【2025年7月・8月開催】愛知県の夏祭り特集!歴史や伝統にふれながら夏を満喫しよう

愛知
掲載日:2025.07.11
【2025年7月・8月開催】愛知県の夏祭り特集!歴史や伝統にふれながら夏を満喫しよう

夏は花火大会や地域で昔から受け継がれている祭事など、さまざまなお祭りがあります。屋台が出たりステージでイベントが行われたりすることもあり、街全体が活気に満ちる日です。地元で開催されるお祭り以外にも、今年は足を伸ばして見に行ってみてはいかがでしょうか。

この記事では、2025年7月・8月に愛知県内で開催されるお祭りをまとめました。

【豊橋市】豊橋祇園祭(7月18日〜20日)

吉田祇園祭は、豊橋市で江戸時代から「三州吉田の花火祭り」として伝えられてきた伝統のお祭りです。東三河最大の花火の祭典としても知られ、前夜祭を含めて3日間に及ぶ夏の一大風物詩となっています。

7月18日(金)の宵祭では、手筒花火の発祥の地である吉田神社の境内で手筒花火、大筒、乱玉が放揚されます。19日(土)の前夜祭は豊川の河畔で花火大会を開催。金魚花火、スターマイン、8号玉や川舞台花火など、約12,000発もの花火が夏の夜空を彩ります。

豊橋祇園祭
日程:7月18日(金)〜20日(日)
URL:https://www.toyohashigion.org/

【西尾市】西尾祇園祭(7月18日〜20日)


画像:西尾市観光協会
画像:西尾市観光協会

西尾祗園祭は、伊文神社が行っていた祭礼が起源とされています。その歴史は古く、約400年前から現在まで受け継がれてきました。メインとなるイベントは、西尾城内にある御劔(みつるぎ)八幡宮に神輿を渡御する「神輿渡御(みこしとぎょ)」。伊文神社神輿をはじめ肴町大名行列や天王町獅子舞などが街を練り歩く様子も圧巻です。

街を上げてのイベントでもあり、あちこちに点在する屋台村やダンス・バンド演奏が行われる「六万石フェス」、大道芸フェスなども同時開催。西尾の街が熱気と活気に包まれる3日間です。

西尾祇園祭
日程:7月18日(金)〜20日(日)
URL:https://nishio-gion.com/

【名古屋市】海の日名古屋みなと祭(7月21日)

名古屋港で毎年海の日に行われる「海の日名古屋みなと祭」は、1946年(昭和21年)に戦後の復興祭として始まった歴史があります。現在では名古屋の夏の風物詩として広く親しまれているイベントです。

打ち上げ花火の前には神楽揃えや音楽ステージ、総おどりなどのさまざまなイベントも開催されるほか、会場周辺には屋台もずらりと並び、昼間から多くの人で賑わいます。

海の日名古屋みなと祭
日程:7月21日(月・祝)
URL:https://nishio-gion.com/

【一宮市】おりもの感謝祭一宮七夕まつり(7月24日〜27日)

「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」は、織物の一大産地である一宮市で、1956(昭和31)年から始まった夏の一大イベントです。一宮市民の守り神として親しまれている真清田神社の境内に、煌びやかな七夕飾りが所狭しと飾られます。

七夕まつりでは、一宮特産の織物を奉納する「御衣奉献大行列」、「ワッショーいちのみや」、「コスプレパレード」、「盆踊り大会」などさまざまなイベントも開催。

一宮駅をはじめ、銀座通りや本町商店街にも色とりどりの七夕飾りが並び、夏の空を背景に、たくさんの七夕飾りがそよぎます。

おりもの感謝祭一宮七夕まつり
日程:7月24日(木)〜27日(日)
URL:https://www.138ss.com/tanabata/

【豊川市】国府夏まつり(7月25日~27日)


画像:豊川市観光協会
画像:豊川市観光協会

愛知県豊川市の大社神社で開催される「国府夏まつり」は、地元の4町内がそれぞれ山車を引いたり歌舞伎行列を行ったりする祭礼です。2日目には大社神社の境内で手筒花火のや乱玉・大筒の奉納が行われ、空高く拭き上げる火の柱は迫力満点!3日目には、音羽川の周辺で打ち上げ煙火・川煙火も行われます。

国府夏まつりでは、特に歌舞伎行列が人気です。「石川五右衛門」「日浪五人男」「おかる勘平」「弁慶」などの衣装を身に纏った青年たちが街を練り歩きます。行列の中心は花魁道中で、美しい衣装の花魁と先導・付け人4人の計5人が歩く様子も見られます。

国府夏まつり
日程:7月25日(金)〜27日(日)
URL:https://www.toyokawa-map.net/event/000043.html

【半田市】衣浦みなとまつり花火大会(7月26日)

知多半島と西三河地区に囲まれた衣浦港は、5市3町(半田市・碧南市・刈谷市・西尾市・高浜市・東浦町・美浜町・武豊町)にまたがっている珍しい港です。衣浦みなとまつり花火大会は、衣浦港の振興・発展のために半田市・碧南市・武豊町が順番に開催しています。

2025年は半田市が主催。半田緑地公園内を半田会場となり、キッチンカーや屋台も集まる予定です。

衣浦みなとまつり花火大会
日程:7月26日(土)
URL:https://www.city.handa.lg.jp/machi/toshi/1003360/1009948.html

【豊田市】豊田おいでんまつり(7月26日・27日)


画像:豊田市
画像:豊田市

画像:豊田市

豊田市で開催される「おいでんまつり」は、今年で57回目を迎える一大イベントです。5月末〜7月初旬にかけての「マイタウンおいでん」、7月26日の「おいでん総踊り」、翌27日の花火大会という3部構成になっています。

おいでん総踊りは、豊田市駅の東側一体で行われます。「OIDEN」の曲に合わせて、踊り連たちが踊り歩く楽しいイベントです。総踊りのほかにもさまざまなイベントが行われるため、豊田市駅周辺は多くの人で賑わいます。

そして、おいでんまつりのフィナーレを飾るのは、東海地区最大級の規模と言われる花火大会です。音楽とシンクロするメロディ花火や、ナイアガラ大瀑布など、全国の有名な花火師たちによる演出が豊田の夜空を彩ります。豊田で受け継がれる手筒花火など地域色のある演出も必見です。

豊田おいでんまつり
日程:7月26日(土)・27日(日)
URL:https://www.oidenmaturi.com/

【津島市】尾張津島天王祭(7月26日・27日)

毎年7月の第4土曜日と翌日曜日に津島市で開催される「尾張津島天王祭」は、津島神社の祭礼として600年近くもの歴史があるお祭りです。
一日目の宵祭では、屋台の上に500個以上の提灯を掲げた5艘の巻藁船(提灯船)が天王川へ漕ぎ出します。いくつもの提灯と水面に揺らめく光は幽艶な美しさを放ち、荘厳な景色に魅了されるでしょう。

翌日の朝祭では、津島の6艘の車楽舟(だんじりぶね)が出ます。

尾張津島天王祭の車楽舟行事は、国の無形民族文化財に指定されているほか、ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。さらに、日本三大川祭りの一つにも挙げられ、全国の夏祭りの中で最も華麗だとの声もあります。

尾張津島天王祭
日程:7月26日(土)・27日(日)
URL:https://www.city.tsushima.lg.jp/shokai/matsurikyoudo/tennnoumaturi/index.html

【蒲郡市】蒲郡まつり(7月26・27日)


画像:蒲郡市

画像:蒲郡市

蒲郡まつりは、1983年(昭和58年)から始まったお祭りです。「市民の手づくりによる市民総参加のまつり」をテーマに、毎年2日間にわたってステージショーや市民パフォーマンス、ゆかたファッションショー、ミュージカル、物販&飲食ブースなどさまざまな催しが行われます。

見どころは、お祭りを締めくくる「納涼花火大会」。今年は音楽と花火が融合するミュージックスターマイン、海面を活かした水上スターマインなど、魅力的なプログラムが用意されています。

また、一発一発の花火の大きさにこだわっているのも蒲郡まつりの特徴。1番大きな花火は「正三尺玉」で、太平洋岸最大級のスケールです。花火が開いたときの直径は650mにもなり、スカイツリーを超える大きさ。お腹に響く音と大迫力の花火を、目の前で楽しめます。

蒲郡まつり
日程:7月26日(土)・27日(日)※納涼花火大会は27日の19:30~21:00
URL:https://gamagorimatsuri.com/

【刈谷市】刈谷万燈祭り(7月26日・27日)


画像:刈谷市観光協会

画像:刈谷市観光協会

刈谷市の万燈祭(まんどまつり)は、愛知県の無形民俗文化財に指定されていて、240年以上の歴史を誇る伝統的な祭りです。秋葉神社の祭礼で、五穀豊穣・火難防除・町内安全を祈願する祭りであり、「天下の奇祭」とも呼ばれています。

竹と和紙で作られる万燈は、高さ約5m、幅約3m、重さ約60kgにもなる大きな張子人形。これを若衆が一人で担ぎ、笛や太鼓のお囃子に合わせて踊ります。

初日を新楽、2日目を本楽と呼び、新楽は市内を練り歩き、本楽は秋葉社境内で舞が奉納されます。


刈谷万燈祭り
日程:7月26日(土)・27日(日)
URL:https://www.city.kariya.lg.jp/kankobunka/1008694/1010970.html

【安城市】安城七夕まつり(8月1日〜3日)

安城七夕まつりは、1954年(昭和29年)に、街の商工業の活性化を図ろうと始まった「市民発信のまつり」です。その後も夏の一大イベントとして歴史を重ね、「日本三大七夕」の一つとして全国的に知られるようになりました。

現在は「願いごと、日本一。」をテーマとし、趣深い竹飾りや無数の願いごと短冊、幻想的なキャンドルなど、安城市ならではの魅力が詰まったお祭りへと変化を遂げています。特に約2kmにおよぶ竹飾りの通りは、日本一長いと言われるスケールと言われる必見スポットです。

お祭りの期間中は、プロジェクションマッピングや打ち水大作戦、飾り作り体験コーナー、安城グルメの屋台など、たくさんの催しも行われます。

安城七夕まつり
日程:8月1日(金)〜3日(日)
URL:https://anjo-tanabata.jp/

【みよし市】三好池まつり(8月2日)

みよし市の三好池で行われる「三好池まつり」は、1989年(平成元年)から続くお祭りです。三好池は木曽川の水を引いてつくられ、これにより地域の田畑が潤いました。その後、水の恵みに感謝して山型の提灯を飾った祈願船を池に浮かべて奉る「大御饌調進祭(おおみけちょうしんさい)」が行われるようになり、これが三好池祭りの起源となっています。

三好池祭りでは、401個の提灯を灯した7艘の提灯船が夜の池に浮かび、池の中央ではたくさんの花火が打ち上がります。水面に映る花火や水中スターマインなど、幽玄風景が一面に広がる一大イベントです。

さらに、「商工会夏まつり」も同時開催され、会場には屋台やキッチンカーが集まり、グルメも楽しめます。

三好池まつり
日程:8月2日(土)
URL:https://www.city.aichi-miyoshi.lg.jp/soshiki/shiminkeizai/sangyo/kankou/117.html

【岡崎市】岡崎城下家康公夏まつり(8月2日)

岡崎城下家康公夏まつりは、7〜9月にかけて市内各地で行われるさまざまな夏祭りの総称で、夏の岡崎の一大イベントです。そのなかでも、8月の第一土曜日に行われる花火大会は、特に多くの注目を集めています。

岡崎の花火大会は、菅生川鉾船を浮かべる花火まつりとして江戸時代から続く「菅生神社の祭礼」が元になっており、1948年(昭和23年)から「岡崎城下家康公夏まつり」の花火大会との合同開催となりました。

岡崎の伝統産業「三河花火」の継承と支援を目的に、仕掛花火や手筒花火、金魚花火、スターマインなど、美しい花火が次々と披露されます。

岡崎城下家康公夏まつり
日程:8月2日(土)
URL:http://www.okazakimatsuri.jp/Summer/index.html

【名古屋市】名古屋城夏まつり(8月9日〜17日)


提供:名古屋城総合事務所

提供:名古屋城総合事務所

「名古屋城夏まつり」は、さまざまなイベントが催される夏の恒例イベントです。ライトアップされた天守閣を見ながらみんなで踊る「大盆踊り大会」をはじめ、縁日や飲食ブース、各種ステージイベントなど、魅力あふれる催しが用意されています。

名古屋城は通常17時で閉園しますが、祭りの期間だけは21時(最終入場20時30分)まで延長。いつもは見られない夜の名古屋城を間近で見られたり、場内の雰囲気を楽しめたりするのも魅力です。

大勢で櫓を囲んで踊る「大盆踊り大会」では、名古屋市ならではの曲や歌謡曲を盆踊りバージョンにアレンジしたものも流れます。振り付けが分からなくてもその場で覚えられるので、誰でも楽しめるでしょう。

名古屋城夏祭り
日程:8月9日(土)~8月17日(日)
URL:https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/fes2024-2025/summer/

【刈谷市】刈谷わんさか祭り(8月16日)


画像:刈谷市観光協会

「刈谷わんさか祭り」は、例年10万人ほどの来場者が訪れるという、刈谷市最大級のイベントです。会場は刈谷市総合運動公園で、当日は子どもから大人まで楽しめるステージショーや体験型アトラクションなどたくさんの催しがあるほか、数々のグルメも楽しめます。

そして、イベントのラストには数多くの色鮮やかな花火が夜空を彩る「花火大会」も。今年は市制施行75周年記念のドローンショーも行われるため、特別な夜になるでしょう。

刈谷わんさか祭り
日程:8月16日(土)
URL:https://www.kariya-guide.com/festival/000030.html

【西尾市】三河一色大提灯まつり(8月23日・24日)


画像:西尾市観光協会
画像:西尾市観光協会

西尾市の三河一色諏訪神社で行われる「三河一色大提灯まつり」は、450年以上の歴史を持つお祭りです。全長6〜10mにもなる巨大な提灯は愛知県の有形民俗文化財にも指定されています。境内には巨大な提灯6組12張が並び、神話や歴史などの時代絵巻が描かれた提灯が夜空に浮かび上がる様子は幻想的です。

三河一色大提灯まつり
日程:8月23日(土)・24日(日)
URL:https://www.katch.ne.jp/~suwa-jinja/ojouchin.html

【豊川市】とよかわ輝まつり(8月23日)


画像:豊川市観光協会

画像:豊川市観光協会

「とよかわ輝まつり」は、2019年に終了した「豊川手筒まつり」に代わる新しい夏祭りとして、2024年に初開催されたイベントです。豊川公園内しばふ広場を会場に、バリエーション豊かなグルメ・縁日ブースやライブパフォーマンスなど、子どもから大人までみんなが楽しめる催しが開催されます。

夜には東三河の伝統・手筒花火に加え、花火×光×音楽のエンターテインメントショー「ミュージック花火」も楽しめる、充実のイベントです。

とよかわ輝まつり
日程:8月23日(土)
URL:https://www.toyokawa-map.net/special/kagayakimatsuri2025/

 

伝統的な祭りや花火、イベントで愛知の夏を満喫しよう!

7〜8月にかけて、愛知県内の各地域ではさまざまなお祭りが開催されます。

古くから伝わる伝統ある祭事や夜空を彩る打ち上げ花火、グルメやライブが楽しめるイベントなど、魅力的なものばかり。ぜひ、夏のお出かけの参考にしてくださいね。

愛知県名古屋市在住。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経てフリーランスへ。金融やSDGs、ファッションなど幅広いジャンルのメディアで編集経験を積む。現在はグルメ・トラベルを中心に取材や執筆を行う。

趣味は旅行、読書、お酒。国内旅行が好きで47都道府県を制覇し、現在は2周目を満喫中。自身でもお酒に関するメディアを運用し、365日文章にふれる生活を送っている。


https://twitter.com/izunoumi_110

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