岡崎のインテリアショップ「FILT.」が、六供町に移転オープン。インテリアの伝え手として、店主・反端さんが伝えていきたいものとは。
目次
FILT.のおすすめの
「暮らしを豊かにしてくれるもの」
ここからは、FILT.のアイテムをピックアップしてご紹介していきます。
職人の技術から生まれた、オリジナルのアームチェア「leaf」
まずは、先ほども登場したアームチェア「leaf」。アームを正面から見ると葉のような形になっているのが、名前の由来。日本の小柄な女性でも座りやすいコンパクトな椅子です。
実際に座ってみると、背もたれが腰の位置にすっとフィットし姿勢よく座れます。また、ゆったりと座っても背もたれが当たることなく、くつろぐことができます。食事シーンでも、リラックスシーンでも、心地よい座り心地を提供してくれます。
海外のチェアはサイズが大きすぎて……という方には、ぜひ試していただきたいチェアです。
座面の籐も手仕事で仕上げています。細部まで収まりが美しく、思わず惚れぼれ。ブラックタイプもあるので、お部屋の雰囲気に合わせてくださいね。
人と人とのつながりで誕生した、客室用につくられたランプ
岡崎市にオープンしたマイクロホテル「Okazaki Micro Hotel ANGLE」の客室用につくられたランプ。
台座は木工職人さん、真鍮の支柱の部分は金属の職人さんがつくられています。人と人をつなぐことを大切しているANGLEの想いを形にしたランプです。どちらも経年変化が味わえる素材。シンプルながらも、お部屋にそっとあたたかみをプラスしてくれるデザインです。
台座にはケヤキを使用。愛知県知立市の杉浦太鼓店さんから譲り受けたものなのだとか。太鼓は大きな丸太をくり貫いて製作されます。そのくり抜いた端材が、新たなプロダクトとして生まれ変わりました。木工職人・金属職人・太鼓店、さまざまな人のつながりで誕生したランプです。
間伐材を活用した、木のブロック
シンプルな家具の中で、ひときわ目を引く木のブロック。実はこちらも商品なんです。
岡崎市額田町で林業をされている方と話された際、間伐材が活用されずに余ってしまっていること、林業の現状を知り何か力になりたいと考えた反端さん。丸太をきれいに切り出し、木のブロックとして販売することに。
木本来の風合いや経年変化を楽しみながら、お部屋のアクセントになってくれる存在です。現在テスト販売中とのことですが、店舗の什器として人気なのだとか。
ジャンヌレの名作チェア「PH29chair」
建築家・ピエール・ジャンヌレが手がけた名作チェア「PH29chair」。インドの「チャンディーガル都市計画」のためにデザインされた、知る人ぞ知るチェアです。
当時のオリジナル図面をもとにインドの工房のファントム・ハンズが忠実に復刻。東海地区で取り扱っているのは、FILT.だけ。ヴィンテージ家具としてもとても人気が高く、1脚あるだけでお部屋の空気感をガラッと良質にしてくれる。そんな魅力のあるチェアです。
FILT.では、この他にも北欧家具や名作家具を多く扱っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
FILT.の空気感はそのままに、デザイナーとして新たなステップに挑戦されている反端さん。今後のFILT.からも目が離せません。