もう二度と行けなくなる前に行っておきたい!栄のランドマーク『中日ビル』

2018.12.3
中日ビル

名古屋市中区・栄のランドマークといえば「中部日本ビルディング(以下:中日ビル)」。
1966年(昭和41年)の竣工以来、50年以上に渡って多くの人々に親しまれてきました。地上12階建ての館内には、オフィスや中日文化センター、中日劇場など180のテナントが入居。地下2階~3階にある中日ビルタウンは、グルメやファッション・雑貨など約100店舗が並んでいます。(2019年1月末閉店予定)

 

そんな中日ビルも老朽化や耐震の問題に伴い、2019年3月に惜しまれつつも建て替えることが決まりました。

 

私たちの生活に当たり前に存在していた中日ビル。とは言っても、館内には何が入っているのか知らない方も多いのではないでしょうか。今回ライフデザインズでは、中日ビルがなくなってしまう今だからこそ、改めて探索してきました。

 

 

圧巻の天井モザイク壁画

 

中日ビル

中日ビルの正面玄関のサイン。だんだんと字が小さくなっていきます(笑)

 

 

モザイク壁画

モザイク画「夜空の饗宴」


エントランスをくぐって天井を見上げると一面にモザイク壁画が出迎えてくれます。名古屋市内でも、多くのモザイク壁画を見ることができますが、ここ中日ビルでも大迫力のモザイク壁画を見ることができます。モザイク壁画の歴史は、1964年(昭和39年)東京五輪が開催された前後から高度経済成長期に多く制作されたと言われています。

 

壁画

 

当時、建設費の一部を芸術に充てるという流れがあり、公共施設や社屋、デパート、大型ビルなどに多く芸術作品が施されました。ここ中日ビルのモザイク壁画を手がけたのは、モザイク壁画の第一人者、岐阜県大垣市出身の洋画家・矢橋六郎氏(1905-1988)の作品です。

 

ビルの閉館とともに、取り壊されることが有力視されていましたが、新ビルに移設される方針が決まりました。よかった〜!

 

ズマルト
タイルは「ズマルト」という、イタリアのヴェネツィアでつくられているモザイク用のガラスが全面に使われています。

 

 

 

さよなら中日ビル企画

 

さよなら中日ビル

 

「中日ビルさよなら企画」。館内ではこんな企画も開催されています。こちらのスペースでは、中日劇場で行われた歴代の公演ポスターが展示されていました。

 

 

ポスター

 

レトロ
レトロなデザインは眺めているだけでも楽しいです。

 

さよなら中日ビル
別の場所では、創業当時の写真も展示されていました。

 

創業時 中日ビル
当時は、こんなにも多くの人で賑わっていたんですね。

 

中日ビル
ビルへの思い出も壁一面に書かれていました。

 

閉館までさまざまなイベントを企画されているそうなので、Twitterでチェックしてみてくださいね!

 

 

 

レトロさを感じるデザインの数々

 

デザイン ビル

 

館内は、今ではなかなか見ることも少なくなったレトロなデザインたちで溢れています。このデコラティブな照明も現代ではあまり見かけないですよね。

 

中日ビル テナント
床のフローリングもレトロでかわいいです。

 


階段の手すりまでデザインが施されています。今見ると新鮮ささえ感じます。

 

タイル地下駐車場へ続く通路。天井以外はすべてタイル張り。

 

 

全国各地の観光情報がわかる「全国物産観光センター」

 

観光情報

 

4Fには全国物産観光センターがあります。ここは観光PRのアンテナショップとして各県のブースが設けられています。各地の観光案内や物産品、物産情報が手に入ることができますよ。

 

高知高知県のブース

 

東北東北のブース

 


富山県のブース

 

パンプレット

 

たくさんのパンフレットが置かれているので、ここにくるだけで、日本各地の観光・物産の情報を知ることができます。ウェブでなんでも調べられてしまう時代ですが、こうして足を運んで、旅行先を決めるのも面白そうです。

 

ふりかけ


テナントによっては、名産品の販売もしています。こちらは、島根の各家庭で昔から親しまれてきた「しそわかめ」。そのお値段なんと100円。明治10年開業、島根の老舗「魚の屋」が生わかめと北海道産さけを使用して素材にもこだわってつくった一品です。

 

たまごぱん


こちらは福島の名産品「愛津たまごぱん」。卵のパックに入った焼き菓子で、味は大きめなたまごボーロ。素朴な味わいが懐かしい持ちになります。

 

こうした各地の名産品に出会えるのもアンテナショップの魅力です。閉館後は、「久屋中日ビル」に移転して営業を続けていくそう。

 

 

老舗カフェ「サンモリッツ」

 

サンモリッツ


中日ビルの2階には、 コーヒーとスイーツのカフェ「サンモリッツ」が入っています。ぶらぶらしたあとはここで休憩するのもおすすめです。

 

名古屋名物
名古屋名物鉄板ナポリタン 980円

 

看板メニューは、「名古屋名物鉄板ナポリタン」。アツアツの鉄板皿にふわっふわに膨れあがった卵とケチャップの相性が最高です!

 

シュークリーム
シュークリーム 270円

 

一番の名物は皮はパリッと、中はクリームがたっぷり入った「シュークリーム」。サイズはやや大きめですが、甘すぎないのでペロッと食べられてしまいます。

 

シュークリームショートケーキ 400円

 

昔ながらのショートケーキもおすすめです。どこか懐かしさを感じる素朴な味わいがほっとします。

 


【サンモリッツ 中日ビル店 】
営業時間:9:00~21:00

 

 

 

こうして改めて中日ビルに来てみると新しい発見がたくさんありました。なんでもないと思っていた街の風景も、見過ごしているだけで、魅力がたくさん眠っているかもしれません。

 

昭和から平成と創業以来、長きに渡り愛され続けてきた「中日ビル」。このビルを見ることができるのも残りわずかです。閉館する前にぜひ中日ビルに足を運んでみてください。

 


【中日ビル】
住所  :〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4丁目1−1
営業時間:9:00~21:00

http://www.chunichi-bldg.co.jp/