もっと環境問題に目をむけよう!ドイツ人環境活動家カトリンさんに聞いた、今自分たちにできること。
目次
環境活動を通じて
– 実際にカトリンさんが現在やられている活動について教えてください。
カトリンさん:「現在は、日曜日集まってゴミ拾いをする「Sunday Pick Me Up」「ヴィーガンイベント」「 メディアリテラシーのワークショップ」気候変動対策を求める活動「Fridays for Future」「DIYイベント」など、楽しみながら環境について考えられるものを定期的に主催しています。」
カトリンさん:「Sunday Pick Me Upでは、日曜日に場所を変えて、名古屋市内のゴミ拾いを1時間程します。このクリーンアップイベントは似たような興味を持つ人たちと一緒に自分の住む近所を綺麗にしながら、自分も地球も喜ぶことをする絶好のイベントです。
終わったあとはランチ会もしているので、気軽に参加していただけるとうれしいです。
海に流れているゴミのほとんどは、陸から運ばれてきたものなんです。私たちが普段生活している街や住宅地などで捨てられているゴミが風で飛ばされ、雨に流されたあと水路や川に入り、最後には海に流れ出していきます。ですので、陸のゴミを拾うことは海を掃除していることにもつながるんです。」
カトリンさん:「世界では今さまざまなデモが行われています。これは、気候変動対策を訴える運動「グローバル気候マーチ」と名付けられたデモ活動の様子です。このデモを通じて世界のリーダーたちに、地球の温暖化が緊急事態であることを訴えています。
参加者は誰でもOKです。手づくりのプラカード、コスチュームやグッズを持ち寄って、栄のまちを歩きました。」
カトリンさん:「ヴィーガンのイベントは、名古屋のおいしいヴィーガンレストランへ行くイベントです。名古屋市内にもたくさんのおいしいお店があるので、この機会に知っていただきたいと思っています。もちろん、ヴィーガンの方も、そうじゃない方もぜひ気軽に参加してみてください。ヴィーガンメニューはヘルシーですし、みなさんが想像する以上においしいんですよ。」
今自分たちにできること
最後に今すぐ自分たちにできることをお聞きしました。
カトリンさん:「牛肉を少しずつ減らしみる、ゴミを減らす、地産地消の食材を選ぶ、新しいものを買わない(古着や中古家具など)、そして自分の声を使うこと。選挙に参加して政治家を選ぶことです。あとは、環境問題に関するニュースや動画を積極的にみるようにしていくといいと思います。「ザガーディアン」 「ナショナルジオグラフィック」「BBCニュース」などは日本語で翻訳もされているのでわかりやすいですよ。あとはYOUTUBEもおすすめですね。
カトリンさん:「シンク・グローバリー アクト・ローカリ―」という言葉を聞いたことはありますか?この言葉は地球規模で考え、地域で行動をするという環境問題への取り組みで語られている言葉です。
どうしても、世界で起こっている大きな問題を考えても、行動には結びつきにくいですよね。そこでまずは身近なことに問題意識を持ってみようという考え方なんです。少しずつ自分のこと、周りの大切な人のことを考えることが環境問題につながっていきます。
これから生まれてくる子どもたちが、大きくなったときに暮らしやすい世界をつくるためにも、ひとりひとりが考えて行動していくことが大切です。そのためにも、わたしはこれからも声をあげて発信していきたいと思います。」
カトリンさんありがとうございました!今回お話を聞いて、大きな問題と捉えがちな環境問題も個人でできることはたくさんあるのだと感じました。自分が行動するときに「環境にとってやさしいかどうか」を意識することも、できることのひとつです。
まずはできることからはじめてみませんか?
カトリンさんのイベントの詳細はFacebookで告知しているので、Facebookページをフォローしてチェックしてみてくださいね。