築90年の長屋にある小さな花屋「emof(エモフ)」でワークショップを体験してきました。
目次
emofのフラワーレッスンに挑戦
お店の奥は、定員6名のレッスンスペース。カフェのようにほっこりとした空間です。
実際にフラワーレッスンを体験してみました。今回は、秋の草花をつかった「お月見アレンジ」に挑戦です。
ワークショップに挑戦するのはライフデザインズを運営するアライブのデザイナー三林。実は彼女、数年前にemofさんのレッスンに通っていたという経験者!一体どんなアレンジが完成するでしょうか。
まずは、ペーパーを使った器づくりから
まずはお花を生ける器づくりからスタート。オアシスにセロハンを巻いていきます。少しもたつかせて水がたまるようにします。久しぶりのレッスンにニヤニヤ。
オアシスの横にも草花が刺せるように、少し余裕を持たせてゴムで止めていきます。ついピタッとしたくなりますが、ふわっとさせて水がたまるようにしておくことがポイントです。余分なセロハンはハサミで切っておきましょう。
続いて、あたたかい手触り感のある紙をくしゃくしゃと。セロハン同様、こちらもふわっと仕上げます。
先ほどのセロハンの上から紙を巻いていきます。「後ろを高めにして、前をくしゃっとするとバランスが取りやすいですよ」と今井先生。少人数制のレッスンなので、細かな部分まで丁寧に教えていただけます。
ラフィアの紐を巻いて、器が完成しました。器も手作りできるなんてすてきですよね。
いよいよアレンジメントに挑戦
まずは最初に今回使用するお花について教えていただきます。「お月見アレンジ」ということで、秋の草花を中心にセレクトされていました。
<今回のレッスンで使用したお花はこちら>
・ススキ
・トルコキキョウ
・スプレーマム
・アンスリウム
・バラ
・リンドウ
・コニカル
・フィリカ
・シュウメイギク
・ユキヤナギ
・キイチゴの葉っぱ
もりだくさん!!
最初にススキと木苺の葉っぱでベースをつくっていきます。まずは背の高いススキを真ん中付近に2本差し、バランスを見ながら木苺の葉っぱを左右前後に差し込みます。残りの草花のスペースを考えながら生けていきます。
高さやシルエット、配色など、全体のバランスを見ながら、一つひとつ丁寧に。
スプレーマムのように束になっているものは、バラして使いました。
前に配置したお花でうしろのお花が隠れないように気をつけて……、小さなスペースにたくさん差しますが、すべての素材がいきいきと見えるように細心の注意を払います。ドキドキ。だんだんと出来上がってきました。
アンスリウムの場所が決まらず、う〜んと悩む三林。先生のお手本をみても、花の形や大きさはそれぞれ異なるので、なかなか同じようにはいきません。
すかさず先生の登場です。「ここをこうして、このお花を少し傾けて……」。ほんの少し角度や高さを調整してもらっただけで、奥行きが出てグッと全体がまとまりました。「なるほど〜!」この変化には感動でした!
最後は全体のバランスをみながら整えていきます。奥行きを意識して、あまり横に広がりすぎないように……。
じゃ〜ん。開始してから約1時間後、アレンジが完成しました。とても分かりやすく説明をしていただけるので、初心者の方でも挑戦しやすいですよ。
ー フラワーレッスンはいかがでしたか?
スタッフ三林:「2〜3年ぶりに参加させていただきました!最初は感覚を忘れていましたが、少しずつ思い出してきてとても楽しかったです。お花に触れて、茎をハサミで切って、差して……っていうのは、クリエイティブな作業でありながら、なんだか瞑想のようなヒーリング効果があるなぁと感じました。また時間を見つけて挑戦したいです♪」
emofでは、お試しで小さめの生花のアレンジがつくれる「体験レッスン(¥3,000)」も開催されています。はじめて挑戦するという方は、こちらのコースがおすすめです。
▼レッスンの詳細・日程はこちらから
http://emof.info/lesson/
emofは今井さんの人柄が滲み出ているかのように、和やかであたたかなお店でした。帰り道に、お休みの日に、ふらっと立ち寄りたくなる。そんな花屋さんです。一輪でも生活を豊かにしてくれるという言葉の通り、今井さんのセンスで選ばれた植物たちは、きっとあなたの暮らしを豊かにしてくれます。
そしてもっと花を楽しみたいという方は、ぜひフラワーレッスンに挑戦してみてくださいね。カフェのようにすてきな空間で、草花に触れる。週末のリフレッシュとしてもおすすめです。