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近年、純喫茶が若い人たちやSNSを中心に人気を集めています。名古屋では昔から喫茶文化が強く、いろんな地域に喫茶店が数多くあります。
今回紹介するのは、中村区役所近くにある喫茶店「モック」です。お店の雰囲気やおすすめメニューなど紹介をします!
昭和54年創業。
代々受け継がれてきた町の喫茶店。
地下鉄東山線「中村区役所」から徒歩5分。オフィス街などの静かなエリアにある小さな喫茶店「モック」。この看板が目印の喫茶店です。大きな木のロゴデザインはつい写真をとってしまいたくなるくらい可愛いです!
オープンしたのは昭和54年。創業当時は、現在の店主のお母様とお姉様が喫茶店を営んでいました。丸い大きな窓、扉などはすべて創業当時のまま。現代のカフェや喫茶店の雰囲気とは違い、昭和の懐かしい佇まいとデザインに心癒されます。
こちらは外観のタイル壁。グラデーションのような淡い色合いでレトロな雰囲気がとても素敵。細かな部分までレトロ感あふれます。
店内に足を運ぶと、喫茶店らしい赤色の革張りの椅子とテーブルが。席数は8席ほど。取材時も、地域の方々がコーヒー片手に楽しい会話をしていました。レトロモダンな空間なのでゆっくりと寛ぐこともでき、会話もはずみます!
創業当時から引き継がれている木のメニュー看板が目を引きます。充実したドリンクメニューやフードメニューで、どれにしようか迷ってしまうほど!どこをとっても素敵な雰囲気に心躍ります。
照明やカーテンなどのインテリアも昔のまま。ヨーロピアン調のデザインで、昭和に戻ったかのようなレトロな空間や小物などにワクワクします。
訪れるお客様は地元の方を中心に、最近は若い世代も足を運ぶそう。昔から愛され続けている喫茶店です。
オーダーしたい!おすすめのメニューをご紹介
喫茶店で楽しみたいのが昔懐かしいメニューの数々。モックでも創業当時から支持されているメニューが数多くあります。その中でもイチオシの料理やドリンクをご紹介します。
モックの人気メニューのひとつがサンドイッチです。こちらは女性に好評の「ミニサンドミックス(330円)」。トマト・たまご・きゅうり・ハムが相性抜群!小腹が空いた時にもおすすめです。ミニサンドの他に、エッグサンドやハムサンド、ヤサイサンド、ミックスサンドといった、ボリューム満点のサンドが勢ぞろいしています。
その他にも、バタートーストやジャムトースト、小倉トーストなど名古屋らしいトーストメニューも充実!エッグトーストやハムトーストもあり、どれにしようか迷ってしまいますね。
ナポリタン好きにはぜひ味わって欲しいのが「スパゲッティ(530円)」。熱々の鉄板の中にはたっぷりのたまごと、香ばしいナポリタンが!太麺でもちもちとした食感が自慢です。
お昼時になると、モックは近くの企業で働く会社員が多く集まり、スパゲッティはもちろんピラフもオーダーしているそう!どれも530円とリーズナブルなのも魅力的。毎日でも通いたくなるお店です。
喫茶店といえばこの「クリームソーダ(430円)」も忘れてはいけません!モックのクリームソーダーは、ピンク・青・緑の3色をそろえており、味はもちろん写真映えも抜群。必ず頼みたいドリンクですね。
その他にも、レモンスカッシュやコーヒーフロート、ミックスジュース、バナナジュース、ミルクセーキなどもそろえており、充実したドリンクメニューがあるのも魅力!
また、喫茶店では外せないモーニングも用意しています。コーヒー or 紅茶 or ミルクに、トーストとたまごが付いたシンプルなモーニングサービス。11時までの提供で、ご近所さんなど毎日通う常連客も多いそうです。
これからも末長く続けていきたい!
オープンして44年。時代は令和へと移り変わり、街の景色も様変わりしていきました。特にモックがある中村区役所周辺は、昔は数多くの喫茶店があったそうですが、現在では喫茶店の数は激減し、喫茶店があった場所はビルや駐車場へと変わっていきました。
「喫茶文化は名古屋ならでは。これからも、地域の人に愛される喫茶店であり続けたいです」と話してくれました。
昔からこの場所にある喫茶店「モック」。雰囲気もメニューもオープンから変わらないのが魅力です。懐かしい空間と、喫茶店らしい料理やドリンク。喫茶店好きは一度訪れたい一軒です。
写真 / 前沢美憂(株式会社鈴木写真館)