
知っている話でも、とびだす絵本になるとまた新鮮なものです!しかも、ぜいたくなことに全ページ飛び出すんです。これには、大人も子どももわくわくすること間違いなしですよ。
永遠のファッションアイコンが絵本に。
「ジバンシィとオードリー ―永遠の友だち ―」
オランダのハーグ市立美術館が、「HUBERT DE GIVENCHY TO AUDREY WITH LOVE」展を開催したときにつくられた絵本。ファッション・デザイナー ユーベル・ジバンシィと、女優 オードリー・ヘプバーン、そんなふたりの友情を描いた物語です。
それぞれの生き方を描きながら、二人の人生がクロスするさまは、スピード感もあり、あっという間に読めてしまいます。絵のタッチもファッション雑誌のようで、オシャレで洗練されています。モードの神童といわれたジバンシィの伝記とも言える絵本であり、おしゃれ好きなお子さんにもぴったりな一冊です。
大切な人と出会い幸せになるお話
「さびしがりやのクニット」
トーベ・ヤンソンが1960年に描いた2冊目のムーミンの絵本「さびしがりやのクニット」。うつくしい色彩と細やかな描線を、ぜいたくな多色刷りで忠実に再現されています。
ひとりぼっちでおくびょうな男の子クニットが孤独に立ち向かい、大切な人と出会い幸せになるお話です。ムーミン一家は登場しませんが、スナフキンや、モランやスニフなどは登場しますよ。
大人の方は童心に、子どもにとってはほんのちょっと勇気をだせば、世界が変わることを教えてくれる。生涯大切にしたいと思える一冊です。
椅子の巨匠の幼少期を描いた
「ハンスといす そしてせかい」
デンマーク家具の巨匠ハンス・J・ウェグナーの生涯と作品についてを描いた絵本です。表紙の絵柄もとっても惹かれますよね。彼の故郷にあるトナー美術館で発刊、日本語に翻訳されたものです。
この本は彼の生涯を描いているわけではなく、ウェグナーの幼少時代を追いながら、森の木が椅子になるまでを木の目線で語られていきます。
給水塔の話、森の木の話、代表作でもあるザ・チェア・バレットチェア・ベアチェアやピーコックチェアも登場しますよ。ウェグナーファンをはじめ、大人から子どもまで幅広く楽しんでいただける一冊です。
デンマークで半世紀以上愛されている絵本「ラスムス クルンプ」
デンマークで新聞の連載漫画の主人公として生まれた「ラスムス クルンプ」。誕生以来もう半世紀以上経ち、母国デンマークでは「くまのキャラクターといえば”ラスムス クルンプ”」というほど知られているのに日本では知名度低めな彼。
子どもを楽しませる物語とイキイキとした想像力豊かな世界観を描き出した絵は大人にも子どもにも大人気。現在までに80種類ほど出版されており、新しいものも次々と出てきています。
どの物語も、ほっこり愛らしく、親子で楽しめますよ。お昼寝や夜の寝かしつけにはもちろん、お出かけ先のお供としてもオススメです。親から子へ子供へまたその孫の代へと長く読み継がれてきた絵本です。
何度だって読みたい。
絵本で出会う「星の王子さま」
サン=テグジュペリの小説「星の王子さま」といえば言わずもがな名作ですよね。1943年にアメリカで出版されて以来世界各国で翻訳され、子どもはもちろん大人にも愛されています。
星の王子さまに出会う最初の入りとしてオススメなのが、絵本「星の王子さま」です。受け取る人にとってそれぞれの解釈がある星の王子さまは、お子さんの胸にそっと届くように、わかりやすい言葉で書かれています。
名作中の名作だけど、今まで読んだこののなかった方も、絵本だとすんなり入ってくるかもしれませんよ。親子で楽しめる絵本です。
中はどうなってるかな?
「ムーミンママのハンドバッグ」
MMと書かれたこの絵本なんだと思いますか?
これ実は、ムーミンママが毎日持っているハンドバッグなんです。そんなムーミンママの絵本が「ムーミンママのハンドバッグ」。原作の世界から飛び出したような、実際に手に持つことができるバッグ型絵本です。
ページをめくるたびに、あんなものやこんなもの、はたまたあの人まで!ページをめくるたびにいろんなものがバッグからでてくる楽しいお話です。
今回はおしゃれな絵本をご紹介しました。子ども向きと思われがちな絵本ですが、意外にも大人の方が夢中になってしまう……。なんてことも多いくらい、案外絵本って奥深いものです。お子さんと一緒に、おしゃれで楽しい絵本の世界に浸ってみてくださいね。