タイ北部の「ゲーンハンレーカレー」を味わえる「ヤンガオ」
目次
ゲーンハンレーカレーをアレンジした
「ヤンガオカレー」
ヤンガオのゲーンハンレーカレーは、「現地の味を忠実に再現」というものではありません。
村松さん:「ゲーンハンレーカレーをベースにしているのですが、現地だとごはんにかけて食べるのではなく、お肉がメインでルーが絡まっているというおかずのような感じで食されています。しかも、タイのゲーンハンレーカレーはお店によっても味がバラバラ。当たり外れがあるのが特徴です。ヤンガオでは、自分たちが好きだったゲーハンレーカレーの味を再現し、食べ方を日本風にアレンジしています。」
ゲーンハンレーをアレンジしたヤンガオカレー(Mサイズ850円)。写真はゆで卵をトッピング(+80円)
さっそく「ヤンガオカレー」をいただいてみましょう。
一口食べた瞬間しょうがの香りが口の中に広がり、初めて食べた味に衝撃をうけます。しかし、2口目、3口目と食べていくに連れて、スプーンが止まらなくなる不思議な味。しょうががたっぷり入っているので、食べているうちにじんわりと身体がポカポカしてきます。
ホロホロになるまで煮込んだ豚肉がたまりません。
マンゴーチャツネを加えると、フルーティーな甘さが加わり、ガラッと味が変化します。砕いたナッツも添えられているので、食感も楽しみながらぺろっと食べられてしまいます。
ランチタイム(11:30〜15:00)には、ミニコーヒーが付いてきます。名古屋・ミスズコーヒーのヤンガオオリジナルブレンド。フレンチプレスでいただきます。
食後には、タイスイーツはいかがですか?
こちらは、ヤンガオ手づくりの「ココナッツミルクアイスクリーム(¥350)」。バンコク在住時に村松さんがよく通っていた、古くからある食堂で出されていたものを再現しています。味だけでなく、器もバンコクで探しまわったというこだわりの一品。
ココナッツの優しい甘さに、コーンがほどよいアクセントに。タイでは、アイスにコーンやナッツをトッピングして食べるのが主流なのだとか。
「マッサマンカレー」タイ南部発祥のタイカレー。ほのかな辛さの中に、深いコクと甘みを感じます。お米は、タイ産のジャスミンライスを使用。
「エビとタケノコのクアカレー」タイ北部発祥のタイカレー。ココナッツミルクとエビのの濃厚なコクに、レモングラスやコブミカンの葉の爽やかさがプラスされた、辛さと酸味が絶妙な味わいです
他にも、「マッサマンカレー」「エビとタケノコのクアカレー」の2種類のカレーもあるので、ぜひ味わってみてくださいね。
まだまだ日本では珍しい「ゲーンハンレーカレー」ですが、食べ方も日本風にアレンジしているので、タイカレーには馴染みがないという方にも、ぜひ一度食べてみていただきたです。
「タイローカルを日本に届けたい」そんな村松さんの想いが、店内・料理・グッズ・BGMなど、あらゆる角度から感じるお店です。「いつもとは違うカレーが食べたい」「タイのカルチャーが好き」そんな方はぜひ一度ヤンガオに足を運んでみてください。あなたの知らなかったタイローカルの世界が広がっていますよ!