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こんにちは。フォトグラファーの堀です。(Kanae Hori)
そろそろカメラさんぽシリーズの第二弾をやりたいな〜と思っていたところ「中村遊郭をカメラさんぽしてきて欲しい」という要望が!
ということで、カメラさんぽシリーズの第二弾「中村遊郭」いってみたいと思います!
▼前回の記事はこちらから
今回使用するのは、私の愛用カメラ「Konica Big mini F」というコンパクトフィルムカメラです!
そもそも「中村遊郭」ってどこだろう?っと思った方もいるかと思います。わたしもその一人。
調べてみると地下鉄東山線の中村日赤駅が最寄駅のようです。中村日赤駅を出て10分ほど歩くと大門というアーチがみえました。
中村遊郭ってどんなところ?
名古屋市内にはかつて”遊郭”と呼ばれる花街がいくつも存在していました。その中でも、名古屋駅にほど近い中村遊郭は、大正時代から昭和初期にかけて栄た旧遊郭街です。
「日本三大遊郭」と言われており当時の中村遊郭は江戸の吉原遊廓を凌ぐ日本一の遊郭とも言われていたそうです。
この大門のアーチも旧遊郭街への入口に設置されています。
※吉原遊廓
幕府公認の遊郭として江戸にかつてあった遊廓
まず向かったのは全面リノベーションを行い蕎麦屋として開業した「蕎麦 伊とう」。
当時は「牛若楼」という屋号の妓楼で、廃業後は旅館として利用されていたそう。
中央には妓楼の特徴である中庭があり、昔の面影を感じながらお蕎麦を食べることができます。
名物は「十割そば」です。
セットの天ぷらがサクサクでとても美味しかったです。
お蕎麦を食べ終わったら周りをぶらぶらしてみることに。
まず見つけたのがこちら「素盞男神社(すさのおじんじゃ)」。遊郭の一角ににあるこの神社は、1774年(安永3年) 現在の名古屋市千種区内山付近に創建され、1933年(昭和8年)に現在の場所へと移されました。
地元の人には商売繁盛の神様として知られており、名古屋ではめずらしい酉の市も毎年行われるそう。どれだけの遊女たちがこの神社へ参ったのでしょうか。
そのまま歩いていくと元高級妓楼「旧松岡旅館」を見つけました!。
遊郭廃止後に旅館として使用されていましたが現在はデイサービスセンターになっています。
今では取り壊されてしまった妓楼が多いのでこういった建物が残っているだけで素晴らしいなあと思います。もしかしたら若かりし頃に妓楼に通っていた人がいるかもしれない……と思うと不思議な気持ちになるデイサービスセンターでした。
この日はとっても暑く喫茶店へ避難することに。
おすすめされた「喫茶ロビン」へ向かいます。
がしかし、お休みでした…
外観だけ撮ってもう一件おすすめされた「喫茶トミタ」へ。
しかし、なんとここもお休み…
この日実は、蕎麦屋でカメラが壊れるというハプニングもあり、アンラッキー続きな私はヘトヘトに……そこに目に入ったのが「アロマ」です。
入口にあるタイルと格子のガラスがかわいい!
そして看板の回転灯が回っている!やってる……!
ということでさっそくお邪魔しました。
大好きなクリームソーダを飲んで、テレビでやってた水戸黄門見ながら涼みます。
汗も引いたのでもう少し歩いてみることに。
今でもやっていそうな居酒屋やスナックが密集した場所がちらほら。
こういう独特な雰囲気の場所が大好きです。
次にバスに乗っておすすめされた和菓子屋さんを目指します。
バス停の前にも気になるアーケードが。思わず写真を撮りに戻りました。
バス停の隣にある焼き鳥屋さんも気になります。
大門通のバス停から稲葉地公園までバスに乗り向かったのは「両嶋屋是秋」。
入るのにドキドキしましたが、中に見えるのれんを覗こうと近づいたらチャイムが鳴って奥からご主人が出てきてくれました。
ショーケース5種類ほど飾られていて、1つ1つ説明してくれます。
ご主人説明にほんわかしながら2つ購入。
帰っておうちで美味しくいただきました。
和菓子を購入し、帰りは中村公園駅まで歩くことに。
最後は大きな鳥居を見て今回のお散歩は終了。
初めてだらけの中村遊郭さんぽ。名古屋にこんなディープな場所があるんだなーと新しい発見がありました!
ぜひみなさんも、お散歩がてら中村遊郭を周ってみてくださいね!新しい街の発見ができるかもしれませんよ。