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もっと環境問題に目をむけよう!ドイツ人環境活動家カトリンさんに聞いた、今自分たちにできること。

ライフスタイル

名古屋市
2020.07.31

もっと環境問題に目をむけよう!ドイツ人環境活動家カトリンさんに聞いた、今自分たちにできること。

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私たちが暮らす地球は今、さまざまな種類の環境問題を抱えていることを知っていますか?地球温暖化や海洋汚染、廃棄物の増加、見えないところで確実に環境破壊は恐ろしいほどの速度で進んでいます。

日本でもプラスチックの過剰な使用を抑制するため、2020年7月1日よりプラスチック製レジ袋の有料化が決定。若い世代が「グローバル気候ストライキ」に参加するなど、環境問題への関心は高まりつつあります。

しかしながら、環境問題について私たちはまだまだ知らないことばかり。そこで今回は、名古屋を中心に環境活動をされているカトリン・フンクさんに、お話を聞いてきました。

環境活動

−カトリンさん今日はよろしくお願いします。まずはカトリンさんの経歴から教えてください。

カトリンさん:「最初に日本に来たのは高校生のときです。ホームステイで横浜にいったんです。そのときにお世話になったホストファミリーが本当によくしてくれて、私は日本が大好きになりました。大学生になってからも、1年間留学をして上智大学を卒業しました。

名古屋に来たのは就職がきっかけです。今はものづくりの会社で働きながら、環境活動をしています。会社ではサステナビリティ推進部に所属して、サステナビリティ・SDGs・気候変動についての社員教育と情報発信を担当しています。」

環境

環境

環境問題の先進国ドイツ

週末には、ZUMBAのインストラクターとしても活躍されているカトリンさん。

– 環境問題を意識するようになったのはいつ頃からだったんですか?

カトリンさん:「ドイツは環境問題における先進国とされていて、もともと国民の間で環境に対する意識が高かったんです。代表的なものとしては、リサイクルを促すための「プファンド」というデジポットの制度があります。

これはカップ飲料を購入する際、商品代とは別に保障金を支払わなければいけません。飲み終わってカップを返却すればお金が返ってくるのですが、ペットボトル・缶では25セント 25セント(約30円)、ガラス瓶であれば8セント(約10円)と、意外にも馬鹿にならないんです。ほかにも移動にはなるべく自転車や公共交通機関を使ったりと、さまざまな取り組みをしています。」

自分のゴミを見直したら気づいたこと

環境

カトリンさん:「常にエコが身近にはありましたが、本当に目を向けるようになったのは2年ほど前からなんです。きっかけは、「ゴミを減らすチャレンジをしてみない?」とフィリピン人の友人に言われた一言でした。まずは、1カ月にでる生活のゴミを見直してみることにしたんです。すると想像以上に自分が出しているゴミの多さに驚きました。」

週末には、ZUMBAのインストラクターとしても活躍されているカトリンさん。

カトリンさん:「そこから、ゴミの削減とともに、脱プラスチックを目指すことにしました。ペットボトルからマイボトルへ。割り箸からマイ箸。プラスチックの歯ブラシから竹の歯ブラシへ。ナプキンは再利用できるもの。メイク落しには布を使うなどして少しずつ使い捨てをやめていきました。身近なことに問題意識を持つようになったことで、自分自身の意識が大きく変わりはじめました。」

世の中で起きていること

環境活動

– プラスチックが環境に悪そうなことはなんとなくイメージできるんですが、実際には何が悪いのかがよく分かっていなくて……。

カトリンさん:「少なくとも毎年800万トンもの廃プラスチックが海に流れ込んでいると言われています。このままだと、2050年には海洋中のプラスチックの量が魚の量を超え、人体にも悪影響が出ると言われているんです。

それだけではありません。プラスチックごみの多くが、リサイクルされないまま海へと流出しています。そして、紫外線や海流などによって「マイクロプラスチック」と呼ばれる細かい破片になります。この「マイクロプラスチック」が魚を汚染し、その汚染された魚を私たちが食べることで、日々自分たちの体に返ってきているんです。

研究結果によると、世界中の人々が毎週クレジットカード1枚分(5グラム)のマイクロプラスチックを摂取していると言われています。年間で250グラムを超えたマイクロプラスチックを食べているんですから、いつ人体に悪影響がでてもおかしくありません。」

毎週クレジットカード1枚を食べているなんて驚きです……。

環境活動

カトリンさん:「私は今ヴィーガン※でもありますが、これも環境活動をはじめたことがきっかけでした。実は、肉や乳製品を食べると環境に大きな負荷がかかっているんです。焼き肉やステーキには欠かせない牛肉は1kg食べるごとに、車で100km走るのと同じ量の温室効果ガスが排出されます。豚肉は牛肉の約50%、鶏肉は約40%、鶏卵は約14%、牛乳は約7.5%、チーズは豚肉よりも負荷が高く、牛肉の約52%の温室効果ガスが排出されるんです。

それだけではありません。ハンバーガー用のパテ1枚(110g相当)をつくるのに、約200リットルの水、約7㎡の土地、約3kgの穀物や草、94万キロカロリーのエネルギーを消費します。これを聞いてびっくりしませんか?はじめて知ったときは本当に衝撃を受けました。

また家畜を放牧するためには広大な敷地が必要です。そのため、アマゾンで行われている森林破壊の原因は9割以上が、家畜を放牧するためだと言われています。このことは大変深刻な問題になっています。」

※ヴィーガンとは肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品を食べない人のこと。

カトリンさん:「最近はレジ袋の有料化がすすみ、エコバッグを持っている方も増えましたよね。しかし、コットンのエコバッグを1つつくるのにレジ袋173枚分のCO2を排出しているんです。また新しいものを買ってということを繰り返してしまっていたら、結局エコのつもりで選んだことなのにそうじゃなくなってしまっているんですね。

そこでおすすめなのが、Tシャツでつくるエコバッグです。もう着なくなったTシャツを使えば簡単でおしゃれにエコバッグがつくれます。YOUTUBEでつくり方を紹介しているので、真似してみてください。」

カトリンさん:「17歳の活動家、グレタ・トゥーンベリさんが訴えた通り、気候危機はもう目の前まで来ています。地球温暖化は気温を上昇させるだけでなく地球全体の気候を大きく変える「気候変動」を引き起こします。

既に世界各地では、自然環境や人の暮らしにさまざまな影響や被害がでており、気候難民と呼ばれる気候変動の影響で、移住や避難を余儀なくされた人々が2050年までに1.5億〜2億人いるとされています。

このままでは私たちの地球は、取り返しのつかないことになる。そんな想いから、活動をするようになりました。まだまだ環境問題について知らない人が多く、プラスティック違和感をもってない人も多いので、この意識を少しでも変えていきたいと思っています。」

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