「ナガシマリゾート」内の日帰り温泉施設「長島温泉 湯あみの島」。奥入瀬渓流、黒部峡谷の大自然をイメージしたスケールの大きい露天風呂で、手足を思いっきり伸ばしてくつろげます。
豪華歌手が出演する歌謡ショウを楽しみながらおいしい食事を味わうなど、ワンランク上の休日を過ごせるのも魅力です。また、2階にある「湯あみの岩盤浴」では、連日ロウリュウアトラクションを開催しており大好評。サ活や温活にもぴったりな施設なのです。
※2022年9月取材時の情報です
目次
自然美を感じられる2つの露天風呂
「ナガシマスパーランド」西ゲート前専用通路から連絡通路で結ばれている「湯あみの島」。割引特典もあり、遊園地で遊んだ後に立ち寄るのもGoodです。
「湯あみの島」最大の魅力と言えば、なんといっても大自然をイメージした壮大な露天風呂でしょう。東北地方を代表する渓流の名所・奥入瀬渓流をイメージした「奥入瀬渓流の湯」(写真)と、日本一の大峡谷・黒部峡谷をイメージした「黒部峡谷の湯」の2種類があります。あわせて17種類の露天風呂や内湯がそろい、33,000㎡もの面積を誇ります。
基本的に「奥入瀬渓流の湯」が女湯、「黒部峡谷の湯」が男湯(イベントなどで入れ替えの場合あり)。
ちなみにオフィシャルホテル宿泊者限定の入浴時間である、早朝5時から午前8時の間は男女入れ替えているので、宿泊すれば夜と朝で両方の湯を楽しめます!
「奥入瀬渓流の湯」は、青森県の名所である奥入瀬渓流を再現して作られた自然美あふれる露天風呂。総延長約390mの渓流に沿うように、露天風呂や足湯が点在しています。
日本各地から運んだ自然の樹木を配しており、森林を散策しながら湯あみを楽しむ感覚を楽しめます。はじめて訪れた人は、露天エリアが奥へ奥へとどこまでも続くことに、きっと驚くはず。
「黒部峡谷の湯」は、富山県に広がる黒部峡谷をイメージした壮大なスケールの露天風呂。天然の樹木や巨岩が配され、野趣満点の峡谷美を再現しています。深呼吸が気持ちいい!
内湯にはサウナ室や水風呂も完備(写真は「黒部峡谷の湯」の内湯)。サウナ室でしっかり蒸されて水風呂で引き締めた後に、大自然を模した露天風呂で風を感じるのは、最高に気持ちいいですよ!サウナー目線からもおすすめしたい温泉施設です。
「湯あみの岩盤浴」の各浴室や
休憩スペースを紹介!
2階には「湯あみの岩盤浴」があります。入館後に岩盤浴を追加すると+800円ですが、最初に「岩盤浴セット券」を買い求めると入館料+300円(19時以降は割引入館料金1,100円+500円)で利用できます。
一日中のんびり滞在する予定なら「岩盤浴セット券」一択!
施設内には6種類のタイプの岩盤浴があります。では、順番にチェックしていきましょう。
①「炎 -en-」
照明を極限までダウンした空間に、真紅の炎が揺らめく「炎 -en-」。ヒーリング効果が高いとされる528Hzのヒーリングミュージックが流れており、心を穏やかにしてくれます。
収容人数:21人
室内温度:45℃
②「緑 -ryoku-」
木の香りが漂う総ヒノキ張りの空間に、水の音と高音質のハイレゾ音楽が流れる癒やしの空間。代謝機能の促進や体内への酸素補給の増加が期待できる、緑色と黄色の薬方玉石が敷かれています。
収容人数:19人
室内温度:約48℃
③「禅 -zen-」
薬効の高い特殊な鉱石を敷き詰めた空間で、「ヨガ」や「禅」などのプログラムを楽しめます。ホットヨガ45分+休憩15分+禅30分というサイクルが基本(スケジュールは公式WEBサイトを確認)。
すべて通しで体験すれば、相当のデトックス効果を期待できそう。途中退室も可能なので、ホットヨガに興味を持っている人は入門として体験してみるのもいいかも。
収容人数:23人
室内温度:約42℃(ヨガ開催時は38℃)
④「雲 -un-」
一面の雲海をイメージした幻想的な空間。発汗により乾いた肌に、潤いをもたらしてくれます。
収容人数:8人
室内温度:45℃
光に照らされたスモークが色を変えながら足元に広がり、ついつい見とれてしまいます。
⑤「燃 -nen-」
続いてフィンランド式の蒸気浴「ロウリュウ」を楽しめる「燃 -nen-」。高い熱伝導率を誇る特殊セラミックと、耐熱性の高い香花石を高温で温めることで発汗をうながします。6つの岩盤浴室のなかでは、もっとも高温。
収容人数:56人
室内温度:最大値 65℃
こちらで連日開催されているのが、スタッフによるロウリュウアトラクション。平日は4回、土日祝は6回行われます(スケジュールは公式WEBサイトを確認)。
時間になるとモニターに映像が映し出され、それに連動して足元のライトの色や音も変化するなどライヴ感満点。「アトラクション」という言葉がぴったりで、このあたりはナガシマスパーランドの絶叫マシンに乗る前のドキドキ感に近いものを感じます(?)
スタッフがアロマ水をストーンに注ぐと、一気に体感温度がUP!
さらにうちわで熱い空気を撹拌!熱は上に上がるので、バンザイしてみると手の先が熱い!
熱気と香りが室内に充満したところで、ひとりひとりに熱波を送ってくれます。堰を切ったように汗が吹き出してきて、自分でもびっくり!ナガシマのロウリュウアトラクション、侮ることなかれ……。
⑥「冷 -rei-」
ロウリュウアトラクションを体感したら迷わず駆け込みたいのが「冷 -rei-」。その名の通り、クールダウンに最適なひんやり空間です。発汗により開いた肌を急速に引き締め、美肌効果をもたらしてくれるのだとか。
収容人数:12人
室内温度:5℃
中央では氷柱が育ち、視覚的にも冷たさを感じさせてくれます。氷柱がある程度の大きさになると生き物のように踊り出し、やがてポキっと折れてしまいます。なんと儚い……。
心地いいためついつい長居してしまいそうですが、5℃前後という極寒の部屋なので無理なく退出しましょう。
休憩は岩盤浴利用者専用のリクライニングチェアなどでまったり。漫画も約1万冊そろっています。パソコンコーナーも無料で利用可能。
極めつけのリラックス空間が「星 -sei-」。カプセルホテルのような構造の「個室ブース」もあります。ライトも完備しているので、寝転びながらの読書にも最適。プライベート感満点です。
設備超充実の「湯あみの岩盤浴」。この施設だけの利用でも、丸1日ゆっくり過ごせてしまいそうです。
華やかなショウとおいしい食事
これぞエンターテインメント!
さて、「長島温泉 湯あみの島」と聞いて多くの人が連想するのは、この「大広間」でしょう。天井から吊るされた大きな照明と、等間隔に並べられたテーブル。浴衣でくつろぐお客さんも、なんだか絵になります。
豪華歌手が出演する「歌謡ショウ」は、欠かすことができない長島温泉の伝統。日本歌謡史に燦然と輝く名曲が、次々と披露されます。歌謡ショウは1日2回開催(出演アーティストとスケジュールは公式WEBサイトを確認)。入館者は無料で観覧可能です。
飲みながら、食べながら、歌謡ショウを楽しめるのも醍醐味。大広間を囲むように、「和風カフェテリア」「中国料理 桃仙」「麺料理 芭蕉庵」の3店舗があり、それぞれのメニューを大広間のテーブルに持ち寄り味わえます。「なばなの里」で醸造している地ビールもぜひ!
ナガシマといえばこれ!たんぽぽラーメン
まずおすすめしたいのが、「中国料理 桃仙」の「たんぽぽラーメン」(900円)。エビや野菜、キクラゲなどさまざまな具が麺を隠すほどのっており、ボリューム満点!
オフィシャルホテル「花水木」や「なばなの里」のレストランなどでも提供している、「ナガシマといえばこれ!」的な名物です。
コストパフォーマンス抜群!「芭蕉庵御膳」
「麺料理 芭蕉庵」の「芭蕉庵御膳」もイチオシ。刺身や天ぷらなど、さまざまな料理を少量ずつ味わえます。内容は季節により変わりますが、この日は栗ご飯など秋の味覚を味わうことができました。芭蕉庵自慢の自家製二・八蕎麦もついて1,580円。コストパフォーマンス抜群です。
お得な早割+グルメ付きプラン
さらにコストパフォーマンス抜群で、ぜひ知っておきたいのが「平日&15時まで限定販売 “○得プラン”」。入浴と豪華な食事セットが3,000円(岩盤浴付きは3,300円)で楽しめます。
「和風カフェテリア」の「デラックスおとな様ランチ」(写真)のほか、「麺料理 芭蕉庵」「中国料理 桃仙」でも特別な食事セットを用意。いずれかひとつをセレクトできます。
湯あみの島の入館料は通常2,100円なので、これほど豪華な食事を実質900円で味わえるとは驚きですね。
おみやげでおすすめなのが、ナガシマリゾートが運営する農園「ナガシマファーム」で収穫されたいちごを使った一品。
ミルクと混ぜるとやさしいいちごミルクが完成する「いちご果汁」(980円)や「いちごガトー」(3個入1,200円)、「ナガシマいちごのジュレ」(880円)などが特に人気だそう。おみやげにぜひ!
露天風呂に癒やされ、サウナと水風呂を往復し、グルメも岩盤浴も歌謡ショウも堪能していると、朝から滞在していたはずなのにあっという間に日が暮れてしまいました。「遊ぶのに忙しい」とはなんと幸せなことか。
ナガシマスパーランドやアウトレットモールなどと組み合わせて、アクティブに過ごすのもOK、ひとりで訪れて温泉や岩盤浴をじっくり楽しむのもOK!いつ誰と訪れても、それぞれの休日を謳歌できる最高の温泉施設なのです。