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2020年10月8日、シフォンケーキとオリジナル紅茶の店「Damonde(ダモンデ)」が名古屋・伏見にオープンしました。
店内で焼き上げるシフォンケーキと焼き菓子は、小麦粉を使わないグルテンフリー。スイーツだけではなく、食事としても楽しめる新ジャンルのミールシフォンが自慢のお店です。さらにカフェスペースでは、焼き立てのシフォンケーキとともに名古屋初の最新ドリンク「ニトロティー」が楽しめるのも魅力。
そんな新感覚とこだわりが詰まったDamondeをご紹介します。
場所は、市営地下鉄「伏見」駅から徒歩4分ほど。錦通りから一本北に入った白いビルの1階にあります。外観は白と真鍮色を基調とした洗練された佇まい。光沢のあるピンクのモザイクタイルがアクセントになっています。
店名の由来は、名古屋弁の「だもんで」からでもあり、フランス語っぽさだったり、ロゴのダイヤモンドにもかけていたりと、遊び心からつけられました。
「輝ける女性」をテーマにしたという店内は、真鍮色とモーブピンクをメインカラーに落ち着いた雰囲気。ショーケースには、焼き立てのシフォンケーキと焼き菓子が並びます。
食事として楽しめる「ミールシフォン」は5種類、各種800円~。シラスや玉ねぎなど、甘さ控え目の生地の中にほどよい塩気の具材が入ったミールシフォンを揃えています。
しっとり熟成した焼き菓子は、ショコラオランジェ・抹茶シフォンなど10種類ほど。こちらもグルテンフリーなので、小麦アレルギーの方も安心していただけますね。
Damondeのオリジナルの茶葉は、クラシックティーとオリジナルフレーバーの全8種類揃えています。シフォンケーキや焼き菓子に合うように開発された茶葉は、それぞれ良い香りがします。
冷蔵のコーナーには、テイクアウト用のモンブラン・生クリームのシフォンケーキが。カフェでケーキセットとしていただくこともできますよ。
木の温かみを感じるカフェスペースは、テーブル席が5つ、自然光が入るカウンターが5席。奥のソファでゆったり寛ぐこともできますよ。
こちらは、もともと宝石店だった店舗をフルリノベーションしています。丸みを帯びたカウンター席は、当時ショーウインドウとして使われていたのだとか。
コンセプトは「美と健康のためのグルテンフリー専門店」
オーナーの佐伯公美さんは、東京の焼き菓子店の現場で勤務、ご自宅でお料理教室・お菓子教教室を主宰されていました。名古屋に帰ってくるタイミングがあり、ご家族や周りからの後押しで、お店のオープンに至りました。
– まず、お店をはじめたきっかけについて教えてください。
佐伯さん:「私自身、シフォンケーキが好きで、将来的にシフォンケーキのお店ができたらいいなと考えていました。新型コロナの状況の中、みなさんが特に健康に意識をしはじめたこともあり、そのために私ができることは何だろう?と考えて、甘いものではなくて身体の栄養になっていける食事のものを提供していきたいと思ったのがきっかけです。小麦粉ではなく米粉を使用し、コンセプトは「美と健康のためのグルテンフリー専門店」です。」
– ミールシフォンのこだわりは?
佐伯さん:「食事系のシフォンは世の中に出ていなかったので、ケークサレやキッシュからヒントを得て、日本人が食べやすいものにレシピを開発しました。しっとりふわふわな食感になるよう、製法にこだわっています。身体に入れるからこそ素材にもこだわり、食材や米粉は色々な産地のものから厳選しています。」
– 米粉を使うことによって苦労した点はありますか?
佐伯さん:「小麦粉で作るお菓子が多い中で、米粉は膨らみにくかったり、パサついたりするのが特徴で、おいしいものが出来ないイメージがあります。米粉らしさを全開にするよりも、「気が付くと、これ米粉なんだね!」と、わからない程度にしたかったので、
限界まで粉量を減らしたり、配合やオーブンの調整を変えながら、かなり試行錯誤を重ねました。」
– 今後の展望について教えてください。
佐伯さん:「シーズン毎に新商品を考えていきたいと思っています。現在はクリスマスに向けて、ご家庭でミールシフォンを食べて頂けるよう、クリスマスをイメージできるような商品を作っているところです。」
カフェタイムでは、意外にもスイーツより小さいミールシフォンを召し上がるお客様が増えているそうです。朝・昼・夜どのようなシーンでも日々の食事として楽しんで頂けたら、と話してくださいました。