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愛知県在住の版画家・伊藤里佳です。
今回は名古屋市昭和区にあるギャラリー「ガルリラペ」で、10月27日(日)に開催された「Print For Sale」のレセプションに参加してきました。写真は会場の様子。棚には版画作品やZINE(小冊子)、メモ帳やカードなどバラエティに富んだ作品が並びます。
たっぷりとレポートしていきたいと思います!
「Print for Sale 見ること 触れること 手に入れること」
デザインから雑貨、写真、版画までさまざまな “Print” 作品を紹介している展覧会です。
最初に主催の片山さんにお話を伺いました。
きっかけは、展示が終わった作品でも、いいものはたくさんあるのでそれらを販売するような場所をつくりたい。という思いと、版画だけ、デザインだけではなく「Print」で作品を集めた方がジャンルを越えた面白いものが集まるのではと考えていた時に、タイで出会ったユニット「Print Now」の自分のできることで仕事をしていくという強い意思を目の当たりにし、影響を受けたそう。
Print for Saleは今回で3回目。出品者は44名。デザインされたもの・版画・写真・雑貨などたくさんの作家さんが出品されていますが、窮屈な感じはなく心地よく展示されています。
お菓子やお茶をいただき作家さんのトークと紹介がスタートです!たくさんの作品があるのでカテゴリ別にみていきたいと思います。
布もの
タイのユニットで1人はペインター、1人は木版で制作をしている「Print Now」。このバッグは油性木版でつくられています。タイから仕入れられてます。片山さんがPrint for Saleを企画するきっかけにもなったユニットです。
“もんぺは地味で古くさいイメージがあるけれど、田んぼで作業する服なので機能的に優れているのでは”。と考え ♯の柄は、田んぼをイメージして図案にしています。お子さまとペアで着用して稲刈りなどいかがでしょうか。着心地がよさそうなので、おうちでゴロゴロするのもよさそうです。
テーマは“冠婚葬祭”だそうです。イメージは香典袋!あくまで「イメージは、」なのだそう。たくさんのストライプのバッグが並びます。
「ストップ!過剰包装!」。これにプレゼントを入れて渡し、渡された誰かは袋に入れてまた誰か……。ナイスな商品です。
紹介しているのは芸妓さんの技、金のシャチホコの手ぬぐい。アイディアをイベントの10日前に思いつき、ギリギリの納期を頼み込んでシルクスクリーンで刷ってもらいました。刷ったのはイヌマル堂の近藤千鶴さん。
ピースグラフィックスは、青柳ういろう、大和屋守口漬総本家、パスコなどのパッケージデザインや広告を手がけられています。そんなお仕事の中でつくりたかったけれどアイディアとして残ったものをつくってみよう!というのが展示されています。
白澤さんはCDジャケットやカタログ、広告の素敵なデザインに定評のあるデザイナーさんです。
畳んだ手ぬぐいも広げた手ぬぐいも素敵です!芳野さんファン、必見です。
鮮やかな色のバッグが並びます。お気に入りの1枚が見つかるはず!
オリジナルテキスタイルです。