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名古屋駅からひと駅、東山線伏見駅から徒歩5分の所にある「はるかなるカレー」にお伺いしました。こちらの店舗は二号店、2018年6月にオープンしました。
本店は銀座にあり、「はるかなるカレー」という名の通りオーナーはるかさんが運営されています。でも、本店でカレーにありつけるのはかなりレアなケースだとか!?本店の常連さんが名古屋にカレーを食べに来るほど、お客さんから愛されているカレーです。その秘訣とは?
はるかなるカレーとは?
シンプルでシックなエントランス。タイル調の壁と木目の扉がモダンな雰囲気を出しています。ガラス扉の中央には「はるかなるカレー」の文字と、銀座本店のオーナーはるかさんが描いたイラストのニワトリさんがお出迎えしてくれます。
カウンター8席とテーブル席16席の計24席。
オープン以来、ランチタイムは2~3回転するほどの盛況ぶり。カウンターには所狭しと産地直送のお野菜が並べられています。すべての量を2日間で使い切ってしまうそう。
メニューはスパイスカレー1種類。週1回限定でキーマカレーの日もあります。
定番のカレーの日も、キーマカレーの日も全部で7〜9種類のお野菜が入ります。この日のお野菜のラインナップはこちら。
こだわりポイントは三つ!
一つ目は産地直送のお野菜。生産者の方が心を込めてつくったお野菜がぎっしり入っています。お野菜それぞれの特徴に合わせ違った火の入れ方をしています。水菜やキャベツはシャキシャキとした水みずしい触感が癖になりそう。
名古屋店店長の大木沙記さんにお話を伺いました。
沙記さん:「季節によって、契約農家さんから「この野菜はどう?」とトッピングにオススメの野菜を教えてもらうこともあります。オープンした当初は忙しくてなかなか行けなかったのですが、最近は月に数回ほど契約農家さんへお手伝いに行くこともあります。」
メンバーへ農家に行くことを告げると、思った以上に同行の希望者の手が上がったそう。
沙記さん:「やっぱりみんな野菜を育てるところから興味あるみたいで。」
上流工程から関わることで、お客様への提供する際の気持ちのこもり方も違うとのこと。
沙記さん:「やはり、毎日口にするものなのでこだわりたい、そんな思いがありました。契約農家さんを探す際も減農薬や無農薬にこだわって栽培されている農家さんを探しました。」
スーパーに並ぶ形や色がそろった野菜は農薬を使っているからなんですよね。なかなか普段の生活を送る中では行き届かない部分かもしれません。
沙記さん:「はるかさんのカレーづくりについて知った時、バターや小麦粉を使っていないと教えてもらいました。だからこそ、野菜には妥協できないって思ったんです。
減農薬や無農薬の農園では、雑草がボーボーに生えていて、どこからどこまでが畑か分からないほどなんです。でも、だからこそ、自然の恵みをいただいている時間が持てます。」
二つ目のこだわりポイントは大きな鍋で1~2時間煮込で、ホロホロにほぐれた手羽元。三つめはしっかり揉み洗いし、水分を含ませた後に炊飯した玄米。
どちらも家庭で再現不可能なほど、細部にこだわりが宿ったスパイスカレーです。