リニューアルした「小牧山歴史館」。小牧山城の歴史を見て、知って、体験してみよう!
目次
小牧山城史跡情報館
「れきしるこまき」
こちらは平成31年にオープンした「小牧山城史跡情報館(れきしるこまき)」。小牧山のふもとにあり、小牧山で行われた発掘の調査の成果の紹介や、出てきた遺物を展示するガイダンス施設です。
無料で見ることのできる展示室もありますが、入場料は一般200円(大人)。れきしるこまきと、小牧山歴史館の2館共通券です。
企画展示室・資料室
こちらは企画展示・資料室(無料エリア)です。
写真は発掘調査で、当時の小牧山城周辺の石垣の推定復元模型の展示。石垣の一つひとつも手作業でつくっていったという、緻密な作業に驚きです!
城郭シアター
映像で信長・秀吉・家康を中心にした戦国時代の小牧山をイメージした映像が楽しめるフロア。床の気になるポイントを踏むと、関連した映像が映し出されますよ。
石垣模型
石垣模型のフロアでは、小牧山の山頂で確認された石垣の一・二段目を実際のサイズで再現!プロジェクションマッピングと共に、当時の築城の様子を見ることができます。
手をかざすと、反応して石の色が変わっていく仕掛けも。
小牧山プレイベース
こちらはお城好きの人にはかなり興味のあるコーナーかもしれません。
石垣をどうやって積んだのか、積み方などが実際に学べるコーナーです。
小牧山城は石垣の初期の積み方になり、写真のような「野面積(のづらづみ)」という積み方で、石に加工などせず、ほぼそのまま積み上げるスタイル。
一方、「切石積(きりいしづみ)」という積み方になってくると、見た目も全然違いますね!加工技術も進んで、ここでも昔の人の技術に感服します。金沢城などがこのスタイルのようです。
実際の石の重さを体感できるコーナーも!イメージしているよりかなり重いので、力に自信のある方はどうぞ!
【れきしるこまき 】
住所 :愛知県小牧市堀の内1丁目2番地
電話番号 :0568-48-4646
営業時間 :9:00~17:00(常設展示室への入場は16:30まで)
※御城印の購入は17:00まで
定休日 :第3木曜・年末年始(12月29日~1月3日)
入場料 :一般200円/団体(30名以上)100円 18歳以下無料
※上記入場料のみで「小牧山歴史館」にも入場可能
アクセス :電車/名鉄小牧線「小牧駅」より徒歩約25分
駐車場 :小牧山北駐車場(100円/30分、ただし最初の2時間は無料)
web :http://www.komakiyama.com/rekishiru/
そのほかの見どころ
お城の正門「大手道(おおてみち)」
小牧山の上に登るにはいくつかのルートがありますが、ここは大手道(おおてみち)といわれ、かつて小牧山城の、いわゆる正門にあたる道です。
通常は防御のため、こうした大手道はまがりくねったりして、すぐに辿りつけないよう工夫されているものですが、信長にいたっては中腹までまっすぐに伸びているのが特徴です。
霊験あらたかなキツネの吉五郎をお祀りする「小牧山稲荷神社」
さきほどの大手道をのぼった先の左手にあるのが「小牧山稲荷神社」です。
小牧山城ができる以前は、このあたり一帯は樹木が生い茂り、鷺(サギ)や狐狸が多く生息していたとか。中でも狐たちにいたっては、それぞれ名前がついていたそうで、最も長老の「吉五郎」という老狐は大親分格で霊力を持っていたそう。その吉五郎をお祀りしたのが、この小牧山稲荷神社です。
信長と家康の2種類の御城印
小牧山歴史館では、2種類の御城印(各300円)を販売しています。右は信長の家紋・木瓜紋、左は家康の家紋・三つ葉葵紋です。
【販売場所】
●小牧山市歴史館
●れきしるこまき ※各受付
【最終入館時間】
●小牧市歴史館 :16時15分
●れきしるこまき :16時30分
また、信長にちなんだ「信長四城御城印ラリー」と題し、清洲城、小牧山城、岐阜城、安土城の四城をまわるスタンプラリーの企画も。それぞれのお城の違いなど楽しみながらまわるのも楽しそうですね!
そのほか、土日には忍者衣装の試着体験もできるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
戦国時代の三英傑といわれた信長・秀吉・家康とも縁の深い小牧山。史跡とともに、この地に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
また小牧山は散策にもピッタリの場所です。
お散歩する人たちの姿が多く見られますが、実際3つの散策コースがオススメのようです。
詳細はWEBサイトでチェックしてみてくださいね。