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2021年5月13日、設楽町に新たな道の駅がオープンしました!
廃線となった豊橋鉄道・田口線の木製車両展示、日本酒造りの体験施設や、奥三河郷土館や産直野菜の販売や地元の食材をたっぷりと使用したメニューがいただける「清嶺市場」「清嶺食堂」など、設楽町の魅力が詰まった施設となっています。
今回は、そんな「道の駅したら」の魅力をたっぷりとご紹介します。
設楽町ってどんなところ?
「道の駅したら」があるのは、愛知県設楽町。奥三河と呼ばれる愛知県北東部に位置する山間部の町です。
東海地方でも有数の縄文遺跡があり、国指定重要無形民俗文化財田峯田楽や花祭など多くの民俗芸能が伝承されている他、愛知の100名山にも選ばれている山々や愛知県内最大級の規模を誇る原生林が残されています。こうした豊かな自然の中で様々な動植物が生息し、いたるところで日本の原風景に出会うことができます。
そんな、設楽町の歴史からここでしか食べられないグルメに出会えるのが「道の駅したら」です。
”奥三河のくらしとこころを伝える”
「奥三河郷土館」
まずは、「奥三河郷土館」へ行ってみましょう。
ここでは、「奥三河のくらしとこころを伝える」をテーマに設楽の自然の生きものたち、大地のなりたち、人々のくらしと社会のはじまり、歴史民俗などテーマごとに見学できます。
1階では、農家の住居が再現されています。展示されている道具のほとんどは、町民から寄贈されたものです。
膨大な土雛の展示もみどころの一つ。1階は無料で見学できますよ。
続いては、2階の有料展示室へ行ってみましょう。
ここでは、設楽の自然と生きものたち、大地のなりたち、人々のくらしと社会のはじまり、歴史絵巻、民俗のテーマごとに展示されています。所蔵資料だけでも8万点以上、林業が盛んな設楽町で以前使われていた道具や、昔の生活を再現したジオラマなど、奥三河の歴史や昔の暮らしが分かる資料およそ5千点以上が展示されています。
展示室は木をふんだんに使ったデザインが印象的です。
山林が90%以上を占める設楽町では、多くの動物が生息する豊かな環境が残されています。そんな、野生動物の魅力を伝えるため、豊かな山々で暮らす動物たちの剥製や標本も多く展示されています。
人々のくらしをテーマにした展示では、架空の家族「設楽家」をもとに、設楽町でのくらしを時代に沿って紹介しています。
リアルなジオラマを通して、人々の暮らしの変化や街なみの様子がわかりやすく展示されています。
考古学や民俗芸能、戦争中のくらしの資料など、ご紹介した以外にもみどころ満載です!ぜひ訪れてみてくださいね。
◎奥三河郷土館
開館時間:9:00~17:00
(受付終了:16:30)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
廃線となった豊橋鉄道・田口線の木製車両展示
屋外には、1968年に廃線となった豊橋鉄道・田口線の木製車両の実物が展示されていました。
53年前まで実際に走っていたそうで、奥三河の歴史を語るものとして展示されています。車内に入ることができるのも嬉しいポイント!当時の面影を感じるノスタルジックな雰囲気が残っています。