日本ではチョコレートショップやプレゼントの特設会場が設けられ、女性が男性へチョコレートを渡す……という日本ならではのバレンタインがありますね。 今回は、スウェーデンでのバレンタインデーはどういったものか、どんな感じなのかを今年のバレンタインデーの写真でご紹介したいと思います。
1枚目の写真は、バレンタインデー当日にスーパーで売っていた可愛らしいピンクのハート型のチーズ。それぞれにTill min(私の)「FAVORITE(お気に入り)」「ÄLSKLING(ダーリン)」「SÖTNOS(スイートハート)」「HJÄRTA(スイートハート)」「BÄSTA VÄN(ベストフレンド)」など、愛情のこもった呼び方のテキストがプリントされています。横にはサラミやハム、オリーブも一緒に。お酒を一緒に飲みながら楽しむハート型のバレンタインチーズ、甘いものが苦手な相手にも喜ばれます。良いアイデアですよね!
こちらは街の様子。特大ハートの電飾がメインストリートに飾られています。でも、バレンタインデーはそこまで煌びやかに盛り上がる様子は日本ほどありません。
スウェーデンでは、他の欧米諸国と同じように男性や子ども達が女性やお母さんに感謝してプレゼントや花を贈ったり、他にも男女関係なく大切な人に感謝を示す日です。ですので世界の中でも独特な日本のそれとは随分と違った日となっています。
ちなみにスウェーデン語でバレンタインデーは「Alla hjärtans dag(アーラヤッタンスダーグ)」と言います。直訳すると、すべてのハートの日。男女問わず、大切な人に感謝をする日。
こちらはバレンタインデーにはかかせない綺麗な花束。筆者も頂きました。2月といえども今年は温暖でもう春のような陽気なので(といっても例年4月上旬の5度前後の気候ですが)、明るい暖色系のカラーの花は気分があがりますね!
そしてこちらは街のケーキ屋さん。バレンタイン当日の様子。日本と逆で、レジに並んでいるのは全員男性ですね。このように女性や大切な人に、スイーツを花と一緒に贈ります。
こちらは日本でもIKEで食べる事の出来るスウェーデン定番「プリンセスケーキ」のハート型のホールケーキ。淡いピンクのマジパンの下は、スポンジにベリーのムース、生クリームとなっています。上部には薄くスライスしたいちごとバラの花びらがあり、通常とは違うバレンタインアレンジとなっています。
ショーウィンドウにはハートが乗ったストロベリーのムースに、ラズベリームースのチョコレートタルト。バラの花びらが散らされているのがバレンタイン仕様ですね。
こちらはハート型のメモが散りばめられた、ショッピングセンターのバレンタイン特設ボード。みんなそれぞれバレンタインデーのメッセージを書き込んでいます。「自分の家族を愛してる」「ベストグループ」などなど、皆がそれぞれの大切な人達を書いています。
他にもバレンタインデー前日にスーパーへ入ると、バラの花束にハート形の入れ物に入ったハート形のグミが入口に並んでいました。
こちらはチョコレートも一緒に。多くの男性が手にとっていました。買った花束を飾って、プレゼントを一緒につまむ。大切な人へ感謝しゆっくりと過ごす日です。
こちらはLOVEの文字とハートマークでデコレートされた大きなイチゴのパック。他にもチョコレートソースがついているイチゴのパックも売っていました。いちごのチョコレートソースがけ、美味しそうですよね!
こちらはいちごのパッケージの中に入っていた、切り取って好きなものを使えるカードメッセージカード。ナイスアイデアです! スーパーで花とイチゴを買って大切な人と一緒に楽しむ、皆肩肘張らないスウェーデンのバレンタインの過ごし方です。
こちらはマジパンの大きなハートが2つトップに飾られている、ピンクのバレンタイン用プリンセスホールケーキ。チョコレートがトッピングされています。
こちらはハート形の飾りが乗っているマフィン。日本のように、バレンタインにはチョコレート!というルールも特にありません。
いかがでしたでしょうか?スウェーデンのバレンタインデー。女性としては、日本のように準備を色々しないと!というプレッシャーも無く、むしろ貰える側なのでのんびりと過ごすことができます。ホワイトデーは、日本では男性が女性へお返しする日ですが、ホワイトデーは日本と、日本の影響でアジアの一部の国が行っているイベントですのでここスウェーデンでは特に何もありません。
以上、スウェーデンのバレンタインでした。