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三重県四日市市にある「AIRSIDE(エアサイド)RESTAURANT AND DEPARTMENT」。オーナーの世界各国を巡り得た経験をもとに、世界中からセレクトしたインテリア雑貨や観葉植物、カフェスペースではスタイルにとらわれない多国籍料理やデザート、ドリンクをいただけます。
AIRSIDEがあるのは、三重県四日市市。近鉄湯の山線「中川原」駅から540mほどの場所です。
オーナーのセンスが光る店内は、世界中の希少なアンティークやアートをディスプレイ。店内へ一歩足を踏み入れると、まるで海外のカフェへ訪れたかのような異空間が広がります。
日本でもない、どこの国にも属さない場所を。
もともとバックパッカーとして世界中を旅されていた斎木さん。オープンのきっかけやリニューアルについてなど、お店のこだわりについて伺いました。
斎木さん:「AIRSIDEがオープンしたのは今から10年ほど前、2008年のことです。名古屋は当たり前のようにカフェがあったと思うんですが、この辺りは全然カフェがなかったんです。特に僕が行きたいと思うカフェはありませんでした。
それなら、自分たちが理想とするカフェをつくろうと思い、オープンしたんです。僕は子どもの頃からよく海外旅行へ行っていて、学生時代はバックパッカーとして世界各地を周っていました。そんな経験から、カフェのコンセプトとして「旅」を意識しています。料理はランチを中心に多国籍メニューを提供しています。
店名の「AIRSIDE」という言葉は、出国手続きを済ませた先、免税店や出発ゲートが立ち並ぶ場所のことをさします。日本だけど、日本じゃない。どこの国にも属さない場所です。ここへ来たら新しい旅行先が見つかる、旅行へ行く前の情報収集だったり、旅をするきっかけになればいいなという思いで10年ほどやってきました。」
古さと新しさをミックスした空間
斎木さん:「リニューアル前はもっとミッドセンチュリーっぽいデザインだったのですが、10年も経つと自分たちのライフスタイルも変わってきます。お客さまにより一層楽しんでいただくために、節目の年である2018年にリニューアルをすることに決めました。
リニューアル後は、アンティークアイテムを使って古さを残しつつも、空港ラウンジのような洗練された空間を意識しています。リニューアルにともない物販スペースも設けました。世界中からセレクトしたこだわりのアイテムがそろっているので、カフェと合わせて見ていただきたいですね。」
−旅には変わらず行かれていますか?
斎木さん:「相変わらず行っています(笑)。やっぱり根本的に旅が好きなので時間をつくっては出かけていますよ。世界各地のおいしいものに出会ったらお店のメニューにどうやって落とし込んでいけるかな?これをお店で扱ったらお客さまはよろこんでいただけるかな?などと日々試行錯誤をしながらお店づくりをしています。
AIRSIDEに来れば何かおもしろいものが見つかる。そんなワクワクしていただけるような店づくりをしていきたいと思います。今後もお店を通じて旅のすばらしさやおいしさを伝えていきたいです。」