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”刃物のまち”として知られる岐阜県関市にある「フェザーミュージアム」。創業80有余年の歴史をもつフェザー安全剃刀が運営する、世界初の刃物総合博物館です。
「切る」をテーマに、お子さんから大人まで楽しみながら学べる体験型の施設です。
館内には約1万点以上の収蔵品があり、巨大ひげ剃り・シアター・ミュージアムショップなど、みどころ満載!入場無料なので、家族でのおでかけスポットとしてもおすすめですよ。
フェザーミュージアムにやってきました!名古屋からは車で1時間ほど。週末のおでかけにもぴったりな距離です。
巨大ひげ剃りがおでむかえ!
エントランスホール
エントランスは記念撮影が楽しめるコーナーになっています。
こちらは本物の約35倍の大きさの巨大ひげ剃り!
こちらもビッグサイズなメス。まるで小人になったかのような写真が撮れちゃいます。来場の記念にぜひ撮影してみてくださいね。
特にお子さんに人気なコーナーが「カベに映る絵を切ろう!」。身体の動きに合わせて、壁の絵がどんどん切れていきます。大人もついつい夢中になってしまうゲームです。
フェザーについて学ぼう(1階)
シアターで刃物について楽しく学ぼう!
まずはシアターへ。ひげ博士とフェザーちゃんが「切るのひみつ」をわかりやすく教えてくれます。
「切る」と一言でいってもさまざまな方法があります。
ハサミやパンチなどの「はさんで切る」。包丁やカッターなどの「押して切る」。カンナやひげ剃りのような「削って切る」。刃物がこんにも生活に欠かせないものなのだと、再認識しました。
フェザーの歴史がずらり「フェザー・ヒストリー」
続いては「フェザー・ヒストリー」へ。
フェザーは1932年7月に「関安全剃刃製造合資会社」として設立。こちらのコーナーでは、約80年のフェザーの歴史や製品が紹介されています。
先ほどご紹介した巨大ひげ剃りの実物がこちら。当時は両刃剃刀が主流でした。
何やらユニークなパネルを発見!
フェザーの男性社員さんたちは、会社でひげ剃りをするのだそう。刃物の会社ならではの習慣ですね。
1960年代にはメディカル業界にも進出。身体の部位や手術方法によってメスは使い分けられるので、さまざまな種類が必要になります。
その中でも特に注目していただきたいのが「替え刃式ミクロトーム」。
ミクロトームは、顕微鏡での観察に用いる試料を均一に切り取る器具のこと。1978年に発売されたフェザーの「替え刃式ミクロトーム」は、その後の病理・解剖の世界の主流となっています。
こうした刃物のおかげで、私たちの健康は守られているのですね。
時代を映す、話題になった広告物たち「広報展示」
続いては「広報展示」のコーナーへ。
例えばこちらのカミソリロボットは、中に人が入ってCMの撮影をしていたのだそう!
7年間フェザーのCMを務めたNMB48の衣装の展示も。この衣装を見たいと駆けつけるファンの方も多いそうですよ!
フェザーの片刃でつくられた、藤城清治さんの作品
館内の一角には、影絵作者の第一人者である藤城清治さんの作品が展示されていました。
なんと藤城さんの作品づくりには、フェザーの片刃が使用されているんです。カラーフィルターを手作業でカットしてつくられる作品は、とっても幻想的。
続いては2階へ行ってみましょう!
刃物についてもっと学ぼう(2階)
2階ではフェザーだけでなく、刃物の歴史や、切る仕組みが紹介されています。
最初のコーナーでは、3面マルチ映像で世の中にたくさんある“切る”を映像で紹介しています。お子さんもワクワクになること、間違いなし!
10の「切る」がテーマ
切るのはじまり、世界中の刃物、切るの道具など、「切る」をテーマに石器時代から現代までが紹介されています。どれもわかりやすい展示ばかりなので、お子さんでも楽しみながら学べます。
安全に体感しながら、刃物の切れる仕組みについて知れるコーナーも。
最後にあるクイズコーナーではしっかり学べたか復習ができます。4人まで同時に挑戦できるので、誰が1番正解できるか挑戦して見てくださいね!
人の命や生活を守る刃物「精密刃物展示」
「精密刃物展示」では、最新メディカル製品や産業用刃物を紹介。精密刃物が入った円筒のキューブをくるっと回すと、その精密刃物の映像が流れます。
収蔵点数1万以上!「収蔵展示」
「収蔵展示」は、収蔵点数1万以上と圧巻。刃物の歴史をじっくりと知ることができるコーナーです。
収蔵展示の前にあるモニターをタッチすれば解説が見られるのもポイント。
3Dトリックアートを見つけよう!
館内には、3箇所の3Dトリックアートが隠されています。どこに隠れているかはお楽しみ!
最後はミュージアムショップでお買い物
最後はミュージアムショップでお買い物!ここでしか手に入らないオリジナルグッズもありますよ。
刃物というと、包丁・カミソリ・ハサミなどのイメージしかありませんでしたが、こんなに私たちの生活に欠かせないものなのだと知ることができました。まさに、切っても切り離せない存在です。
「本当に入場無料で良いの?!」というくらいの見応えたっぷりでした。大人も子どもも楽しみながら刃物について学べる、フェザーミュージアム。ぜひ足を運んでみてくださいね。