名古屋エリアで利用できる電動キックボードのシェアリングサービス「Su__i(スーイ)」。
スマートフォンアプリで簡単に利用でき、利用料金は初乗り10分185円(税込)以降1分毎に15円(税込)。名古屋駅エリア・栄エリアを中心に、続々とポートがオープンしています。
今回は実際にスーイを利用して、名古屋のレトロスポットを巡ってみました!
目次
移動手段をカラフルに!
「Su__i(スーイ)」とは?
2023年4月から名古屋市内にてスタートした、電動キックボードシェアリングサービス「Su__i(スーイ)」。スマートフォンアプリで簡単に利用でき、料金は初乗り10分185円(税込)、以降1分毎に15円(税込)です。
名古屋駅エリア・栄エリアを中心に、現在◎◎ポートを展開しています。※2024年1月時点
「Su__i(スーイ)」で名古屋レトロ巡り!
まずはアプリを開いてポートを探します。今回は名古屋駅近くにある「桜通豊田ビル」のポートからスタート!
利用にはアプリでの登録が必要なので、事前にインストール&登録を済ませておくとスムーズですよ。
▼アプリのダウンロードはこちら
https://eboardsui.site/App_install/
安全面への配慮としての取り組みとして、交通ルールについての12問の小テストに全問正解しないと会員登録ができない仕組みになっています。
ポートに到着したら、電動キックボードについているQRコードを、専用アプリで読み込みます。近づけるだけでサッと鍵を開けることができました。お〜これは簡単です!
ヘルメットの着用は「必須」ではなく「努力義務」ですが、安全な走行のためにも着用するように努めましょう。
ではレトロ巡り、スタート!!
ゆっくりとアクセルを押すとス〜っと滑らかに走行スタート。電動キックボードは車両扱いになるため、白線の内側を走行しましょう。
電動キックボードははじめてでしたが、想像以上の安定感に驚きました。風を感じられ、爽快感があります。サイクリングでもなくドライブでもない新鮮さも魅力です!
自家製の小倉あんが絶品。「BUCYO COFFEE」でモーニング!
まずはモーニングを食べよう!ということで「BUCYO COFFEE(ブチョーコーヒー)」へ。食べログ喫茶店百名店に選出されており、豆にこだわる自家焙煎コーヒーと、小倉トーストが人気の喫茶店です。
徒歩で名駅エリアから徒歩10〜15分ほどですが、電動キックボードだと数分であっという間に到着しました。
BUCYO COFFEEの魅力はモーニングの種類が豊富なこと!(7:15〜10:30)
7種類あるモーニングセットの中でも特に人気なのが「小倉モーニング」。トースト or カイザーパンが選べるのですが、今回はカイザーパンをチョイス。
自家製の小倉あんがたっぷり!あんこの甘さが控えめなので、こんなに量があっても、パクパクと食べられてしまいます。カイザーパンのカリッとした食感と、表面に塗ってあるバターと小倉あんがベストマッチ。
「こっぺーぱんモーニング」は、名古屋の人気ベイクショップ「PINE FIELDS MARKET」との夢のコラボ!小倉+きなこバターのW乗せで。
お店のイチオシは「磯辺焼きトースト」。日間賀島の海苔&ドイツ産モッツァレラチーズを使った、特製たまり醤油味のホットサンドです。
とろ〜りチーズがたっぷりで、トーストと海苔ってこんなに合うのか!!と衝撃でした。一度食べると病みつきになること間違いなし。
【BUCYO COFFEE】
住所:愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目10-9 山善ビル 1F
堀川沿いを通って、四間道&円頓寺エリアへ!
堀川沿いを通って、四間道&円頓寺エリアへ!
川沿いの道が気持ちが良く、青色ラインがある場合は白線内側(左側)を走行してもOKなので、走行がしやすいです。(前方に自転車がいる場合の追い抜きなどはやめましょう)
納屋橋エリアはレトロな建物も豊富!
納屋橋は、1610年にかけられたといわれる堀川七橋の1つで、名古屋市の「都市景観重要建築物」として指定されています。
国の登録有形文化財として指定されている「旧加藤商会」。現在はタイ料理屋「サイアムガーデン」の店舗として使用されています。
四間道エリアにやってきました。名古屋駅からほど近い場所にあるにも関わらず下町の風情が残っています。
円頓寺商店街に寄り道
円頓寺商店街は円頓寺・円頓寺本町・西円頓寺と、3つの商店街からなっています。レトロな雰囲気の残る商店街ですが、その中に新しいお店が混在しており、近年注目を集めているスポットです。
商店街のアーケード内はキックボードを降りて進みましょう。
商店街を歩いていると小さな神社「金刀比羅神社(こんぴらじんじゃ)」を見つけました。ここでは、名古屋弁のおみくじを引くことができるんです!
「〜だで」「〜しやあ」など、名古屋弁が満載!
円頓寺エリアには、カフェ、喫茶店、花屋、ギャラリーなど、個性豊かなお店が満載なので、ぜひ散策してみてくださいね。
再びスーイに乗り、ランチのお店を目指しましょう!
ハイパワーモーターなのでデコボコ道や坂道も楽々!すい〜っと、あっという間に登れてしまいました。
ハンバーグと鉄板スパゲティが人気!「キッチンはせ家」でランチ
ランチは、東区・泉一丁目のオフィス街の一角にある「キッチンはせ家」にやってきました。もともとは1963年に「純喫茶はせ」としてオープン。1998年に改装し、以後洋食店として営業している人気店です。
ナポリタンとミートソースは、「純喫茶はせ」として創業した1963年から変わらない味。あんかけスパのように少しスパイシーなソースが、モチっとした麺によく絡みます。
1番人気のメニューは「デミソースハンバーグランチ」。ごはん・赤だし・香の物がついてくる昔ながらの洋食屋さんスタイル。
肉汁じゅわ〜っ!ふんわりしているのに、ミンチの肉肉しさもしっかり感じます。ハンバーグの塩胡椒の加減とデミグラスソースの組み合わせが最高です。
日替わりのハンバーグランチもありますよ!この日はわさび醤油でした。
レトロな雰囲気の店内もとても素敵なので、レトロ巡りにぴったり!お昼時は行列必須なので、時間に余裕を持って訪れましょう。
【キッチンはせ家】
住所:名古屋市東区泉1-21-1
再びスーイに乗って、次の目的地へ!
大きな交差点で右折の場合は、電動キックボードから降車し手で押して横断歩道を渡りましょう。
大通りも細い道もスムーズに走行できるのが、電動キックボードの魅力!
「文化のみち」をぶらり散策
レトロ巡り最後の目的地は「文化のみち」。 江戸時代から明治、大正へと続く名古屋の近代化を担った文化人たちが暮らした歴史的建造物が多く残されています。
まずは、「文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸)」へ。文化の道の資料も展示しているので、文化の道散策のスタート地点としておすすめですよ。
「日本初の女優」と謳われた川上貞奴(1871〜1946年)。「日本の電力王」といわれた福沢諭吉の娘婿にあたる福沢桃介(1868〜1938年)。旧知の仲だった二人は事業のパートナーとして、大正から昭和にかけてこの館でともに暮らしていました。
もともとは東区東二葉町にありましたが、現在の場所に移築復元され「文化のみち二葉館」として2005年に開館しました。
玄関入ってすぐのところにある大広間は、財界人や文化人たちが集まるサロンとして機能していました。大広間のみどころは「ステンドグラス」。当時の有名なデザイナーであり福沢桃介の義弟・杉浦非水の原画をもとに作成したものです。
二階の展示室では、名古屋にゆかりのある文豪の資料が紹介されています。
【文化のみち二葉館】
住所 :名古屋市東区橦木町3-23
電話番号 :052-936-3836
「文化のみち二葉館」から歩いて5分ほどの場所にある「橦木館」へ。
「文化のみち橦木館」は、陶磁器商として活躍した井元為三郎によって、1926年(大正15年頃)に建てられた邸宅です。1階にあるカフェスペースでは、美しいステンドグラスや日本庭園を眺めながら、ティータイムも楽しめます。
【文化のみち橦木館】
住所 :名古屋市東区橦木町2丁目18番地
電話番号 :052-939-2850
「橦木館」の一本裏の通りにある「旧豊田佐助邸」。こちらはなんと入場無料!
「旧豊田佐助邸」は、発明王と呼ばれ現在に至るトヨタグループの礎を築き上げた創始者・豊田佐吉の実弟・豊田佐助が住んでいた邸宅です。大正12年に建設。白いタイル貼りの木造の洋館と、広い間取りの和館で構成されています。
「文化のみち二葉館」「撞木館」とはまた少し異なる和洋折衷のスタイルがみどころです。
【旧豊田佐助邸】
住所 :名古屋市東区主税町3-8
電話番号 :052-972-2780
たっぷりレトロ巡りを堪能したので、返却ポートに向かいましょう!(借りたポートと別のポートで返却もOK)
最後は空いているポートに電動キックボードを返却し、スマホアプリで鍵を締めます。ライドが終了したことをアプリで確認しましょう。利用料金は、クレジットカードでの支払いとなります。
<実際に体験してみて>
電動キックボードは初めてだったのですが、とても楽しかったです!ちゃんと乗れるかな?と少し不安だったのですが、最初に5〜10分ほど練習したら問題ありませんでした。走っている時の爽快感も気持ちよかったので、また利用したいと思います。
必要なタイミングで借りられる気軽さはもちろん、排出ガスを出さない、サステナブルな乗り物としても注目されている「電動キックボード」。
実際に利用してみると、想像以上に簡単で快適でした。まずはお試ししてみてください!名古屋市内での行動範囲がぐっと広がりますよ。