愛知県・長久手市「愛・地球博記念公園内(モリコロパーク)」内にある「ジブリパーク」。オープン以来、世界中が大注目する大人気の施設です。ジブリパークはチケット完全予約制のため「希望の日にチケットが取れない」という方も多いのではないでしょうか。
「ジブリパークに行きたいのに、チケットが取れなかった!」という方や、「気軽に雰囲気だけでも味わいたい!」という方に朗報です。実は、チケットがなくてもジブリの世界観に触れられる場所があるのをご存知でしたか? パークの舞台である「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」には、無料で楽しめるジブリの魅力が散りばめられています。
今回は、チケットなしでも楽しめるジブリパークの無料エリアをご紹介します。
目次
ジブリパークとは?
ジブリパークは、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に作られた、スタジオジブリの世界を体感できるテーマパークです。森と自然環境と相談しながら整備されており、映画に登場する建物や風景を忠実に再現。訪れる人は、まるで映画の主人公になったかのように作品の世界に入り込むことができます。
パーク内は、スタジオジブリの名作の世界観をテーマにした5つのエリアで構成されており、それぞれ異なる魅力があります。
5つのエリア
青春の丘
『耳をすませば』の「地球屋」や、『猫の恩返し』の「猫の事務所」など、複数の作品の要素が融合したエリアです。映画の世界観を歩きながら楽しめるスポットで、細部までこだわった建物や装飾が見どころです。
ジブリの大倉庫
広大な屋内施設で、映像展示や企画展示、ショップやカフェなどが集結。ジブリ作品の貴重な資料や遊び心あふれる仕掛けが詰まっており、雨の日でも楽しめます。
どんどこ森
『となりのトトロ』の世界を再現したエリアで、サツキとメイの家を中心に、自然の中で遊べるアスレチックや休憩スポットがあります。猫の城遊具など、子どもも大人も楽しめる遊び場も充実しています。
もののけの里
『もののけ姫』の世界観を再現したエリア。エミシの村や里山の風景が広がり、自然の中でジブリの物語に入り込めるエリアです。
魔女の谷
『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』など、魔法をテーマにした作品の世界を再現。建物や遊具、仕掛けの一つひとつに魔法のような演出が施されています。
ジブリパークへのアクセス
ジブリパークがあるのは、「愛・地球博記念公園」です。地下鉄東山線・藤が丘駅からリニモに乗り換え、「愛・地球博記念公園」駅すぐの場所にあります。
名古屋駅から
電車(約50分)
地下鉄東山線→藤が丘駅→リニモ→愛・地球博記念公園駅高速バス(直行40分/経由便1時間)
名鉄バスセンター→愛・地球博記念公園
【無料エリア①】エレベーター塔(青春の丘エリア)

エレベーター塔
公園の北口ゲートをくぐると、まず目に飛び込んでくるのがこの「エレベーター塔」。『天空の城ラピタ』や『ハウルの動く城』を彷彿とさせる、19世紀末の空想科学的なデザインが特徴です。誰でも無料で利用でき、塔の上からは公園を一望できます。夕暮れ時にライトアップされれば、その姿はさらに幻想的に。ジブリパークへの冒険はここからはじまります。
夕暮れどきになると、照明が付き、幻想的な空間になります。
外灯の雰囲気もとってもいい感じです。
地球屋(青春の丘エリア)

「地球屋」外観
エレベーター塔を降りて少し歩くと、『耳をすませば』に登場する「地球屋」が見えてきます。チケットがないと建物の中には入れませんが、柵の外から眺めるだけでも、雫がムーンに導かれてたどり着いた、あのロータリーの風景が目の前に。心が踊ること間違いなしです。
近くにあるトイレまでジブリらしいデザインなので、ぜひチェックしてみてください。
<隠れスポット?>
「地球屋」の真下には、実は小さな洞窟が…!中に何があるかは、訪れてみてのお楽しみです。
ジブリの大倉庫エリア

「ジブリの大倉庫」入り口
ジブリの魅力がぎゅっと詰まったメインエリア「ジブリの大倉庫」。カラフルなタイルで彩られた外観は、外から眺めるだけでも圧巻の存在感。中から聞こえてくる楽しそうな声に、思わず想像が膨らみます。
ジブリパーク稲楼門(とうろうもん)

稲楼門
「どんどこ森」へと続く道に現れる、不思議な世界への入口「稲楼門」。『千と千尋の神隠し』の油屋を思わせるこの門の周りには、映画に登場する石人(せきじん)のオブジェも置かれ、独特の雰囲気を醸し出しています。絶好のフォトスポットなので、ぜひ記念に一枚撮ってみてはいかがでしょう。

石人(せきじん)のオブジェ
稲楼門の風景に合った造形物として、映画『千と千尋の神隠し』に登場する石人(せきじん)のオブジェを設置し、周囲には使い古した石灯籠(いしどうろう)や手水鉢(ちょうずばち)を配置することで、映画のような雰囲気をもった広場になっています。
こちらも無料で自由に撮影できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
公園全体が宝探し!「ジブリの忘れもの」ベンチ
モリコロパーク内に点在するのが、ジブリキャラクターの「忘れもの」をモチーフにした15基のベンチ。これはすべて無料で探して座ることができます。
今回はいくつかご紹介します。こちらは、『耳をすませば』の雫が麦わら帽子と本を忘れていますね。
『コクリコ坂から』の学生帽と学生鞄。風間俊さんの忘れ物でしょうか?
『天空の城ラピュタ』パズーがなんと、大事なゴーグルを忘れていますね。
おっと、大変です!『紅の豚』ポルコが賞金稼ぎで貯めたドル袋を忘れています。忘れ物のレベルがちがいますね。園内には、全15種類のベンチオブジェがあるので、全コンプリート目指して写真を撮ってみてくださいね。
休憩にぴったり!「どんどこ処」

「どんどこ処」外観
サツキとメイの家がある「どんどこ森」エリアには、「どんどこ処」という売店があります。ラムネや飲み物も売っており、ジブリパークのお土産も一部購入できちゃうんです!
トイレや自動販売機もあるので、散策の途中で休憩ができます。
雨の日は傘も売ってますよ。
『猫の恩返し』をモチーフにした「猫の城遊具」
映画『猫の恩返し』の「猫王の城」をモチーフにした大型遊具エリア。すべり台やターザンロープなどがあり、子どもたちが夢中になれる空間です。
小学生以下のお子様は無料で利用できるのが嬉しいポイント!(※中学生以上は有料。詳細は公式サイトをご確認ください)
エリア内にはベンチも多いので、大人は休憩しながらお子さんを見守れます。
エリア中央にあるのが、猫王の城をモチーフにした城。城の内部にある猫王の椅子は記念撮影にぴったり!
映画のラストシーンを再現した高さ9メートルのタワーは、麓が迷路になっています。ここにも魚や猫のモチーフが!
エリア奥には15mと20mの2基のターザンロープがあります。柱の上にいるのは、カラスのトトでしょうか?
ちなみにエリア内にはベンチも点在しているので、休憩したり遊んでいるお子さんをゆっくりと見守れますよ。
ロタンダ 風ヶ丘(公園北口)カフェテリア

「ロタンダ 風ヶ丘」外観
歩き疲れたら、無料エリアにある「ロタンダ風ヶ丘」のカフェテリアで休憩をしましょう。公園の北口にある「ロタンダ風ヶ丘」は、「飲食」と「お土産」2つのショップが並んでいます。
場所は、「愛・地球博記念公園」駅を降りて、エレベーター塔に向かう途中です。
店内は、和モダンのお洒落な内装です。おにぎりをメインにした和カフェのため、11種類のおにぎりがいただけます。
テイクアウトもできるので、公園でピクニックしながらいただくのもおすすめです。
中でもおすすめなのが、ジブリパークの制作を指揮する宮崎吾朗監督イチオシの「ナポリタン」おにぎり。中には、本当にナポリタンが入っているんです。
歩き疲れた体を癒すあんみつや西尾市の抹茶を使ったラテなどの甘味も楽しめますよ。
ジブリグッズがそろう!ロタンダ風ヶ丘北口売店

ロタンダ風ヶ丘北口売店
カフェテリアの横にある売店では、公園で遊べるおもちゃやオリジナルグッズ、世界の駄菓子、ここだけのジブリグッズなど、幅広い商品を取りそろえています。
ジブリ作品に登場するキャラクターがかぶっている麦わら帽子はここだけのおすすめグッズ!
『魔女の宅急便』ウルスラ、『耳をすませば』月島雫、『ハウルの動く城』ソフィ
『となりのトトロ』メイちゃんなど、さまざまな作品の帽子があるので、チェックしてみてくださいね。
ほかにも、飛行石のシャボン玉や、紅の豚の紙飛行機など、魅力的なグッズが勢ぞろい!
お帰りの際は、ジブリグッズもチェックしてみてください。
今回は無料で楽しめるジブリパークをご紹介しました!
「小さなお子さん連れの方」「雰囲気だけでも楽しみたい!」「お土産やグッズだけでも!」という方なら、無料エリアだけでも十分楽しめると思います。
ぜひ週末のおでかけに訪れてみてください。
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