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國六(クニロクホーム)は「“木”を通じて心の潤いを提供する」ことを経営理念に掲げ、木にこだわり、木の特性を活かした家づくりを岐阜県中心に行っています。
今回は、先代から引き継いだ國六の歴史、家づくりへの想いなど、代表取締役社長の國井重宏さんにお伺いしてきました。
明治創業、120年の歴史
代表取締役社長の國井重宏さん
國六は1898年(明治31年)創業、今年で120年になる歴史ある会社です。國井代表で4代目になります。
國井代表:「國六は岐阜県本巣市で初代の國井六彌が「國六商店」を創業したのがはじまりです。社名も國井六彌に由来しています。創業当時は、薪炭の生産卸売、造林事業を行っていました。
2代目のときに山林を大きく持ち始めて、岡山県新庄村に1,450haの山林を購入。現在では岐阜の山と合わせて約2,650haもの社有林を保有しています。父の代には、高度成長期の波に乗り、不動産業にも力を入れていきます。大型分譲地の開発、不動産、住宅団地などハード面に力を注ぎました。
私が、4代目社長に就任したのは、2002年(平成14年)です。このときから、「“木”を通じて心の潤いを提供する」という経営理念を掲げています。先代は大規模開発などハード面に力を入れてきた分、私は仕組みや人材育成、サービスなどソフト面での充実を目指してここまで歩んできています。」
木を育てることからはじまる國六の家づくり
2011年茜部新所モデルハウスにて、海外研修生向けに行われた企業セミナーの様子。
國六では、木を育てることから、宅地づくり、住宅の設計・施工・管理・アフターメンテナンスまで一貫して自社で行っています。
國井代表:「国産材、県産材を活用したモデルハウスを建てて、本格的に注文住宅をスタートさせたのが2011年です。それ以降、國六最大の特徴である国産の木にこだわった家づくりを本格化させていくことにしたんです。
また、弊社には、山林事業・プレカット事業・ 住宅事業・賃貸事業の4つの事業があります。それぞれの事業がバラバラに独立するのではなくて、木を通して会社を一つにしていくことを目指しました。今では、お互いが持っているノウハウを共有し合いながら、家づくりに取り組んでいます。」
人工林と天然林をバランスよく育てることで、環境保全に努めています。社員研修では、岡山県のクニロクの森へ行き、木の魅力をお客様に伝えられる様に、理解を深めます。
森づくり
木を植え、森を育てることからはじまります。岐阜県と岡山県の広大な森林を所有し、適切な維持管理をしています。
自社プレカット工場で加工・チェック
木材はすべて自社のプレカット工場で加工しています。自社で行うことでより正確でスピーディーな工程を実現しています。
安心のサポート体制
家づくりに対する不安や悩みは、営業スタッフがしっかりとフォローをします。年間を通して國六ではさまざまばイベントを行ってるので、ぜひ遊びに行ってみてください。
多治見グリーンビュー東山”公園通り”オーナー様向けコミュニティイベント「秋祭り」の様子。
35年間無料定期点検システムの導入
施工事例 / 木の壁とニューヨークの家
國井代表が就任した当時から、35年間におよぶ無料定期点検を導入しています。そこには、代表のこんな想いがありました。
國井代表:「35年間無料点検を導入したきっかけは、家づくりは建てて終わりではなく、建てた後も快適に過ごしていただきたいという想いがあったからです。よく、「35年って長いですね。」と言われますが、お客様と心の通うお付き合いをして、暮らしに寄り添うには、このくらいの期間が必要だと思うんです。「いつまでも安心で快適な住空間を守り続けたい」をモットーに、お客様が安心して暮らしていただけるように、努めています。」