【15選】個性豊かな地酒がずらり。東海エリアの酒蔵まとめ

掲載日:2020.09.14
【15選】個性豊かな地酒がずらり。東海エリアの酒蔵まとめ

東海エリアは酒づくりをするにはとても恵まれた土地であり、個性豊かな地酒がたくさんあります。例えば愛知県の「蓬莱泉」、岐阜県の「三千盛」、三重県の「作」など全国でも知られている銘酒も多く存在します。

今回は、そんな東海エリアの酒蔵をピックアップしました!ぜひ参考にしてみてくださいね。

愛知県の酒蔵

酒

まずは愛知県から。愛知の酒造りに関しては、古事記や日本書紀にも記載があり、いち早く酒造りの技術が伝わってきたと言われています。

戦国時代には現代の酒蔵に近い酒屋が現れ、江戸時代になると二代目名古屋藩主が酒を好んだことから、奈良より杜氏を招き、酒造りを奨励するなど酒造りはますます発展していきます。

その特徴は、酒造りに適した気候風土に恵まれ、地酒ファンをうならせる旨口の酒。県内では知多半島や西三河地区を中心に、現在でも多くの酒蔵が残っています。

萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)

出典元:https://kuheiji.co.jp/

1789年(寛政元年) に創業された名古屋市緑区にある酒造メーカー「萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)」。

代表的な銘柄とされているのが「醸し人九平次」です。国内外でも人気が高く、山田錦でつくられる純米大吟醸である「別誂」はパリにあるミシュラン認定の3つ星レストランでも提供されるほど。

萬乗醸造主屋・旧精米作業場・瓶詰作業場・元蔵・中蔵・新蔵・白米倉庫・離れ・土蔵・内井戸・旧仕込蔵及び樽修理場・外井戸は、登録有形文化財にも指定されています。

【萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)】
https://kuheiji.co.jp/

関谷醸造(せきやじょうぞう)

出典元:https://www.houraisen.co.jp/ja/

愛知県北設楽郡設楽町に本社を置く酒造メーカー「関谷醸造(せきやじょうぞう)」。

自家製米からはじまりひとつひとつの作業を丁寧に行うことで、上質な日本酒造りをされています。関谷醸造を代表する「蓬莱泉(ほうらいせん)」は、純米大吟醸や・生酒・純米吟醸酒のほか、スパークリングの日本酒などもシリーズとしてあり、同じ銘柄でもそれぞれ違った味わいが楽しめます。

また、純米大吟醸「空」は1年〜1年半待ちという、最も入手困難なお酒の一つです。

【関谷醸造(せきやじょうぞう)】
https://www.houraisen.co.jp/ja/

金虎酒造

出典元:https://www.kintora.jp/

弘化2年(1845年)創業、名古屋の数少ない酒蔵「金虎酒造」。

屋号の「金虎」は名古屋城の金鯱と、三代目が寅年であったことより命名。代表酒「虎変」は、名古屋の誇れる銘酒を新たにつくりたいという地元愛プロジェクトから製造がスタート。米、酵母からラベルに至るまで持てるすべてを厳選吟味。越後流を源流として名古屋の歴史と風土に磨かれてきた伝統の酒造りの技と、若き造り手達の次代への情熱が結実して生まれた逸品です。

【金虎酒造】
https://www.kintora.jp/

清洲桜醸造

鬼ころし

出典元:https://www.onikoroshi.co.jp/index.html

織田信長の居城「清洲城」や、五条川の桜で有名な「清洲」の地で創業して150年余り。「清洲桜醸造株式会社(きよすざくらじょうぞう)」は愛知県清須市に本社及び工場を置く日本の醸造メーカーです。

代表商品は日本酒の「清洲城信長 鬼ころし」。やや辛口で飲み飽きしない、まろやかでコクのある味わいが特徴で、毎日の晩酌におすすめな逸品。

【清洲桜醸造株式会社(きよすざくらじょうぞう)】
https://www.onikoroshi.co.jp/index.html

尊皇蔵元 山﨑

出典元:https://www.sonnoh.co.jp/

西尾市内唯一の造り酒屋「尊皇蔵元」。創業以来、この地を舞台に営々と酒造りひと筋に歩んできた造り酒屋。幡豆の豊かな自然が育んだ水と、澄んだ空気、そして独自の酒造りノウハウのハーモニーから生まれた製品群の数々は、酒販店、消費者の方々から高い評価を得ています。

【尊皇蔵元 山﨑】
https://www.sonnoh.co.jp/

岐阜の酒蔵

古くから酒造りが盛んな岐阜では50を超える県内の蔵元のうち、半数近くが江戸時代に創業した老舗で、8割以上が創業100年を超える歴史を有しています。

中でも、酒造りに欠かせないおいしい水に恵まれた土地であり、水源は、北アルプスや白山、恵那山など岐阜が誇る名峰たち。その山々に降り積もった雪が雪解け水となり、「木曽三川」と称される木曽川・長良川・揖斐川、さらには飛騨川など、国内有数の水量豊かな大河を生み出しています。酒造りにおいても、岐阜県内の日本酒の銘柄のうち、じつに7割が木曽三川の伏流水を利用してつくられています。

岐阜の酒造りの特徴は、約20年前に誕生した県オリジナルの酵母「G酵母」。華やかな吟醸香と高い発酵力が特色。現在は県内20以上の酒造場で使われています。

渡辺酒造店

出典元:http://www.sake-hourai.co.jp/

「渡辺酒造店」がある飛騨市古川町は、岐阜県の最北端に位置し、標高3千mを越える北アルプス連峰や飛騨山脈などの山々に囲まれた古川盆地に位置します。

明治3年(1870年)に酒造りを始めて以来、150年近い歴史をもつ蔵元。標高600メートルの高冷地にあり、冬は厳寒の好環境。伝統的な「寒造り」で醸し出される銘柄の数多くが、国内外の酒類コンクールでの受賞歴を誇っています。中でも有名なのが、飛騨の人々の生活には欠かせない地酒「蓬莱」。全国的にも広く知られ、多くの人に愛されています。

【渡辺酒造店】
http://www.sake-hourai.co.jp/

天領酒造

出典元:https://www.tenryou.co.jp/

社名が代表銘柄でもある「天領酒造」。日本有数の温泉地、下呂温泉で名高い岐阜県下呂市で生まれた、飛騨の地酒です。

明治時代に酒造りを開始して以来、手がける日本酒すべてに酒造好適米と、不純物の極めて少ない地下水を使用し、「花酵母」をはじめ多彩な酵母を使い分けるなど、妥協することなく品質を追求されています。

【天領酒造】
https://www.tenryou.co.jp/

杉原酒造

出典元:https://www.sugiharasake.jp/

「杉原酒造」は1892年(明治25年)に創業した100年の歴史をもつ蔵です。現在は従業員が、社長を務める杉原庄司氏と、酒造りを担う5代目慶樹氏の親子2人だけという、自称“日本一小さな酒蔵”。

代表する銘酒「射美(いび)」。原料には、杉原酒造が地元農家とともに開発した、オリジナルの品種「揖斐の誉(いびのほまれ)」を使用。開発から手がけたことでも大きな話題を呼んでいる清酒であり、高い評価を得ています。

【杉原酒造】
https://www.sugiharasake.jp/

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