メルボルンで技術を磨いた、オーナー嶋さんがこだわり抜いたロースターカフェ「Q.O.L. COFFEE」
目次
さまざまな工夫を凝らした内装
−店内にも、嶋さんのさまざまな想いが込められています。
嶋さん:「僕がこの店をはじめるにあたって目指したのがスペシャルティコーヒーを軸にしたコーヒー+ロースターカフェです。1Fはコーヒーができあがるまでの導線を考えて内装を考えました。店の奥には生豆、入り口には焙煎機を置いています。そしてカウンターで焙煎した豆をドリップしてお客さんに提供します。気づかない人が多いんですが、一杯のコーヒーができあがあるまでの過程を見ていただけるような工夫を凝らしているんです。」
嶋さん:「2Fはお客様がゆったりと過ごしていただけるカフェ+ギャラリーです。実際にここで、ギャラリー展示や、演劇、コーヒーと和菓子のペアリング、音楽ライブなどもしています。新しい形ではありますが、実は昔からあるカフェ文化を大切にしながら、コーヒー+カルチャーの発信地にしていきたいですね。」
外の借景を楽しみながら飲むコーヒーは至福の時間に。
朝は7時半からオープンしているので、出勤前にモーニングを楽しんでから仕事に行けば一日がより豊かに感じられるはずです。
展示の期間ごとにさまざまなアーティストの作品を楽しめます。
名古屋の老舗珈琲店で働いていた時代にもらったというコーヒー豆の木。15年ほどでこの大きさになったのだそう。
実際にコーヒーをいただいてみました
−Q.O.L.COFFEEでは、コーヒーの提供の仕方も少し変わっています。
嶋さん:「うちでは、オリジナルカップとサーバーに入れてコーヒーを提供しています。こうして提供することで、非日常を感じながら楽しんでコーヒーを飲んでいただけたらうれしいですね。」
今回私たちがいただいたのは、ケニヤ。提供される際に、豆の情報が書かれた紙も一緒についてきます。豆の情報を書いて提供することで、喋りはじめて自分が何を飲んだか忘れてもどんなコーヒーだったかわかるようにしているのだそう。
オリジナルカップは嶋さん自ら瀬戸の窯元に足を運び、釉薬のかけ方から、細かいひび模様ができる貫入までこだわった逸品。実際に店舗で購入できますよ。カラーバリエーションもあり、サイズ感もいい感じです。
街に根ざしたコーヒーショップを目指して
2018年には、東京で開催されたCOFFEE CORECTION(コーヒーコレクション)というスペシャリティコーヒーの祭典ベスト8にも選出。出店基準はコーヒー豆を送って、味だけで選出された上位8位が出店できるというものだそう。全国的にも、知名度をぐんぐん上げてきている「Q.O.L. COFFEE」。今後、コーヒーを通じてどんな場所になっていくのかとても楽しみです。モーニングやフードメニューも充実しているので、次回はフードからコーヒーまで堪能したいと思います。
嶋さんの人柄もとても最高なので、ぜひ足を運んでみてください!