スタジオジブリ作品の世界を表現した「ジブリパーク」内にある「青春の丘」。
『耳をすませば』の物語の舞台のひとつである「地球屋」と「ロータリー広場」、『猫の恩返し』に登場した「猫の事務所」、そして誰でも利用できる「エレベーター塔」から構成されるエリアです。
今回は「青春の丘」の楽しみ方をお届けします。
目次
「青春の丘」へのアクセスは?
ジブリパークは「愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)」内にあります。
リニモ「愛・地球博公園駅」から「青春の丘」へは、メインゲートを通り、エレベーター塔へ向かいます。ちなみに青春の丘にはロッカーがないため、北口案内所のロッカー・クロークに預けましょう。(ロッカーは西口案内所にも有)
誰でも利用できる「エレベーター塔」
ジブリパークのシンボル的な存在の「エレベーター塔」。ジブリパークのチケットがなくても誰でも利用することができます。
『天空の城ラピュタ』『ハウルの動く城』の世界を彷彿とさせる、19世紀末の空想科学をイメージしたデザインが魅力的。
街灯のデザインもジブリパークの雰囲気にぴったり!
夕暮れどきになると、照明が付き、幻想的な空間になります。
遠くから見ても駅のある方向がわかるよう、灯台の役割も担っているのだとか。ジブリパーク内で迷ったときには、エレベーター塔を探してみてくださいね。
『耳をすませば』に登場する
「ロータリー広場」
受付でチケットを提示して、いざ「青春の丘」エリアへ!
『耳をすませば』の主人公・月島雫が猫のムーンに導かれ、偶然たどりついた場所がリアルに再現されています。
ロータリー広場には電話ボックスや町内掲示板などもあり、映画が公開された1990年代中頃の雰囲気を感じます。
公衆電話で話してみよう!
ロータリー内にある電話ボックス。受話器を取ると、猫とおしゃべりができるんです!音声は複数パターンあるので、どんな音が聞こえてくるかはお楽しみ。
バス停には仕掛けがいっぱい!
バス停には仕掛けがいっぱい!バス停の行き先や発車時刻にも注目してみてください。
ベンチ横の壁には、こんな落書きも発見しましたよ!
『耳をすませば』に登場する
不思議なお店「地球屋」へ
では、いよいよ「地球屋」へ!
『耳をすませば』で主人公・月島雫が偶然たどりついた、アンティーク家具や時計の修理・販売を行う店「地球屋」。ドイツから戻った天沢聖司のおじいさん・西司郎が60年代に立てたという想定の建物です。
2階には、アンティーク家具やからくり時計などが部屋の隅々まで置かれています。1階には天沢聖司が見習いとしてバイオリン制作を学んでいた工房も。もちろんバロンにも出会えますよ!
内部は撮影NGなので、外観のみご紹介していきます。
筆跡まで忠実に再現されたケヤキの看板。劇中と同じく「西 司郎」の文字も。
雫がムーンとしゃがみ込んでいた場所。
聖司の自転車も置いてあります。寒い時期には聖司のジャンパーも置かれており、羽織ってもOKなのだとか!
おじいさんが小説を読み終えるのを雫が待っていた場所。ぜひ雫と同じポーズで撮影してみてくださいね。
『猫の恩返し』に登場した「猫の事務所」
『猫の恩返し』で主人公の女子高生・ハルが不思議な声に導かれて訪れた「猫の事務所」。窓や扉などの建具、フローリングの床材まで、すべて人間の1/3サイズの猫サイズでつくられています。
窓から中を覗いてみましょう!
建物内には、ソファでくつろぐムタとバロンの姿が!のぞく窓によって見える景色が異なるので、色々な角度からのぞいてみてくださいね。
細部にもご注目!映画にも登場したさまざまなアイテムが再現されています。
バロンの恋人ルイーゼの肖像画や写真も大切に飾られています。
ポストから手紙を出してみよう!
「青春の丘」エリアには本物のポストがあり、手紙を出すことができるんです!
地球屋内でポストカードと切手の販売もしており、手紙を書くスペースもありますよ。切手シートの販売のみのため、切手は持参がおすすめ。
後日、特別な記念小型印(期間限定)が押されたポストカードが届きました。うれしいサプライズになること間違いなし!
チケットなしでも楽しめるエリア
地球屋の建物裏側は、チケットがなくても見ることができるんです。
斜面を利用して建てられているので、正面から見ると2階建て、裏から見ると3階建てという不思議なつくりになっています。
さらに地球屋の真下には実は洞窟があるんです!
雫の夢に登場した洞窟が再現され、壁の原石は美しく光ります。(原石が光るのは、ジブリパーク有料エリアの営業時間中のみのためご注意を)
▼チケットなしでも楽しめる!ジブリパークの無料エリアまとめ
今回は「ジブリパーク」内の「青春の丘」の楽しみ方をお届けしました。
建物内の撮影はNGですが、その分じっくりと映画の世界を堪能できます。特に劇中に登場する機械仕掛けのからくり時計が実際に動いている様子は、感動すること間違いなし。時計の長針が30分と00分を指した時に、ドワーフたちが動きはじめます。
所要時間はじっくり見ても1〜1.5時間ほどなので、他のエリアと合わせて訪れてみてくださいね。
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