昭和の香りが残る栄エリアへ、レトロ探訪の旅

愛知
掲載日:2019.02.28
昭和の香りが残る栄エリアへ、レトロ探訪の旅

栄のランドマーク「中日ビル」がいよいよ3月末で閉館。再開発がすすむ栄エリアでは相次いでレトロなビルや昔懐かしい喫茶店が姿を消しています。今残っている建物も、いつかはなくなってしまう……。そう思うと、今しか見られない風景を目に焼きつけておきたい!そんな気持ちになります。

今回は、栄エリアを中心に、昭和の香りが残るレトロ探訪をしてきました。

3月末で閉館。さよなら中日ビル

中日ビル

まずは、「中日ビル」からスタートです。

地上12階建ての館内には、オフィスや中日文化センター、中日劇場など180のテナントが入居。地下2階~3階にある中日ビルタウンは、グルメやファッション・雑貨など約100店舗が並んでいました。

中日ビル

だんだんと字が小さくなっていく中日ビルの正面玄関のサイン。建てた人の意図が気になります。

中日ビル

丸窓もとってもいけてます。

ステンンドグラス

1階にある駐車場の入口近くには、大きなステンドグラスがあります。作者はわかりませんが、中日ビル・名古屋テレビ塔・名古屋城・ナゴヤドームなど、名古屋を代表する施設が施されています。これも保存させるのでしょうか。

壁画

ビルの最大の特徴はエントラスをくぐると出迎えてくれる、この大きなモザイク壁画です。モザイク壁画を手がけたのは、モザイク壁画の第一人者、岐阜県大垣市出身の洋画家・矢橋六郎氏。

この時代、建設費の一部を芸術に充てるという流れがあり、公共施設や社屋、デパート、大型ビルなどに多くの芸術作品が施されていました。現在でも名古屋市内で多くのモザイク壁画を見ることができますよ。

ビルの閉館とともに、取り壊されることが有力視されていましたが、新ビルに移設されることが決まったそうなので、新しいビルではどんな形で見られるのかとても楽しみです。

【中日ビル】
住所  :〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4丁目1−1
営業時間:9:00~21:00

http://www.chunichi-bldg.co.jp/

ノスタルジックな世界が広がる屋上遊園地

松坂屋

お次は、松坂屋へ移動してレトロ探訪です。松坂屋でもっともレトロな場所といえば、「屋上遊園地」。全国的にも激減しているデパートの屋上遊園地ですが、名古屋市内では「三越」と「松坂屋」の2カ所が現在も運営を続けています。

 松坂屋

「スカイランド マツザカヤ屋上遊園」の文字もレトロでいい感じです。

屋上

屋上遊園地の魅力はレトロでかわいい乗り物はもちろんですが、小さなお子さまでも安心して遊べるところです。

松坂屋は特に乗り物が充実。新幹線や汽車、トーマスやアンパンマンなどバラエティに富んでいます。整備もしっかりと行き届いていますよ。

【松坂屋名古屋店】
住所  :〒460-8430 愛知県名古屋市中区栄3丁目16−1
営業時間:10:00〜18:00(※営業時間は館内によって異なります)

https://www.matsuzakaya.co.jp/

地下街が昭和すぎる「栄町ビル」の名店街

栄

栄

丸栄のすぐそば、国際ホテルを併設するビルが「栄町(えいちょう)ビル」です。ここも、2020年までに取り壊しが決まっており、訪れることができるのもあとわずかです。

それでは早速名店街へ行ってみましょう!

六角

地下へ降りる階段の途中には六角看板が。すでにレトロな香りがプンプンしています。サイン

至るところにあるのサインもすごくいい感じです。

ペリカン

外観からもそそられる喫茶店です。食品サンプルが並ぶショーウィンドウもたまりません。

地下街には、テナントがびっしりと入居してます。ここには隠れ家的な名店も多く入っているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

【栄町ビル】

住所  :〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3丁目23−31
営業時間:営業時間はテナントによって異なります。

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